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ナンバンギセル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナンバンギセル
分類
:植物界Plantae
:被子植物門Magnoliophyta
:双子葉植物綱Magnoliopsida
亜綱:キク亜綱Asteridae
:ゴマノハグサ目Scrophulariales
:ハマウツボ科Orobanchaceae
:ナンバンギセル属Aeginetia
:ナンバンギセルA. indica
学名
Aeginetia indicaL.
シノニム
  • Aeginetia indica var.gracilisNakai
  • Aeginetia japonica Siebold & Zuccarini
  • Orobanche aeginetia L.
  • Phelipaea indica (L.) Sprengel ex Steudel.
和名
ナンバンギセル(南蛮煙管)
ナンバンギセルの花(2024年11月 沖縄県石垣市)
ウィキメディア・コモンズには、ナンバンギセルに関連するメディアがあります。

ナンバンギセル(南蛮煙管、野菰[1]Aeginetia indica)はハマウツボ科ナンバンギセル属寄生植物

花言葉「物思い」[要出典]

分布、生育環境

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日本を含むアジア東部、アジア南部の温帯から熱帯にかけて生育する[2]

形態、生態

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イネ科単子葉植物イネススキサトウキビなど[3])の寄生する。葉緑素が無く、寄主の根から吸収した栄養分に依存して生育するため、寄主の生長は阻害され、死に至ることもある[2]

全長は15-50cm。葉は披卵形、長さ5-10mm、幅3-4mm[4]
花期は7-8月、赤紫色のを1個つける[4]花冠は筒型で、唇形になる。花冠裂片の縁は全縁。雄蕊は黄色の毛が密生している。
蒴果は球状で、種子の大きさは0.04mm[4]

染色体数は2n=30[4]

同属のオオナンバンギセルに似るが、本種の方が小型である。また、本種のの先端は尖るが、オオナンバンギセルの先端は鈍くなるという点も異なる。

変種

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  • ヒメナンバンギセルAeginetia indica L. var.sekimotoana (Makino) Makino

利害

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ススキなどの雑草の成長を阻害するため、ナンバンギセルによる生物的除草効果の可能性が示されている[2]。一方、陸稲にナンバンギセルが寄生することで、イネの収量が減少するという被害が報告されている[5]

脚注

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  1. ^なんばんぎせる | 言葉 | 漢字ペディア”. www.kanjipedia.jp. 2021年4月14日閲覧。
  2. ^abc黒木晴輝、首藤三吾、田畑旬子、田島良男(1970)「ナンバンギセルによるススキの生長阻害(予報)」鹿児島大学農学部演習林報告 Vol.2 pp.67-69
  3. ^小見川由美、竹内安智、小笠原勝、近内誠登、竹松哲夫(1992)「ナンバンギセル種子の発芽に関する研究」雑草研究. 別号, 講演会講演要旨 (31), p.192-193
  4. ^abcdFlora of China (1998) 18: pp.229–243.
  5. ^滝元清透(1959)「陸稲に及ぼすナンバンギセルの被害」日本植物病理學會報 24(1), p.50

外部リンク

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Aeginetia indica
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