本社 | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
| 市場情報 | |
| 略称 | デンソー、DENSO、DN |
| 本社所在地 | 〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 |
| 設立 | 1949年(昭和24年)12月16日[2] (日本電装株式会社) |
| 業種 | 電気機器 |
| 法人番号 | 9180301014251 |
| 事業内容 | 自動車部品・システム・製品の開発・製造・販売[2] |
| 代表者 | 有馬浩二(代表取締役会長) 林新之助(代表取締役社長) |
| 資本金 | 1,874億5,700万円 (2025年3月31日現在)[2] |
| 発行済株式総数 | 29億1,097万9,691株[2] |
| 売上高 | 連結:7兆1,617億7,700万円 単独:3兆7,329億6,600万円 (2025年3月期)[2] |
| 営業利益 | 連結:5,189億5,300万円 (2025年3月期)[2] |
| 経常利益 | 単独:3,593億7,600万円 (2025年3月期)[2] |
| 純利益 | 連結:4,652億5,700万円 単独:6,090億3,800万円 (2025年3月期)[2] |
| 純資産 | 連結:4兆9,782億6,600万円 単独:2兆6,388億6,100万円 (2025年3月期)[2] |
| 総資産 | 連結:8兆1,250億円 単独:4兆7,472億5,300万円 (2025年3月期)[2] |
| 従業員数 | 連結:15万8,056人 単独:4万3,781人 (2025年3月31日現在)[2] |
| 決算期 | 3月31日 |
| 会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[2] |
| 主要株主 | トヨタ自動車 21.25% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 13.20% 豊田自動織機 5.59% 日本カストディ銀行(信託口) 5.00% トヨタ不動産 4.72% 日本生命保険 3.07% デンソー従業員持株制度会 1.77% STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 1.32% STATE STREET BANK WEST CLIENT – TREATY 505234 1.29% JP MORGAN CHASE BANK 385632 1.26% (2025年3月31日現在)[2] |
| 主要子会社 | 子会社・グループ会社を参照 |
| 関係する人物 | 豊田章一郎(元取締役) 豊田章男(取締役) 豊田達也(元常務役員) 小林耕士(元副会長) |
| 外部リンク | www |
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株式会社デンソー(英:DENSO CORPORATION[3])は、愛知県刈谷市を本拠に置く、トヨタグループの自動車部品メーカーである。2009年以来、自動車部品業界では国内最大手である[4]。日経平均株価およびTOPIX Large70、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ[5][6][7]。
前身はトヨタ自動車の開発部門であり、現在もトヨタグループに属している。36カ国に拠点を置き、従業員数は約17万人、売上高(連結)は約7兆1,618億円(2025年3月期)である。自動車部品業界では、独ボッシュに次いで世界第2位、日本では1位である。
1949年(昭和24年)に日本電装株式会社(にっぽんでんそうかぶしきがいしゃ)として創業以来、トヨタ自動車を中心に自動車用電装部品を拡販し、現在では世界の主要なカーメーカーに幅広い製品を供給するメガサプライヤーである。主な製品は自動車の熱機器関連、エンジン関連(各種センサ、ECU、燃料噴射装置、点火装置、噴射ポンプ、コモンレールシステム)、電気機器関連、電子機器関連、ITS関連である。自動車部品を広範囲に扱っているが、センサ技術を応用した産業用無人航空機(ヒロボーが機体開発に協力したドローン)分野にも参入した[8]。また近年、バイオ分野やヘルスケア分野、情報分野、製品としてはワインセーバーや基礎化粧品など、様々な取り組みもしている。1970年代にはNippon Denso から取られたNDで始まる型番のアマチュア無線機器を生産[注釈 1]、またKDDI[注釈 2]を中心に携帯電話端末も供給していた。2007年(平成19年)まで細々とではあるがNTTドコモの自動車電話「デジタル・カーホン」を生産していた。
プロ棋士とソフトウェア棋士が対戦をする将棋電王戦に使われているロボットアーム、新電王手さん、電王手くんなどは、同社、およびデンソーウェーブが開発したものが使われている。
携帯電話にURIなどを転送する際に使われる、QRコードの開発を行ったのは同社である。QRコードは同社の子会社である株式会社デンソーウェーブの登録商標である。CO2冷媒ヒートポンプ給湯器「エコキュート」は同社と電力中央研究所、東京電力が共同開発した技術である。CO2冷媒カーエアコンの開発技術を生かして製品試作段階から深くかかわっている。現在もコロナ向けエコキュートのOEM生産を行っている。「エジェクタサイクル」を世界で初めて実用化に成功させた。これを搭載した冷凍庫は、従来のシステムに比べて冷凍能力25%、エネルギー効率は50%向上。運転時の動力は33%低減し、年間の消費電力を60%も低減可能にする。
埼玉県に本社を持つ日本電装(にほんでんそう)とは旧社名の漢字表記が同じであるが、両者の間で資本・提携関係は一切ない。
2023年、オランダの施設園芸事業会社セルトングループを買収した[10]。
2025年7月4日、オランダの種苗メーカーのアクシア・ベジタブル・シーズの全株式を取得した[11]。

初代社長・林虎雄はデンソー独立時について下記のように述べており、そのためトヨタグループのなかでも独立色が強くなっている。
さて、引き継ぎをしてみると挙母(本社)への借金が1億4千万円ぐらいある。僕のハラではこの借金は、無期限のある時払いと軽く考えていたところ、豊田社長は『この借金は電装にやったんじゃない、貸したんだから、そのことを忘れんように』と一本クギを刺され、なおその上に『社会的信用は何もないんだから、豊田の信用でやる限りは豊田の信用を食いつぶしてもらっては困るぞ。また、社名にトヨタを使うことも遠慮してもらいたい』と厳命された。誠に厳しい言葉ではあるが、豊田社長としては当然のことであって、私たちは今もってそのことばが忘れることのできない励ましとなっている。そこで私は、これは容易ならぬ立場に立ったと思ったが、それだけにまた決心もいよいよ強固になった。 — 分離独立までの経緯[25]
歴代社長は創業以来一貫して生え抜き社員が就任しており、同族会社が多いトヨタグループの中では異例の企業である[26]。
| 名前 | 任期 | 注 | |
|---|---|---|---|
| 初代 | 林虎雄(はやし とらお) | 1967年02月 -1969年06月 | |
| 2代 | 岩月達夫(いわつき たつお) | 1973年03月 -1977年03月 | |
| 3代 | 白井武明(しらい たけあき) | 1977年03月 -1982年03月 | |
| 4代 | 平野史(ひらの ふびと) | 1982年03月 -1985年03月 | |
| 5代 | 戸田憲吾(とだ けんご) | 1987年03月 -1991年03月 | |
| 6代 | 田中太郎(たなか たろう) | 1991年03月 -1995年03月 | |
| 7代 | 豊田禎吉郎(とよだ ていきちろう) | 1995年06月 -1996年06月 | |
| 8代 | 石丸典生(いしまる つねお) | 1996年06月 -2000年06月 | |
| 9代 | 高橋朗(たかはし あきら) | 2000年06月 -2004年06月 | |
| 10代 | 岡部弘(おかべ ひろむ) | 2004年06月 -2007年06月 | |
| 11代 | 齋藤明彦(さいとう あきひこ) | 2007年06月 -2009年06月 | |
| 12代 | 深谷紘一(ふかや こういち) | 2009年06月 -2013年06月 | |
| 13代 | 加藤宣明(かとう のぶあき) | 2013年06月 -2018年06月 | |
| 14代 | 有馬浩二(ありま こうじ) | 2023年06月 - | 現職 |
| 名前 | 任期 | 注 | |
|---|---|---|---|
| 初代 | 林 虎雄(はやし とらお) | 1949年12月 -1967年02月 | |
| 2代 | 岩月 達夫(いわつき たつお) | 1967年02月 -1973年02月 | |
| 3代 | 白井 武明(しらい たけあき) | 1973年02月 -1977年03月 | |
| 4代 | 平野 史(ひらの ふびと) | 1977年03月 -1982年03月 | |
| 5代 | 戸田 憲吾(とだ けんご) | 1982年03月 -1987年03月 | |
| 6代 | 田中 太郎(たなか たろう) | 1987年03月 -1991年03月 | |
| 7代 | 石丸 典生(いしまる つねお) | 1991年03月 -1996年06月 | |
| 8代 | 岡部 弘(おかべ ひろむ) | 1996年06月 -2003年06月 | |
| 9代 | 深谷 紘一(ふかや こういち) | 2003年06月 -2008年06月 | |
| 10代 | 加藤 宣明(かとう のぶあき) | 2008年06月 -2015年06月 | |
| 11代 | 有馬 浩二(ありま こうじ) | 2015年06月 -2023年06月 | |
| 12代 | 林 新之助(はやし しんのすけ) | 2023年06月 - | 現職 |
自動車分野

新事業分野
2014年度(2014年4月1日〜2015年3月31日)の製品別売上高構成(連結)は以下のようになっている[27]。
| 拠点名 | 所在地 | 操業開始 | 従業員数 | 事業内容 |
|---|---|---|---|---|
| 本社 | 愛知県刈谷市 | 1949年 | 13,211名 | |
| 東京支社(渉外) | 東京都中央区 | |||
| 東京支店(営業) | 東京都渋谷区 | |||
| Global R&D Tokyo | 東京都港区 | |||
| 東京支店 宇都宮オフィス | 栃木県宇都宮市 | |||
| 大阪支店 | 大阪府大阪市 | |||
| 広島支店 | 広島県広島市 | |||
| 名古屋オフィス | 愛知県名古屋市 | |||
| 池田工場(現在廃止) | 愛知県刈谷市 | 1965年 | 585名 | ラジエータ、オイルクーラ、インタークーラの製造 |
| 安城製作所 | 愛知県安城市 | 1967年 | 2,907名 | スタータ、オルタネータ、EHV製品の製造 |
| 西尾製作所 | 愛知県西尾市 | 1970年 | 6,995名 | カーエアコン、ラジエータ、ディーゼル燃料噴射装置、ガソリン燃料噴射装置の製造 |
| 高棚製作所 | 愛知県安城市 | 1974年 | 2,756名 | メータ、ディスプレイ、カーナビゲーションシステム、パワーモジュール、各種センサの製造 |
| 大安製作所 | 三重県いなべ市 | 1982年 | 4,704名 | 点火系製品、走行安全関係製品、動弁系製品、排気系製品の製造 |
| 幸田製作所 | 愛知県額田郡幸田町 | 1987年 | 3,485名 | IC、電子制御製品の製造 |
| 豊橋製作所 | 愛知県豊橋市 | 1987年 | 1,095名 | カーエアコン、自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機の製造 |
| 阿久比製作所 | 愛知県知多郡阿久比町 | 1990年 | 971名 | 生産設備の製造 |
| 善明製作所 | 愛知県西尾市 | 1998年 | 1,095名 | 電子制御式ディーゼル燃料噴射装置 |
| 先端技術研究所[28] | 愛知県日進市 | 1991年 | 518名 | 次世代半導体、先端機能材料、ヒューマン マシン インターフェイス、バイオ等の研究 |
| 額田テストセンター | 愛知県岡崎市 | 1984年 | 32名 | 実車走行試験 |
| 東京事業所 | 東京都港区 | 2014年 | 11名 | 車載半導体回路の開発・設計 |
| 豊橋事業所 | 愛知県豊橋市 | 2014年 | 14名 | 農業支援システムの研究・開発 |
| 湖西製作所 | 静岡県湖西市 | 2018年 | ||
| 広瀬製作所 | 愛知県豊田市 | 2020年 | 1700名 | ECU、パワー半導体と最先端素材の研究開発 |
株式会社デンソーは、連結子会社187社、関連会社65社により構成されるグローバル企業グループを形成している(2025年3月31日現在)[2]。
| 1980年代 | |
|---|---|
| 1990年代 | |
| 2000年代 | |
| 2010年代 |
|
| 2020年代 |
|
現在
※2011年10月から約1年間は「志村&所の戦うお正月」などのスペシャル番組のみであった。また、2020年4月から全国ネットのレギュラー提供がない。
※ジャック・オッフェンバックのオペレッタ「地獄のオルフェ(邦題「天国と地獄」)」の序曲が2019年版のCMに使われている。本CMは2020年11月頃までデンソーYouTubeチャンネルでも視聴することができた(その後は削除されている)。
過去
ウィキニュースに関連記事があります。デンソーの次期社長に加藤宣明氏が内定
日経平均株価35業種 | |
|---|---|
| 食品 | |
| 繊維 | |
| パルプ・紙 | |
| 化学工業 | |
| 医薬品 | |
| 石油 | |
| ゴム | |
| 窯業 | |
| 鉄鋼業 | |
| 非鉄金属・金属製品 | |
| 機械 | |
| 電気機器 | |
| 造船 | |
| 自動車・自動車部品 | |
| 精密機器 | |
| その他製造 | |
| 水産 | |
| 鉱業 | |
| 建設 | |
| 商社 | |
| 小売業 | |
| 銀行 | |
| 証券 | |
| 保険 | |
| その他金融 | |
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