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タケダアワー

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(2023年3月)

タケダアワー(Takeda Hour) は、日曜19時から30分間の当初は武田薬品(タケダ[注 1])の一社提供で、末期は武田薬品を筆頭スポンサーとした複数社提供[注 2]で、1958年10月から1974年3月31日までTBS系列で放送されていたTBS制作の番組シリーズ枠である。

第1作『月光仮面』第2部から日曜18:00 - 18:30と「週一・30分」番組になり、そして『月光仮面』第3部第9話から、俗にタケダアワーと呼ばれる日曜19:00 - 19:30に落ち着いた。

リアルタイム放送時の呼称はあくまで「日曜夜7時の武田枠」であり、タケダアワーの呼び名は後年定着したものである[1]

解説

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オープニングキャッチでタケダの大阪工場(大阪市淀川区十三本町)の空撮映像と、東京混声合唱団による「♪タケダ、タケダ、タケダ…」の合唱フレーズが放送されたことで知られる。

なお、カラー放送開始(『ウルトラマン』から)[注 3]を機にバージョンの変更があった。

『アイアンキング』など複数社提供に移行した後の番組では、オープニングキャッチが省略され、通常の提供読みとなっていた。

放映枠終了の際に関係者に配られたライターには「PM 7:00 SUN 828TH 1958-1974 TBS-TAKEDA-SENKOSHA」と刻まれていた。日曜夜7時828回、TBS武田薬品宣弘社が組んだと言う意味である[2]

1974年1月に放送された『隠密剣士 突っ走れ!』が当シリーズ枠最後の作品になり同年3月31日をもって、およそ16年の歴史に幕を降ろした。

作品リスト

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タイトル放映期間話数製作会社出演者備考
サザエさん
(高杉妙子主演実写版)
1955年10月3日 - 1957年9月28日高杉妙子昔々亭桃太郎水の也清美小野田勇当時のKRテレビと宣弘社が組んだ初の武田薬品一社提供ドラマ、タケダアワーの前身
ぽんぽこ物語1957年11月11日 - 1958年2月22日75東京テレビ映画株式会社小鳩くるみ栗原真一岡延子日本初のテレビ映画シリーズ
月光仮面1958年2月24日 - 1959年7月5日130宣弘社プロダクション大瀬康一谷幹一久里千春先述の通りに枠変更しタケダアワー1作目に

日本初の長編テレビ映画、テレビ特撮ヒーロー番組

豹(ジャガー)の眼1959年7月12日 - 1960年3月27日38大瀬康一、近藤圭子天津敏
泣き笑いさくらんぼ劇団1960年4月3日 - 7月31日笠置シズ子若水ヤエ子伊豆肇
夕やけ天使1960年8月7日 - 1962年9月30日楠トシエ松島トモ子馬場勤津島恵子益田喜頓1961年1月1日は20:00までの1時間SP『夕やけ天使がおりてきた!』
1961年8月6日より『夕やけ天使 2コ2コ人生』
本作からTBSに改名
隠密剣士1962年10月7日 - 1965年3月28日128大瀬康一、牧冬吉大森俊介宇佐美淳也、天津敏
新・隠密剣士1965年4月4日 - 12月26日39林真一郎、牧冬吉、白鳥みずえ高塔正康
ウルトラQ1966年1月2日 - 7月3日27円谷プロ佐原健二西條康彦桜井浩子江川宇礼雄田島義文最終回は前夜祭「ウルトラマン誕生」に差し替え
実際に製作されたのは全28話だが、第28話は諸事情により再放送枠で初公開
ウルトラマン1966年7月17日 - 1967年4月9日39小林昭二黒部進石井伊吉二瓶正也、桜井浩子この作品よりカラー放送
キャプテンウルトラ1967年4月16日 - 9月24日24東映中田博久小林稔侍佐川二郎伊沢一郎城野ゆき
ウルトラセブン1967年10月1日 - 1968年9月8日49円谷プロ中山昭二森次浩司菱見百合子、石井伊吉、阿知波信介古谷敏
怪奇大作戦1968年9月15日 - 1969年3月9日26勝呂誉岸田森松山省二、小林昭二、小橋玲子原保美
妖術武芸帳1969年3月16日 - 6月8日13東映佐々木功藤岡重慶楓ミツヨ堀川亮原健策月形龍之介
柔道一直線1969年6月15日 - 1971年4月4日92桜木健一吉沢京子高松英郎、牧冬吉、名古屋章近藤正臣6月15日放送は前夜祭「行くぞ!柔道一直線」
ガッツジュン1971年4月11日 - 11月21日33宣弘社藤間文彦丘みつ子桜井マリ瑳川哲朗小夜福子秋元羊介
シルバー仮面1971年11月28日 - 1972年5月21日26柴俊夫亀石征一郎篠田三郎夏純子松尾ジーナ玉川伊佐男第11話より『シルバー仮面ジャイアント
決めろ!フィニッシュ1972年5月28日 - 10月1日18東宝志摩みずえ三ツ木清隆中山仁白川由美坂上二郎新井春美
アイアンキング1972年10月8日 - 1973年4月8日26宣弘社石橋正次浜田光夫森川千恵子、伊豆肇、右京千晶
へんしん!ポンポコ玉1973年4月15日 - 7月29日15国際放映安東結子小林文彦堺左千夫姫ゆり子砂塚秀夫小林千登勢
GO!GO!アイドル1973年8月5日 - 9月30日9なべおさみとゲストのアイドルが取材フィルムを見ながらトークを進める芸能バラエティ番組
隠密剣士1973年10月7日 - 12月30日12宣弘社荻島真一、牧冬吉、山瀬洋、天津敏、水島道太郎、吉沢京子
隠密剣士 突っ走れ!1974年1月6日 - 3月31日14荻島真一、牧冬吉、山瀬洋、有馬昌彦水沢アキ、天津敏

「タケダアワー」廃止後の武田薬品単独提供番組

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1983年3月からは大阪ローカル番組として3年弱にわたり親しまれた『世界一周双六ゲーム』が全国ネット番組として同枠で放送されたが、途中から複数企業提供番組になり(オープニングキャッチは無くなる)、末期は武田薬品が降板。なお、タケダアワー当時、大阪地区のTBS系列はABCだった。
2007年3月25日、武田食品(現在:ハウスウェルネスフーズ及び三菱商事ライフサイエンス)が武田グループを離れたことなどにより、後半のスポンサーである花王伊藤園と同じ2枠・60秒の提供枠に減少したことに伴い、『SUPERからくりTV』は武田薬品・花王・伊藤園の3社を中心とした複数社提供に移行。隔週で番組の前半・後半のいずれかに武田薬品のCMが放送されていたが、2008年3月30日にスポンサーを降板、提供枠を木曜21時のドラマ枠に移行した(2008年4月 -2009年3月まで)。のちに、スポンサー枠を30秒に縮小し、『関口宏の東京フレンドパークII』、『ぴったんこカン・カン』に分割し移行した。『東京フレンドパーク』は2010年3月に、『ぴったんこカン・カン』は2011年9月に降板している。
  • 2009年10月に『情報7days ニュースキャスター』において、同局での1分提供を復活するも、2013年4月に30秒に縮小、削られた30秒は『今、この顔がスゴい!』→『櫻井・有吉THE夜会』に移行した。
  • 武田薬品の日本国内向けコンシューマーヘルスケア事業の分社化により、2017年以降『THE夜会』などの番組スポンサーは武田薬品から武田コンシューマーヘルスケア(提供クレジットは従前の「タケダ」名義)→アリナミン製薬に引き継がれた。一方で2022年4月からMBS制作『情熱大陸』に、武田薬品としては久々にテレビ番組のスポンサーを務めている。

オープニング

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タケダ オープニング・テーマ
作詞・作曲:小倉靖/歌:東京混声合唱団
  • 『ウルトラQ』や、『ウルトラマン』放送開始前に放送された『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』がビデオ・DVD化された際には、この曲やオープニング映像(白黒版)が収録されている(『ウルトラQ』のDVDには, Vol.7〈最終巻〉の映像特典として収録されている[注 7])。さらに, 2008年公開の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、劇中のテレビ画面にこの曲およびオープニング映像(カラー版)のあと、そのまま『ウルトラマン』第1回オープニングの冒頭部分まで、本放映時とほぼ同じ流れで映し出された(本来は、番組タイトルが表示される短いオープニングと、テーマ曲が流れてスタッフ・キャストが表示されるオープニングとの間に、一旦CMが入っていた)。
  • 放映当時、『天才バカボン』『もーれつア太郎』『レッツラゴン』など赤塚不二夫の複数の作品の中で、この曲(替え歌)がギャグとして多用されていた。特に『ア太郎』の長編「まっ黒しっぽを東京でなおせ!」(原題「最後の休日」)では、ブタ松製薬の社屋の登場シーンに「タケダアワー」のオープニングキャッチのパロディが使われていた。
  • 1990年代鷲尾いさ子京野ことみが風邪薬『ベンザエース』のCM内にて、このオープニングテーマの替え歌を歌ったことがある。また、2000年代には室井滋がアクテージAN錠のCM内で「タケダ、タケダ、タケダ〜の!」と当オープニングテーマを歌った。

ネット局

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※ 最末期時点。

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

[編集]
  1. ^現在コンシューマー事業はアリナミン製薬ハウスウェルネスフーズ三菱商事ライフサイエンスに事業分割されている。
  2. ^『アイアンキング』の番宣葉書の記述ではカルビー製菓三菱鉛筆カネボウ食品の3社が加わっていた[1]
  3. ^ただし、『ウルトラマン』放送開始時にカラー放送が開始されていなかった当番組のネット局が一部あったため、当該局ではカラー放送開始まではモノクロで放送した。
  4. ^小さい正三角形が倍増して、タケダの商標になるバージョン。
  5. ^1975年3月まではNET(現在:テレビ朝日)系向けに放送されていた。
  6. ^フジテレビ系・関西テレビの『おくにじまんスター自慢』→『特集 ザ☆スター』→『相性診断!あなたと私はピッタンコ』→『激突!お笑いルーレット』→『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』→『ひらけ!GOMA王国』→『SMAP×SMAP』もロート製薬が前半のみの提供(2010年3月まで)で、これと同様の措置がとられていた。
  7. ^2008年から2009年にかけてバンダイビジュアルより再発売されたDVDには、収録されていない。
  8. ^再放送はネットチェンジ後は毎日放送でも、TBSの著作権失効後はその他関西地区の系列外局・独立局でも実施。

出典

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  1. ^『タケダアワーの時代』洋泉社ISBN 9784800313218 10頁 ※ライバル局でタケダアワーと呼んでいたという話はある。
  2. ^『タケダアワーの時代』150頁

他の一社提供枠

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関連項目

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ラジオ東京テレビ月曜 - 土曜 18:35 - 18:40枠
前番組番組名次番組
映画枠
タケダアワー
-
ラジオ東京テレビ月曜 - 土曜 18:30 - 18:40枠
月曜日:ボクシングゲーム
木曜日:子供会
金曜日・土曜日:映画枠
(以上18:00 - 18:35)
火曜日:憧れのスター
水曜日:松田トシ ショー
(以上18:10 - 18:35)
タケダアワー
月曜日:こども寄席
火曜日:三平ちゃんといっしょ
水曜日:赤胴鈴之助(実写版)
木曜日:ユキ夫の冒険
金曜日:口笛横丁
土曜日:とんちんかん物語
(以上18:15 - 18:45)
ラジオ東京テレビ月曜 - 土曜 18:00 - 18:10枠
タケダアワー
ラジオ東京テレビ日曜18時台前半枠
名犬ラッシー
【日曜20:30に移動】
タケダアワー
芸能スナップ
(18:00 - 18:10)
○○ショー
(18:15 - 18:30)
ラジオ東京テレビ→TBS日曜19時台前半枠
タケダアワー
TBS系列タケダアワー(日曜19時台前半)
前身
1955年
1957年
1950年代
1958年
1959年
1960年代
1960年
1961年
1962年
1965年
1966年
1967年
1968年
1969年
1970年代
1971年
1972年
1973年
1974年
関連項目
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