| 三浦 皇成 | |
|---|---|
奥の細道特別優勝時(2025年4月20日) | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | |
| 出身地 | 東京都練馬区[1] |
| 生年月日 | (1989-12-19)1989年12月19日(35歳)[2] |
| 身長 | 167cm[2] |
| 体重 | 50kg[2] |
| 血液型 | O型[2] |
| 騎手情報 | |
| 所属団体 | JRA |
| 所属厩舎 | 美浦・河野通文(2008.3.1 - 2009.10.30) 美浦・フリー(2009.10.31 - 2012.2.29) 美浦・鹿戸雄一(2012.3.1 - )[3] |
| 初免許年 | 2008年 |
| 免許区分 | 平地[4] |
| 重賞勝利 | 28勝(中央23勝、地方5勝) |
| G1級勝利 | 4勝(中央1勝、地方3勝) スプリンターズステークス(2025年) 全日本2歳優駿(2014年) JBCスプリント(2022年) 東京ダービー(2024年) |
| 通算勝利 | 12513戦1121勝(中央) 181戦178勝(地方) |
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三浦 皇成(みうら こうせい、1989年12月19日 - )は日本中央競馬会所属の騎手。
5歳の時、大井競馬場で騎手の格好をしてポニーに乗るイベントに参加したことがきっかけで騎手を目指す。小学1年生になると剣道を習いはじめ(二段[5])、小学4年生からは体が硬いため器械体操も習っていた[6][7]。
2008年度JRA騎手免許試験に合格し、同年3月1日付で騎手免許交付。同年の新規騎手免許試験合格者は三浦のほか、同期生の伊藤工真と大江原圭、地方競馬からの内田博幸と鷹野宏史がいる[8]。
同年3月1日の中山競馬第1競走でモエレロングランに騎乗し、中央競馬初騎乗(6着)。同日の中山競馬第10競走(潮来特別)で初勝利[9]。8月10日に行われた第40回函館2歳ステークスでフィフスペトルに騎乗して優勝し、デビュー5ヶ月目で重賞初勝利[10]。9月21日の札幌競馬第8競走を勝利して通算59勝とし、1960年の加賀武見(58勝)を抜き、新人の年間勝利数で歴代2位となった[11]。9月28日に騎乗機会8連続連対を達成[12]。
10月5日に行われたスプリンターズステークスでGI初騎乗(14着)[13]。10月11日の東京競馬場第2競走でマイネルクロッシュに騎乗してデビューからの騎乗回数が555回となり、武豊が持っていた新人騎手年間最多騎乗回数(554回)を更新[14]。さらに同日のペルセウスステークスでバンブーエールに騎乗して勝利し、武豊の持つ新人年間最多勝記録(69勝)に並んだ[15]。10月25日の福島競馬場第1競走2歳未勝利(芝1200m)でアドバンスヘイローに騎乗して70勝目をあげ、新人年間最多勝記録を更新した[1]。
2009年2月7日の東京競馬場第4競走で1着となり、JRA通算100勝を達成[16]。同年9月12日、英国のフォスラス競馬場で行われたTOTESPORT.COMハンデキャップでロイヤルダイヤモンドに騎乗して優勝し、海外初騎乗を勝利で飾った[17]。同年10月30日には河野厩舎を離れ、フリーに転向[18]。
2010年1月11日の中山競馬第4競走でノボプロジェクトに騎乗した際に斜行、9頭が落馬する事故を招き開催4日間の騎乗停止処分を受ける。同年9月25日、札幌競馬第1競走でリアライズノユメに騎乗し1着となり、現役では56人目となるJRA通算200勝を達成[19]。
2011年9月25日、タレントのほしのあきと結婚したことを発表した[20][21]。
2012年3月4日の中山競馬第5競走、ミッキーナチュラルで1着となり、JRA通算300勝達成。
2013年8月24日の函館競馬第10競走、マウイノカオイで1着となり、JRA通算400勝達成。
2014年11月6日にディアドムスで北海道2歳優駿を勝つ[22]と、12月17日には同じくディアドムスに騎乗して全日本2歳優駿を勝ち、JpnI(統一GI)[注 1]初勝利[23][24][30]。
2015年2月21日の東京競馬第12競走、サトノアルバトロスで1着となり、JRA通算500勝達成。
2016年8月14日、札幌競馬場の第7競走で、騎乗していたモンドクラフトが故障(左第1指関節開放性脱臼)を発症して転倒し、三浦は地面に投げ出されて負傷した[31]。肋骨9本および骨盤の骨折に加えて肺と副腎も損傷するという重傷で[32]、以降は長期にわたり休業となった。
およそ1年の休業を経て、2017年8月12日の札幌競馬場でレースに復帰し、この日2勝を挙げた[33]。
2019年12月15日の中山競馬場の第2競走で自身初のJRA年間100勝を達成[34]。最終的に102勝まで勝利数を伸ばした。
2020年1月5日の中山競馬場第7競走にて他馬と接触し落馬、負傷[35][36]。
2021年8月22日の新潟競馬場第9競走でステラダイヤに騎乗し、史上44人目のJRA通算10000回騎乗を達成した[37]。なお、デビューから「13年5ヶ月22日」、年齢は「31歳8ヶ月4日」での達成であり、これは北村宏司の記録を抜いて史上最速および史上最年少となった[37][注 2]。
2023年6月24日、東京5Rでヴェロキラプトルに騎乗して1着となり、史上42人目、現役22人目となるJRA通算1000勝を1万1151戦目で達成[38]。同年5月13日の東京3Rウォルラスの勝利で王手をかけてから71戦目での達成であった[39]。
2025年5月17日、東京10Rでアンジュフィールドに騎乗して1着となり、史上39人目、現役では19人目となるJRA通算1100勝を1万2302戦目で達成した[40]。9月28日のスプリンターズステークスで所属する鹿戸厩舎の管理馬である11番人気ウインカーネリアンに騎乗して優勝(JRA通算1121勝目)。デビューから18年、127回目の騎乗にしてJRA・GI初制覇を達成した[41]。なおGI初騎乗もスプリンターズステークスであった。さらにこの勝利で2013年から13年連続のJRA重賞勝利となった[42]。
太字はGI・JpnI競走を示す
| 日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初騎乗 | 2008年3月1日 | 2回中山1日目1R | 3歳未勝利 | モエレロングラン | 16頭 | 3 | 6着 |
| 初勝利 | 2008年3月1日 | 2回中山1日目10R | 潮来特別 | フェニコーン | 13頭 | 6 | 1着 |
| 重賞初騎乗 | 2008年3月16日 | 2回中山6日11R | 中山牝馬ステークス | マルノマンハッタン | 16頭 | 16 | 16着 |
| 重賞初勝利 | 2008年8月10日 | 2回函館8日9R | 函館2歳ステークス | フィフスペトル | 15頭 | 2 | 1着 |
| GI初騎乗 | 2008年10月5日 | 4回中山8日11R | スプリンターズステークス | プレミアムボックス | 16頭 | 10 | 14着 |
| GI/JpnI初勝利 | 2014年12月17日 | 10回川崎3日11R | 全日本2歳優駿 | ディアドムス | 14頭 | 3 | 1着 |
| JRA・GI初勝利 | 2025年9月28日 | 4回中山9日目11R | スプリンターズステークス | ウインカーネリアン | 16頭 | 11 | 1着 |
| 年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | 91 | 74 | 58 | 783 | .116 | .211 | .285 |
| 2009年 | 78 | 80 | 86 | 858 | .091 | .184 | .284 |
| 2010年 | 46 | 51 | 53 | 643 | .072 | .151 | .233 |
| 2011年 | 67 | 63 | 64 | 843 | .079 | .154 | .230 |
| 2012年 | 77 | 89 | 80 | 923 | .083 | .180 | .267 |
| 2013年 | 63 | 67 | 61 | 831 | .076 | .156 | .230 |
| 2014年 | 73 | 76 | 67 | 779 | .094 | .191 | .277 |
| 2015年 | 64 | 78 | 74 | 742 | .086 | .191 | .291 |
| 2016年 | 32 | 33 | 27 | 420 | .087 | .155 | .219 |
| 2017年 | 24 | 26 | 26 | 322 | .074 | .155 | .236 |
| 2018年 | 68 | 92 | 82 | 859 | .079 | .186 | .282 |
| 2019年 | 102 | 98 | 77 | 878 | .116 | .228 | .315 |
| 2020年 | 78 | 67 | 65 | 629 | .124 | .231 | .334 |
| 2021年 | 64 | 92 | 79 | 753 | .085 | .207 | .312 |
| 2022年 | 53 | 62 | 52 | 592 | .094 | .194 | .282 |
| 2023年 | 48 | 61 | 51 | 606 | .079 | .180 | .264 |
| 2024年 | 51 | 77 | 62 | 614 | .083 | .208 | .309 |
| 中央 | 1079 | 1186 | 1064 | 12075 | .089 | .188 | .276 |
| 地方 | 18 | 15 | 13 | 180 | .010 | .018 | .256 |
| 1980年代 | |
|---|---|
| 1990年代 | |
| 2000年代 | |
| 2010年代 | |
| 2020年代 | |
| 上記以外の年は該当者なし | |
| 1990年代 | |
|---|---|
| 2000年代 | |
| 2010年代 | |
| 2020年代 |
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| 1999年までは特別奨励賞、2000-2002年と星野,内山,福原,阿部は特別功労賞 | |