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スコロド石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スコロド石
化学式Fe(AsO₄)・2H₂O
結晶系斜方晶系
モース硬度4
暗灰緑色・赤褐色
その他の特性叩いたり熱したりすると独特の臭気を放つ
文献[1]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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スコロド石(スコロドせき、Scorodite)は鉱物(ヒ酸塩鉱物)の一種。化学組成はFe(AsO₄)・2H₂O。結晶系斜方晶系。色は暗灰緑色・赤褐色・青色・白色など。条痕色はほぼ白色。モース硬度は4。比重は3.28~3.41。劈開は無し。叩いたり熱したりするとにんにくのような臭いを出すため、Scoroditeという英名は「にんにくのような」という形容詞であるギリシャ語Scorodionに由来する。また、日本でもかつては「葱臭石」と呼ばれており、発見された当初は、錫石毒鉄鉱などと間違えられた。主な産地の一つにアメリカイエローストーン国立公園が挙げられ、公園内の温泉水中では、スコロド石が沈殿しつつある。日本では、大分県木浦鉱山などで採掘される。

ヒ素化合物としては比較的安定した性質を持つため、非鉄金属製錬(とくに精鉱のヒ素含有率が高い低品位鉱を用いた銅製錬など)などで副産出したヒ素を安全に貯蔵するために、人工的にスコロダイト(スコロド石)を製造する事がある。

ウィキメディア・コモンズには、スコロド石に関連するカテゴリがあります。

脚注

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  1. ^https://www.mindat.org/min-3595.html Mindat data

参考文献

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関連項目

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