| ヌマコダキガイ | |||||||||||||||||||||
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Potamocorbula amurensis (Schrenck, 1862)[1] | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| 沼子抱貝 | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Amur river clam |
ヌマコダキガイ(沼子抱貝、英:Amur river clam、学名:Potamocorbula amurensis)は、オオノガイ目に属する二枚貝の一種。環境省のレッドリスト(絶滅危惧種)に登録されている反面、国際自然保護連合(IUCN)による世界の侵略的外来種ワースト100に認定されている。ヒラタヌマコダキガイ、コガタヌマコダキガイは同種。
殻長:約25ミリメートル。殻高:約18ミリメートル。二枚貝殻の右が大きく、左の小さい貝殻を抱き込む形状。腹縁は歪みがある。雌の産卵は約4万5,000 - 22万個。浮遊幼生期は約18日間。
太平洋北西部、極東ロシア、日本、中国南部までの汽水域に生息する[2]。
日本の在来個体群は数が減少しているとされ、環境省のレッドリストに登録されている。
反面、バラスト水に紛れこんで世界のあちこちへ生息域を延ばし、サンフランシスコ湾では動物プランクトンを食す寡占状態に。赤潮が起きなくなった代わりに大増殖し、発見されてから僅か1年で海底を埋め尽くし、小型の甲殻類や魚を減少させるに至った。