Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


コンテンツにスキップ
Wikipedia
検索

ヒジュラ暦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今日(UTC)


  • SH 1404年
  • アーバーン 3日


[更新]

イスラム教

ポータル・イスラーム

ヒジュラ暦(ヒジュラれき、:التقويم الهجريat-taqwīm al-hijrīy:Hijri calendar)は、主にイスラム圏で使われている暦法である。ヒジュラ太陰暦(ヒジュラたいいんれき)、イスラム暦(イスラムれき)とも呼ばれる。

月の満ち欠けの周期のみに基づく、純粋な太陰暦閏月を設け、季節のずれを合わせる太陰太陽暦とは異なる)。このため、季節のずれまたは太陽暦とのずれを、毎年約11日ずつ積み重ねていくこととなる[注釈 1]

紀年法ヒジュラ紀元(ヒジュラきげん)と呼ばれる。ヨーロッパでは一般に、ラテン語で「聖遷の年」を意味する "anno Hegirae" を略してA.H.と表記される。

概要

[編集]

第2代正統代理人ウマル・イブン・ハッターブが、預言者ムハンマドマッカからマディーナ聖遷(ヒジュラ)したユリウス暦622年を「ヒジュラの年」と定めヒジュラ暦元年とする新たな暦を制定した。なお、ヒジュラがあったとされる正確な日付は同622年7月15日ユリウス通日では1 948 439日)である[1]

以上の「制定」はクルアーンにおける規定に則ったものであり、それは次の通りである。

  1. まず、クルアーン(コーラン)の第9章36節抜粋『本当にアッラーの御許で、(1年の)月数は、12か月である。』[2]を以て、「平年の月数が12暦月である」ということが定められた
  2. 次いで、同37節抜粋『本当に(聖月を)延ばすことは、不信心を増長させ、それで不信者は誤って導かれている。ある年は(聖月を)普通の月とし、(他の年は)聖月とする。』[2]を以て、「閏月の恣意的なタイミングでの挿入によって、聖月を早めたり遅らせたりすること」が禁じられた。すなわち、実質的に「閏年においても、月数を12暦月とすること」が定められた
  3. 上記の2つの規定によって、その制定された暦法は、閏月を置いて季節ないし太陽暦と合わせる太陰太陽暦(日本の旧暦など)とは異なる、太陰暦(純粋太陰暦)となった。

太陰暦は約29.5日である朔望月を基準としているため、には「29日の小の月」と「30日の大の月」とが存在する(月の大小)。これらがおおむね交互に繰り返され、ちょうど12暦月分そろったところで1暦年ができる。そうしてできた1暦年は約354暦日であるから、毎年[注釈 1]約11日ずつ、季節や太陽暦とズレていく。このように季節を反映しないので、農事暦財務暦としては不向きで、ルーミー暦(ユリウス暦をベースにした暦)などによって補われることもあった。現代ではイスラーム圏でもグレゴリオ暦が併用されていることが多く、イランアフガニスタンなど、紀元をヒジュラ暦元年に置く太陽暦であるヒジュラ太陽暦(主にイラン暦と呼称される)を併用する地域もある[注釈 2]

グレゴリオ暦 (CE[注釈 3]) とヒジュラ暦 (AH) の簡易換算式は以下の通りである[3]

グレゴリオ暦 (CE) → ヒジュラ暦 (AH)

AH=3332×(CE622){\displaystyle AH={\frac {33}{32}}\times (CE-622)}

ヒジュラ暦 (AH) → グレゴリオ暦 (CE)

CE=622+3233×AH{\displaystyle CE=622+{\frac {32}{33}}\times AH}

グレゴリオ暦の2000年はヒジュラ暦では1421年に相当する。

サウジアラビアなどヒジュラ暦を公式の暦としている国では特許や著作権など法制度上の有効期限がグレゴリオ暦で数えた場合よりも短くなる。たとえば特許が15年間有効とした場合、グレゴリオ暦のそれよりも特許の有効期限が165日ほど短くなる。

なお、太陰太陽暦の多くが(さく;空の月が最も欠けた状態)を月の初めとするのに対し、ヒジュラ暦は三日月状の細いが最初に見える日を月の初めとする[4]

上記のような複雑な計算を必要とするため、ヒジュラ暦のカレンダーを搭載した機械式時計は非常に少ない。スイスパルミジャーニ・フルリエは、ヒジュラ暦の永久カレンダー搭載の腕時計を製作する希少なメーカーである[5][6]

月名・イスラーム教の祭礼

[編集]

以下に、月名とその意味、および祭礼を示す。カタカナ表記は、ここに挙げたものに限らず、さまざまな方式がある。アラビア語のラテン文字転写は DMG / ALA-LC の両方を示しておく。1つだけ記載のものは両者に共通。

月名と祭礼
月名祭礼[7]聖なる月か[8]
カタカナアラビア語意味[8]
第1月ムハッラムمحرّم (Muḥarram)戦いを禁じられた月10日
アーシューラー
 (フサイン殉教祭)』
該当
第2月サファルصفر (Ṣafar)略奪のために家をあける月
第3月ラビーア・アル=アウワル (ラビーウル=アウワルなども)ربيع الأول (Rabīʿ al-Awwal)春の第1月12日
マウリド・アン=ナビー
 (ムハンマド生誕祭)』
第4月ラビーア・アッ=サーニー (ラビーウッ=サーニーなども)

あるいは

ラビーア・アル=アーヒル(ラビーウル=アーヒルなども)

ربيع الثاني (Rabīʿ aṯ-Ṯānī / Rabīʿ al-Thānī)

あるいは

ربيع الآخر (Rabīʿ al-Āḫir / Rabīʿ al-Ākhir)

春の第2月
第5月ジュマーダー・アル=ウーラー (ジュマーダル=ウーラーなども)جمادى الأولى (Ǧumādā l-Ūlā /Jumādā al-Ūlā)第1の大地がかたまる月
第6月ジュマーダー・アッ=サーニヤ(ジュマーダッ=サーニヤなども)

あるいは

ジュマーダー・アル=アーヒラ(ジュマーダル=アーヒラなども)

جمادى الثانية (Ǧumādā ṯ-Ṯāniya /Jumādā al-Thāniyah)

あるいは

جمادى الآخر (Ǧumādā l-Āḫira /Jumādā al-Ākhirah)

第2の大地がかたまる月
第7月ラジャブرجب (Raǧab /Rajab)戦いを慎む月27日から
『イスラー・ワ・ミーラージュ
 (預言者の天国昇天)』
該当
第8月シャアバーンشعبان (Šaʿbān /Shaʿbān)戦いをやめる月
第9月ラマダーンرمضان (Ramaḍān暑さで大地がこげる月ラマダーン(断食月)』
第10月シャウワールشوّال (Šawwāl /Shawwāl)ラクダの世話をする月1日から
イード・アル=フィトル
第11月ズー・アル=カアダ(ズル=カアダなども)ذو القعدة (Ḏū l-Qaʿda /Dhū al-Qaʿdah)戦いをやめ、家に留まる月該当
第12月ズー・アル=ヒッジャ(ズル=ヒッジャなども)ذو الحجّة (Ḏū l-Ḥiǧǧa /Dhū al-Ḥijjah)巡礼の月9日
『ウクーフ
 (巡礼(ハッジ)の中心的行事)』

10日から
イード・アル=アドハー
 (犠牲祭)』
該当
出典別の月名の一覧
出典1[9]出典2[8]出典3[10]出典4[11]
第1月ムハッラムムハッラムムハッラムムハッラム
第2月サファルサファルサファルサファル
第3月ラビーウ・アルアウワルラビー・アルアッワルラビーウル=アウワルラビー・アルアッワル
第4月ラビーウ・アッサーニーラビー・アルアーヒルラビーウッ=サーニーラビー・アッサーニー
第5月ジュマーダー・アルウーラージュマーダー・アルウーラージュマーダル=アウワルジュマーダ・アルアッワル
第6月ジュマーダー・アルアーヒラジュマーダー・アルウフラージュマーダッ=サーニージュマーダ・アッサーニー
第7月ラジャブラジャブラジャブラジャブ
第8月シャアバーンシャーバーンシャアバーンシャーバーン
第9月ラマダーンラマダーンラマダーンラマダーン
第10月シャウワールシャッワールシヤウワールシャッワール
第11月ズー・アルカアダズー・アルカーダズル=カイダズー・アルカーダ
第12月ズー・アルヒッジャズー・アルヒッジャズル=ヒッジャズー・アルヒッジャ

1か月の長さと置閏

[編集]

月と季節の関係は、預言者ムハンマドが断ち切った。そこで行われたのが、調整を禁じることであり、純粋に天体の月に頼ること、そして信頼できる目撃者が夜空に新しいを観測したときにを始めることであった。

しかし、予測不可能な観測に基づいた暦が天文学には無益であるため、1つの理論モデルが考え出された。それは奇数の月を30日、偶数の月を29日とし、全部で354日とするものである。朔望月は実際は29日と半日よりも少し長いため、このモデルにおける1年は12の月期分に0.36708日分、つまり8時間48分36秒よりもちょっと少ない値分、足りない。それを補うために、年によっては最後の月を29日ではなく30日としている。この追加日は現時点、30年周期で11回、すなわち2, 5, 7, 10, 13, 16, 18, 21, 24, 26, 29年目に置かれている。追加日のお陰で不足分は0.0124日=17分51.36秒までに縮まっているが、イスラムの歴史を通じこれが統一的な習慣になったことはない[11]

追加日の累計回数と閏年の関係

[編集]

t{\displaystyle t} を「(ヒジュラ暦元年からの)追加日(閏日)の累計回数」とし、yt{\displaystyle y_{t}} を「追加日が挿入される年」(閏年)とすると、床関数と天井関数を用いることで、以下の数式が成り立つ(オンライン整数列大辞典の数列A057347[注釈 4]

yt=30t411=30t1411{\displaystyle y_{t}=\left\lfloor {\frac {30t-4}{11}}\right\rfloor =\left\lceil {\frac {30t-14}{11}}\right\rceil }

実際、t{\displaystyle t} を1から順に11まで増加させると、yt{\displaystyle y_{t}} の値は上記と同じく、

2, 5, 7, 10, 13, 16, 18, 21, 24, 26, 29

となる。

一方、「ヒジュラ暦での年数」を基に「(ヒジュラ暦元年からの)追加日(閏日)の累計回数」を求めるには、前者をy{\displaystyle y}[注釈 5]、後者をty{\displaystyle t_{y}} と置いた時、床関数と天井関数を用いた、

ty=11y+1430=11y1530{\displaystyle t_{y}=\left\lfloor {\frac {11y+14}{30}}\right\rfloor =\left\lceil {\frac {11y-15}{30}}\right\rceil }

という数式を使えばよい[注釈 4][注釈 6]

西暦対応表

[編集]

以下に、ヒジュラ暦と西暦(グレゴリオ暦)の対応表を示す。

ただし、次の2点に注意すること。

  1. 表内の日付は協定世界時によるため、9時間の時差がある(日本時間は協定世界時に比べて9時間早い)。
  2. ヒジュラ暦において1日は、西暦のように午前0時から始まるのではなく日没から始まる。したがって、表内の日付は正確なものではなく、概ねその前日の日没から始まるものとして考える。地域や宗派などによっては、1日あるいは2日程度の誤差があり得る[7]

540日前-10日前

[編集]

[キャッシュを破棄]

グレゴリオ暦-ヒジュラ暦間の日付対照表(540日前-10日前)
相対的な日付グレゴリオ暦ヒジュラ暦相対的な日付グレゴリオ暦ヒジュラ暦
540日前2024年5月3日1445年10月24日270日前2025年1月28日1446年7月28日
530日前2024年5月13日1445年11月5日260日前2025年2月7日1446年8月8日
520日前2024年5月23日1445年11月15日250日前2025年2月17日1446年8月18日
510日前2024年6月2日1445年11月25日240日前2025年2月27日1446年8月28日
500日前2024年6月12日1445年12月5日230日前2025年3月9日1446年9月9日
490日前2024年6月22日1445年12月15日220日前2025年3月19日1446年9月19日
480日前2024年7月2日1445年12月25日210日前2025年3月29日1446年9月29日
470日前2024年7月12日1446年1月5日200日前2025年4月8日1446年10月9日
460日前2024年7月22日1446年1月15日190日前2025年4月18日1446年10月19日
450日前2024年8月1日1446年1月25日180日前2025年4月28日1446年10月29日
440日前2024年8月11日1446年2月5日170日前2025年5月8日1446年11月10日
430日前2024年8月21日1446年2月15日160日前2025年5月18日1446年11月20日
420日前2024年8月31日1446年2月25日150日前2025年5月28日1446年11月30日
410日前2024年9月10日1446年3月6日140日前2025年6月7日1446年12月10日
400日前2024年9月20日1446年3月16日130日前2025年6月17日1446年12月20日
390日前2024年9月30日1446年3月26日120日前2025年6月27日1447年1月1日
380日前2024年10月10日1446年4月6日110日前2025年7月7日1447年1月11日
370日前2024年10月20日1446年4月16日100日前2025年7月17日1447年1月21日
360日前2024年10月30日1446年4月26日90日前2025年7月27日1447年2月1日
350日前2024年11月9日1446年5月7日80日前2025年8月6日1447年2月11日
340日前2024年11月19日1446年5月17日70日前2025年8月16日1447年2月21日
330日前2024年11月29日1446年5月27日60日前2025年8月26日1447年3月2日
320日前2024年12月9日1446年6月7日50日前2025年9月5日1447年3月12日
310日前2024年12月19日1446年6月17日40日前2025年9月15日1447年3月22日
300日前2024年12月29日1446年6月27日30日前2025年9月25日1447年4月2日
290日前2025年1月8日1446年7月8日20日前2025年10月5日1447年4月12日
280日前2025年1月18日1446年7月18日10日前2025年10月15日1447年4月22日

今日-540日後

[編集]

[キャッシュを破棄]

グレゴリオ暦-ヒジュラ暦間の日付対照表(今日-540日後)
相対的な日付グレゴリオ暦ヒジュラ暦相対的な日付グレゴリオ暦ヒジュラ暦
今日2025年10月25日1447年5月3日 —  —  —
10日後2025年11月4日1447年5月13日280日後2026年8月1日1448年2月16日
20日後2025年11月14日1447年5月23日290日後2026年8月11日1448年2月26日
30日後2025年11月24日1447年6月3日300日後2026年8月21日1448年3月7日
40日後2025年12月4日1447年6月13日310日後2026年8月31日1448年3月17日
50日後2025年12月14日1447年6月23日320日後2026年9月10日1448年3月27日
60日後2025年12月24日1447年7月4日330日後2026年9月20日1448年4月7日
70日後2026年1月3日1447年7月14日340日後2026年9月30日1448年4月17日
80日後2026年1月13日1447年7月24日350日後2026年10月10日1448年4月27日
90日後2026年1月23日1447年8月4日360日後2026年10月20日1448年5月8日
100日後2026年2月2日1447年8月14日370日後2026年10月30日1448年5月18日
110日後2026年2月12日1447年8月24日380日後2026年11月9日1448年5月28日
120日後2026年2月22日1447年9月5日390日後2026年11月19日1448年6月8日
130日後2026年3月4日1447年9月15日400日後2026年11月29日1448年6月18日
140日後2026年3月14日1447年9月25日410日後2026年12月9日1448年6月28日
150日後2026年3月24日1447年10月5日420日後2026年12月19日1448年7月9日
160日後2026年4月3日1447年10月15日430日後2026年12月29日1448年7月19日
170日後2026年4月13日1447年10月25日440日後2027年1月8日1448年7月29日
180日後2026年4月23日1447年11月6日450日後2027年1月18日1448年8月9日
190日後2026年5月3日1447年11月16日460日後2027年1月28日1448年8月19日
200日後2026年5月13日1447年11月26日470日後2027年2月7日1448年8月29日
210日後2026年5月23日1447年12月6日480日後2027年2月17日1448年9月10日
220日後2026年6月2日1447年12月16日490日後2027年2月27日1448年9月20日
230日後2026年6月12日1447年12月26日500日後2027年3月9日1448年9月30日
240日後2026年6月22日1448年1月6日510日後2027年3月19日1448年10月10日
250日後2026年7月2日1448年1月16日520日後2027年3月29日1448年10月20日
260日後2026年7月12日1448年1月26日530日後2027年4月8日1448年11月1日
270日後2026年7月22日1448年2月6日540日後2027年4月18日1448年11月11日

曜日名

[編集]

ヒジュラ暦での曜日名は専らアラビア語による[7][12][注釈 7]

ヒジュラ暦の曜日の名称
日本語原義アラビア語翻字
ラテン文字カタカナ
土曜日シャバト[注釈 8]السبتal-Sabtアッ=サブト
日曜日الأحدal-Ahadアル=アハド
月曜日الاثنينal-Ithnaynアル=イスナイン
火曜日الثلاثاءal-Thalatha'アッ=サラーサー
水曜日الأربعاءal-Arba'a'アル=アルバアー
木曜日الخميسal-Khamisアル=ハミース
金曜日集まる[注釈 9]الجمعةal-Jum'aアル=ジュムア

古典アラビア語での日付の数え方

[編集]

古典アラビア語では、現代のものとは異なる、別の日付の数え方も存在した[11]。それは以下の通りである。

  1. 月の初日が(日中において)「一晩が過ぎ去った」と表される。
  2. 同様に、14日まで「何晩過ぎ去った」という形で続く。
  3. 15日は「真ん中」と呼ばれる。
  4. 16日以降は、「14晩残っている」のように、数が減らされながら呼ばれる。

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

[編集]
  1. ^abここでの「毎年」は、「ヒジュラ暦」と「太陽暦」のどちらを基準とするのかを問わない。つまり「ヒジュラ暦基準で、太陽暦の日付が1年毎に約11日ずつ遅れていくように見えること」と、「太陽暦基準で、ヒジュラ暦の日付が1年毎に約11日ずつ進んでいくように見えること」の両方を意味する。
  2. ^上記のようにクルアーンで純粋太陰暦の使用が決められているため、純粋太陰暦たるヒジュラ暦の使用はイスラム教徒にとって必須となる。しかしながら、1日5回の礼拝のタイミングは、地域によっては季節に左右され得るので、そのタイミングの推測には、季節を基準とする太陽暦も必要になると思われる。
  3. ^Common Era(共通紀元)の略。西暦#中立的な表現を参照。
  4. ^ab右端の式は、「Graham, Knuth, & Patashnik, Ex. 3.12」により、そのすぐ左側にある式を変形したもの。
  5. ^その年の最終日が到来していない時は前年の年数で考える。
  6. ^便宜上、この注釈では、前述のyt{\displaystyle y_{t}}f(t){\displaystyle f(t)} に、ty{\displaystyle t_{y}}g(y){\displaystyle g(y)} に置き換える。また、任意の非負整数をx{\displaystyle x} とする。この時、g(x){\displaystyle g(x)}f(x){\displaystyle f(x)} の逆関数であるためには、f(x+11)=f(x)+30{\displaystyle f(x+11)=f(x)+30}g(x+30)=g(x)+11{\displaystyle g(x+30)=g(x)+11} という周期性を考えればg(f(x+11))=g(f(x))+11{\displaystyle g(f(x+11))=g(f(x))+11} が成り立つので、整数n{\displaystyle n} が1~10の時にg(f(n))=n{\displaystyle g(f(n))=n} が成り立てばよい。g(y){\displaystyle g(y)}(つまり、ty{\displaystyle t_{y}} )の式では、それが成り立つ。
  7. ^表内の通りでも良いし、それらの前に「日」を意味する「يوم」(ヤウム、Yawm)を付けても良い。
  8. ^ユダヤ教安息日
  9. ^イスラームにおいて金曜日は、モスクに「集まっ」て、合同礼拝する日である。

出典

[編集]
  1. ^渡邊敏夫『暦入門―暦のすべて』(初版)雄山閣出版、東京都、1994年4月、76頁。ISBN 978-4639012191 
  2. ^ab第9章悔悟章 34-92”. 2021年8月18日閲覧。
  3. ^ハワード・R・ターナー「図説科学で読むイスラム文化」
  4. ^暦Wiki/イスラム暦 - 国立天文台暦計算室”. 2018年10月18日閲覧。
  5. ^不規則なヒジュラ暦を永久カレンダーで実現 ブランドトップの新作プレゼン【パルミジャーニ・フルリエ】、プレジデントスタイル
  6. ^TONDA HIJRI PERPETUAL CALENDAR PLATINUM, Parmigiani Fleurier
  7. ^abcヒジュラ(イスラーム)暦・西暦換算表 - ジェトロ・アジア経済研究所”. 2020年4月13日閲覧。
  8. ^abc佐藤次高 著、岡田芳朗 編『暦の大事典』朝倉書店、2014年、160頁。ISBN 978-4-254-10237-6 
  9. ^ヒジュラ暦から西暦変換”. 2020年6月5日閲覧。
  10. ^7. イスラム暦について☆”. 2019年1月15日閲覧。
  11. ^abcLeofranc Holford-Strevens 著、正宗聡 訳『暦と時間の歴史』丸善出版株式会社、2013年、141, 142頁。ISBN 978-4-621-08709-1 
  12. ^フスハー(正則語) 文法 曜日,月:解説”. 2019年10月28日閲覧。

外部リンク

[編集]
Portal:イスラーム
物理的特徴
満月
軌道
月面
月科学
探査
暦法
文化・伝承
その他
広範使用・暦法
地域使用
限定使用
歴史的暦
表示
主要概念
単位と規格
クロノメトリー英語版
単位系
時計
編年 ・ 歴史
宗教 ・ 神話
哲学
人間の経験と
時間の利用
分野別の時間
地質学
物理学
その他の分野
関連項目
主要項目
時代紀元
暦法
天文学
地質学
考古学
遺伝子
関連記事
国際規格
過去の規格
物理学
時計学
考古学と地質学
天文年代学
時間の単位
関連記事
全般
国立図書館
その他
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ヒジュラ暦&oldid=106801787」から取得
カテゴリ:
隠しカテゴリ:

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp