メリッセウス[1](古希:Μελισσεύς,Melisseus)はギリシア神話に登場する人物または精霊[2]。その名は蜜蜂を意味するメリッサ (melissa) が語源である[3]。同名の人物が3人おり以下に説明する。
このメリッセウスは、ゼウスが誕生した頃のクレーテー島の王[2][1]。レアーは彼の2人の娘であるアマルテイアとメリッサに、イーデー山の洞窟で生まれたばかりのゼウスを育てる様命じた[2]。彼は神々に最初に犠牲を捧げた人間であるとされる[2]。
このメリッセウスは、幼いゼウスを守ったクーレースたちの1人[2]。アドラステイアとイーデーという2人の娘がおり、彼女らはクレーテー島で幼いゼウスを育てた[2]。
このメリッセウスは、カーリアの半島の王で、ヘーリオスの息子トリオパースが兄弟を殺して逃げて来たのを迎え、その罪を浄めた[2]。