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タイガー魔法瓶

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(2021年8月)
タイガー魔法瓶株式会社
TIGER CORPORATION
種類株式会社
市場情報非上場
略称タイガー
本社所在地日本の旗日本
571-8571
大阪府門真市速見町3-1
設立1923年大正12年)2月3日
業種電気機器
法人番号3120001015362ウィキデータを編集
事業内容真空断熱ステンレスボトル各種、ガラス魔法瓶、家庭用及び業務用の炊飯ジャー、精米機、電気ポット、電気ケトル、その他家庭用及び業務用電気調理器具、自動車用・住宅用・宇宙用・医療用産業部品及び製品、の製造販売
代表者代表取締役社長 菊池 嘉聡
資本金8,000万円
売上高単体売上高:512億円(2015年度)
連結売上高:非公開
従業員数単体:830名
連結:非公開
主要子会社タイガー産業株式会社
タイガーライフサービス株式会社
ティジー株式会社
タイガーテクニカルサービス株式会社
TIGER CORPORATION U.S.A.
TIGER VIETNAM CO.,LTD.
TIGER INDIA PRIVATE LIMITED
上海虎生电子电器有限公司
钛格贸易(上海)有限公司
虎記股份有限公司
虎牌産品(香港)有限公司
関係する人物菊池武範(創業者)
外部リンクwww.tiger-corporation.com/ja/jpn/ウィキデータを編集
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タイガー魔法瓶株式会社(タイガーまほうびん、:TIGER CORPORATION)は、大阪府門真市速見町に本社をおく非上場企業である。真空断熱技術や電気による熱コントロール技術を応用し、家庭用や業務用のステンレスボトル等の真空断熱容器(魔法瓶)・炊飯器等の調理電気製品、自動車・住宅・空調・宇宙・医療等の産業用部品及び製品の製造販売を世界64か国で展開する。

ビジョンは「世界中に幸せな団らんを広める」となっている[1]

歴史

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創業者の菊池武範は、愛媛県西宇和郡三島村(その後三瓶町を経て現在は西予市)皆江の実業家に生まれたが、12歳の時に父・武揚が事業に失敗し、加えて脳溢血で倒れて闘病の身となった。そのため、武範は皆江小学校高等科を中退し、大阪のメリヤス工場に奉公に出た際に船場の輸入雑貨店のショーウィンドーで見かけた魔法瓶が契機となり、のち仕事を転々として1923年内職として魔法瓶の製造販売業を始めた[2]

印(タイガー)の由来は、父が年生まれであったことと、創業当時は壊れやすいと思われていた魔法瓶のイメージを払拭するために付けられたものである。関東大震災の際にも、問屋にあった幾つかの魔法瓶の中で虎印魔法瓶の製品だけが1本も割れなかったという[3][4]。また、虎はアジアでは最強の動物であるということから、アジアをはじめとした世界展開においても最強をめざすためである、ともいわれている[1][3]

2018年末、JAXAと共同開発した「真空二重断熱容器」が搭載された小型回収カプセルが、国際宇宙ステーションからの実験サンプルの回収に成功、宇宙からの試料の持ち帰りに新たな平野を開拓した(宇宙ステーション補給機)。

2019年に全製品で修理対応を10年に延長(業界標準5年)。2020年には人権・環境・健康に配慮した製品作り「4つの約束」を宣言する等、SDGsに積極的な企業である。女性活躍推進では2019年4月にエンジニア出身の女性(社内)取締役が誕生している。

沿革

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ヒストリー - タイガー魔法瓶(外部サイト)

  • 1923年
    • 2月3日 - 創業者・菊池武範が大阪市西区で「菊池製作所」を設立し、「虎印魔法瓶」の製造・販売を開始。
    • 9月1日 -関東大震災発生。震災で他社の魔法瓶の大部分は壊れてしまったが、虎印魔法瓶が納品した100本はすべて無傷で残る。この事実がすぐに業界に知れ渡り、東京中から注文が殺到。3年後には東京市場の85%を占めるまでになる。
  • 1930年 - 海外進出。台湾と満州の貿易に乗り出す。
  • 1936年 - 菊池製作所を合名会社に改組。
  • 1943年 - 合名会社菊池製作所の事業を、業界の戦時統制により設立された「日本魔法瓶統制株式会社」に譲渡(1945年3月の大阪空襲で焼失、事業停止)。
  • 1946年 - 菊池製作所、大阪市東成区大今里で事業を再開。
  • 1949年 - 日新工業株式会社に改組。
  • 1950年 - ペリカン型注ぎ口と、ワンタッチでフタがあく持ち手がついた「ベークライト製卓上ポット」を発売。
  • 1953年 -タイガー魔法瓶工業株式会社(英訳:Tiger Vacuum-Bottle Industry Co.,Ltd.)に商号変更。
  • 1955年 - 大阪市城東区蒲生町に本社・工場を新築。
  • 1963年 - 大阪府門真市速見町に本社・工場を移転。
  • 1964年 - ステンレスジャーL-220が、同年10月開業した東海道新幹線の特急ビュッフェに、30台採用される。
  • 1966年 - 大阪府品質管理推進優良工場の指定を受ける。
  • 1967年 - 中瓶オートメーション製法導入。自動製瓶工場、製品倉庫完成。
  • 1968年 - 創立45周年、会長に創業者菊池武範、社長に菊池嘉人が就任。
  • 1969年 - マスコットキャラクターとして本物のマレートラの仔虎が起用。前年発売の人気商品「タイガーハニーポット」にちなんで「ハニーちゃん」と命名される。
  • 1970年 - 電気ジャー「炊きたて」発売(翌年から「電子ジャー」へ改称)。販売部門をタイガー販売株式会社(中国・九州地方以外)・タイガー物産株式会社(中国・九州地方)として分社化。
  • 1971年 - 新社屋(第2号館)を完成。新工場完成。タイガー販売(株)東北営業所開設。
  • 1972年 - 関留辰雄デザインのハイビスカス柄ハンディポットが歴史的な大ヒットになる。
  • 1974年 - 保温機能に”炊飯機能”をプラスした1台2役の炊飯電子ジャー「炊きたてダブル」発売。
  • 1976年 - 氷削り器「きょろちゃん」発売。2016年、人気の高かった三代目(1978年)モデルを復刻。2025年、“昭和100年”の節目に再復刻。
  • 1978年 - 本社社屋増築(第3号館)工事完成。
  • 1980年10月 - 湯わかしエアーポット「わきたて」(PEA型)を発売。
  • 1981年 - ステンレス製魔法瓶を発売。1985年には、国内向けステンレス製携帯用魔法瓶出荷総数がガラス製を上回る。
  • 1982年 - 本社物流センター完成。
  • 1983年 - 創立60周年。タイガー魔法瓶株式会社(英訳:Tiger Vacuum Bottle Co.,Ltd.)に商号変更。同時にロゴを現在のものに変更。門真魔法瓶センター完成。
  • 1986年 - CADシステムを導入。鳥栖物流センター完成。
  • 1987年 - 門真魔法瓶センターにステンレス魔法瓶金属プレス工場完成。
  • 1988年 - タイガー生産管理システム(TOPICS)導入。
  • 1989年 - 販売・物流オンラインシステム(TOPS)導入。
  • 1990年 -台湾に「合併会社虎記股有限公司」設立。
  • 1991年 -香港に「虎牌産品有限公司」設立。タイガー物産(株)をタイガー販売(株)に統合し、販売部門を全国一元化する。
  • 1995年 - プラスチック成形工場「新工場B棟」完成。
  • 1997年 - 東日本物流センター完成。上海に「合弁会社上海虎生电子电器有限公司」設立。上海工場竣工。
  • 1998年 - タイガー販売株式会社を吸収合併。VE真空電動ポット「とく子さん」発売。
  • 1999年 - タイガー販売(株)を吸収合併。社長に菊池嘉聡、就任。
  • 2001年 - 本社がISO9001の認証を取得。
  • 2002年 -アメリカにTIGER CORPORATION U.S.A.を設立。
  • 2006年 - 内鍋に本物の土鍋を使用したIH炊飯ジャー「タイガー炊きたて 土鍋釜」発売。
  • 2011年 - 蒸気レスVE電気まほうびん「とく子さん」発売。タイガーエスネット(株)を吸収合併。タイガーテクニカルサービス(株)設立
  • 2012年 -ベトナムにTIGER VIETNAM Co.,Ltd.を設立。ベトナム工場竣工。
  • 2013年 - 本社品質管理棟完成。
  • 2014年 - 『感動の、おいしさを。』をコンセプトに、新ブランド「GRAND X(グランエックス)シリーズ」発売。
  • 2015年 -インドにTIGER INDIA PRIVATE LIMITEDを設立。
  • 2016年 -台湾台南に直営店生活館を開店。
  • 2017年 -台湾高雄に直営店生活館を開店。
  • 2018年 -JAXAと共同開発した真空二重断熱容器の小型回収カプセルが、非シャトル機による国際宇宙ステーションからの実験サンプルの持ち帰りに成功(こうのとり7号)。
  • 2019年 - 「HTV搭載小型回収カプセルの開発」が第48回日本産業技術大賞「文部科学大臣賞」を受賞。補修用部品10年保有導入。
  • 2020年 - 本社新オフィス棟完成。台湾の台北に直営店生活館を開店。真空断熱ボトルが「NO・紛争鉱物」「NO・フッ素コート」「NO・丸投げ生産」「NO・プラスチックごみ」の”4つの約束”を宣言。
  • 2021年
    • 「真空二重構造断熱・保温輸送容器」が搭載されたSpaceXの宇宙船「ドラゴン22号機」が無事帰還。
    • 7月28日 -京都府亀岡市と「かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定」を締結。使用済みステンレスボトルを回収して再資源化を図り、循環型社会の実現を推進することが目的。
  • 2022年 -ベトナムにTIGER MARKETING VIETNAM Co., Ltd.を設立。
  • 2023年 - 創業100周年を迎える。

取扱製品

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  • 圧力IH炊飯ジャー、IH炊飯ジャー、マイコン炊飯ジャー、電子ジャー(保温専用)-「炊きたて」ブランドで展開。50年以上継続し、7000万台を出荷している。CMジングルも長年にわたり同じものを使用している。
    • 同様のネーミングで、電気ポットには「わきたて」、オーブントースターには「やきたて」というブランド名が与えられていた。
    • 2023年には、新聞紙を燃料とすることで電気がなくても炊飯ができる「魔法のかまどごはん」が発売された。アウトドアや災害時における利用を想定している。
  • マイコン電動ポット、電気ポット、VE電気まほうびん「とく子」、電気ケトル「わく子」
  • グリルなべオーブントースターコーヒーメーカーホームベーカリーホットプレートミキサーフードプロセッサー、ブレンダー等
  • 真空断熱技術を応用した魔法瓶各種(ガラスまほうびん・ステンレスボトル・テーブルポット等)、および断熱材(パネルやボックスなど)
  • 業務用電気調理器各種、及び、自動車・住宅・空調・宇宙・医療等の産業用部品及び製品

ほか多数

VE」(Vacuum Electricから)の商標権はライバルの象印マホービンと共有(登録商標日本第4713275号)している。

テレビ番組

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歴代TVCM出演者

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現在

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過去

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スポンサー番組

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テレビ

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現在(30秒)
  • 2020年10月以降、レギュラー番組での提供はなく、週替わりまたは特別番組が主である。
過去

その他

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  • Jリーグユース選手権大会(2005年度 「Jユース・サハラカップ」として開催=サハラは携帯魔法瓶ブランド名)
  • トラのハニーちゃん
1969年にマスコットとしてマレーシアから迎えられた彼女の存在は、2024年現在ではタイガー社内でも半ば伝説化していたが、門真の本社で生後11か月頃まで実際に飼育されていた。この頃には体長は1メートルを超えるが、よく人に馴れていたのか創業者の菊池と並んだ写真や、会社案内の表紙を飾った姿も残されている。その後は兵庫の宝塚動物園へ引き取られたという[6][7]

不祥事

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2021年8月31日消費者庁はタイガー魔法瓶株式会社に対し、同社が供給する「PCK-A080」と称する電気ケトルに係る表示について、消費者庁及び公正取引委員会(公正取引委員会事務総局など近畿中国四国事務所)の調査の結果を踏まえ、景品表示法に違反する行為(同法第5条第1号(優良誤認)に該当)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令が下された[8]2022年2月9日には、同法第8条第1項の規定に基づき、課徴金588万円の納付命令が下された[9]

表示内容
2020年10月10日から同月26日までの間、同年11月2日、同月9日、同月16日、同月23日及び同月30日に、地上波放送を通じて放送したテレビCMにおいて、本件商品を持ち運んでいる人物がつまずいて本件商品をソファ上に落として転倒させる映像及びソファ上に転倒した本件商品から液体がこぼれない映像と共に、「もしものとき、熱湯がこぼれないように、設計しています。」 との音声並びにテーブル上に転倒した本件商品から液体がこぼれない映像と共に、「安全最優先」及び「01 転倒お湯もれ防止」との文字の映像等を表示するなど、あたかも本件商品が転倒しても本件商品からお湯がこぼれないかのように示す表示をしていた。
実際
本件商品が転倒したときは、本件商品の構造上、本件商品からお湯が僅かにこぼれる場合があるものであった。

裁判

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商標を巡る紛争

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タイガー魔法瓶は登録商標「TIGERS」を保有していたが、2003年阪神タイガース特許庁にこの商標登録の無効を申し立て、認められた。これに対してタイガー魔法瓶は特許庁の判断の取消を求める訴えを東京高等裁判所に起こしたがタイガー魔法瓶は「TIGER」、阪神タイガースは「TIGERS」を使用することで和解が成立した。

この他にも、阪神鳴尾浜球場が竣工した際に選手寮「虎風荘」などを含めた二軍関連施設と合わせて「Tiger Den(タイガー・デン=虎の穴)」と名付けられたものの、タイガー魔法瓶が商標登録していたことが判明したため、2003年に「Tigers Den(タイガース・デン)」に改称させられたということもあった。

なお、阪神タイガースとの関係は悪化しておらず、後にコラボグッズを発売したり甲子園球場に広告を掲出するなど関係は深くなっている。

参考資料

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  • タイガー魔法瓶70年のあゆみ(1993年発行、非売品、所蔵している公共図書館あり)
  • 「こども伝記まんが 『アイディアに生きる』―6人の社長の創業物語」(久保田千太郎・今道英治著、小学館、1990年発行。小学校中・高学年向け)
学年誌に連載された作品をまとめたもの。菊池武範以外には安藤百福日清食品)、江崎利一江崎グリコ)、早川徳次シャープ)、松下幸之助パナソニック)、佐藤安太タカラトミー)、御木本幸吉ミキモト)、小林一三阪急電鉄)、本田宗一郎ホンダ)、田宮義雄タミヤ)、伊藤雅俊イトーヨーカドー)、水野利八ミズノ)が掲載。

脚注

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[脚注の使い方]

出典

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  1. ^abタイガー魔法瓶株式会社公式ホームページ”. タイガー魔法瓶公式サイト. タイガー魔法瓶株式会社. 2019年12月14日閲覧。
  2. ^虎印魔法瓶の誕生”. タイガー魔法瓶株式会社. 2020年9月25日閲覧。
  3. ^abがっちりマンデー!!「儲かり企業の社名のヒミツ」”. TBSテレビ (2009年1月18日). 2020年9月25日閲覧。
  4. ^関東大震災でも無傷だった虎印魔法瓶”. タイガー魔法瓶株式会社. 2020年9月25日閲覧。
  5. ^買う気にさせます~“生活家電” 新機能開発の裏側~ - テレビ東京 2006年10月31日
  6. ^Xアカウント:タイガー魔法瓶【公式】 (2024年10月18日). “こちらが当時タイガー魔法瓶のCMやカタログにも出演していた虎のハニーちゃんと創業者の写真です”. 2026年1月10日閲覧。
  7. ^しらべぇ (2024年10月18日). “タイガー魔法瓶、55年前に社内で飼っていた動物に驚き 若手社員も「実話だったとは…」”. 秋山はじめ. 2026年1月10日閲覧。
  8. ^タイガー魔法瓶株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について- 消費者庁 公正取引委員会 2021年8月31日発行
  9. ^タイガー魔法瓶株式会社に対する景品表示法に基づく課徴金納付命令について- 消費者庁 公正取引委員会 2022年2月9日発行

関連項目

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  • 象印マホービン - ライバルで東証1部上場企業、本社が大阪府にある、アジアで親しまれる動物を社名・シンボルにしているという共通点がある。
  • 阪神タイガース - 兵庫県に本拠地を置き、マスコットキャラクターにトラを起用する共通点のあるプロ野球チームで、甲子園球場に広告を出したり、コラボグッズを発売するなど、関わりが深い。

外部リンク

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