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クレージー映画

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(2023年3月)

クレージー映画(クレージーえいが)とは東宝及び渡辺プロダクションが1962年から1971年暮れにかけて製作した、植木等谷啓などのクレージーキャッツのメンバーが主演した喜劇映画の総称である。さらに無責任シリーズ日本一シリーズクレージー作戦シリーズ時代劇作品に分類される。全作品カラー、シネマスコープである。

誕生までの経緯

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クレージーキャッツは1955年昭和30年)に結成後、メンバーの植木等が歌う『スーダラ節[注 1]1961年(昭和36年)夏に発売され大ヒットとなり、戦後復興期のサラリーマン群像を歌い上げるスターとして注目されており、コントにも歌にも絶妙の才能を発揮する彼らを映画に起用することは当時のメジャー5社(大映東宝松竹東映日活)にとっても最重要課題だった。結局、大映と東宝が最後まで残り、クレージーキャッツは大映を選んで弓削太郎監督による『スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねえ』と枝川弘監督による『サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ』に出演したものの、軽快な歌に反してサラリーマン生活の悲哀をストレートに表現する2本の映画は大ヒットには結びつかなかった。

また、この2本の映画でクレージーキャッツの「歌って踊れて演技もできる」という魅力を存分に引き出せないことにジレンマを感じていた所属事務所渡辺プロダクション社長の渡辺晋は、当時サラリーマン喜劇や歌謡映画でヒットを飛ばしていた東宝に話を持ちかけ、メンバーの中で一番のヒットメーカーである植木等を主演に据えた映画の製作にこぎつける。なぜ東宝でのクレージー映画第一作が『無責任』になったのかは諸説あるが、当時東宝企画部社員でシナリオを書いていた田波靖男本人の証言によると、当初、フランキー堺主演を想定して、サラリーマンとしてがんじがらめになっている現状を打破するキャラクターを描いた『無責任社員』というプロットを会社に提出したが、企画が通らずに眠っていたところを、クレージーキャッツ主演映画の企画を探していた東宝のプロデューサー・安達英三朗の目に留まり、植木等主演でこれをやろうと決まったという。なお、映画クレジットでは松木ひろしとの共同作品になっているが、松木は最後に少し直しを入れた程度で、実質的には田波単独によるオリジナルシナリオである。

監督には、戦時中パレンバン上陸作戦(蘭印作戦)で落下傘部隊として一番乗りした(本人談)武勇談を持ち、戦後東宝に入社後も反骨精神で独自の世界を築き上げていた古澤憲吾が抜擢される。古澤は同じ撮影所で黒澤明の仕事を横目で見ながら「向うがクロサワなら俺はフルサワ」と豪語して、新人監督ながら妥協しない制作姿勢を貫く監督として知られていた。古澤はまだ新人ライターだった田波のシナリオを元に、旧来の道徳観念を笑い飛ばし、持ち前の調子の良さと明るさで戦後の世相をポジティブに乗り切っていくヒーロー・平均(たいら・ひとし)を作り上げていった。

主役を演じる植木等は、元々僧侶の家庭に育ち、主人公の無責任男とは正反対の人柄であり、当初この役に反発して、古澤宅に押しかけ降板を申し出ようとしたが、古澤のキャラクターにかける意気込みと、古澤が植木のまだ隠れている才能を見抜いていることに感服し、古澤に全てを任せようと決意したという。

ニッポン無責任時代』は1962年(昭和37年)7月29日に封切られ(併映作品は『喜劇 駅前温泉』)、コメディーだけでなく多分にミュージカル的要素も含んだこの作品は、この年の夏の興行収入トップに躍り出る大ヒット作となった。なお、完成作品を見た東宝の重役でプロデューサーの藤本真澄は、社長シリーズをはじめとするそれまでの東宝サラリーマン喜劇の登場人物とは正反対のキャラクターがのし上がるストーリーに激怒したが、ヒットしたため続編製作を決定したという。ただし、藤本の意向もあって初期のアナーキーな無責任男スタイルは、既成サラリーマン映画のベテラン脚本家である笠原良三を中心に、急速に路線変更されて行った。たとえば『日本一のホラ吹き男』は、実際は大言壮語ではあるがワーカホリック的な有言実行男が主人公であり、破天荒な言動もすべては会社のためになるという中期のクレージー映画の典型である。

1962年(昭和37年)10月には人気テレビ番組の映画化『若い季節』が、古澤監督、植木出演で封切られ、こちらも当時の人気歌手を散りばめて「東宝ミュージカル」とでも呼ぶべき洗練された世界を描いた。この二本の作品により、植木等、クレージーキャッツ、古澤憲吾の名前は、従来あり得なかったお洒落でポップなタッチで現実を切り取り表現するスターとして認知されるようになり、日本一シリーズ、クレージーシリーズと、映画の醍醐味を追求するシリーズ映画へと発展していくことになった。

作品一覧

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無責任シリーズ

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無責任シリーズは植木等演じる正体不明の男が会社に入って出世する物語である[1]

公開年月タイトル監督主人公会社・組織名マドンナ主題歌
1962年7月ニッポン無責任時代古澤憲吾平均太平洋酒佐野愛子 (重山規子無責任一代男
1962年12月ニッポン無責任野郎古澤憲吾源等明音楽器丸山英子 (団令子無責任一代男

日本一シリーズ

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日本一シリーズはクレージーキャッツというよりむしろ植木等の主演映画であり、植木以外のメンバーが全員揃っての出演はない[注 2]。植木のキャラクターは無責任男から、有言実行型のモーレツ社員へと変化し、その後もシリーズ終了まで変化を続けた[1]

公開年月タイトル監督主人公会社・組織名マドンナ主題歌
1963年7月日本一の色男古澤憲吾光等ローズ化粧品金山丸子 (団令子)どうしてこんなにもてるんだろう
1964年6月日本一のホラ吹き男古澤憲吾初等増益電器南部可那子(浜美枝ホラ吹き節
1965年5月日本一のゴマすり男古澤憲吾中等後藤又自動車細川眉子 (浜美枝)ゴマスリ行進曲
1966年3月日本一のゴリガン男古澤憲吾日本等統南商事左右山百合子 (浜美枝)何が何だかわからないのよ
1967年12月日本一の男の中の男古澤憲吾小野子等丸菱造船・世界ストッキング牧野未知子 (浅丘ルリ子そうだそうですその通り
1968年11月日本一の裏切り男須川栄三日の本太郎オールセールス社日見子 (浜美枝)こりゃまた結構
1969年11月日本一の断絶男須川栄三日本一郎八百広告・北斗組ミミ子 (緑魔子静かな午后のひととき
1970年6月日本一のヤクザ男古澤憲吾日本一郎根本組前野登志子 (司葉子今日が命日この俺の
1970年12月日本一のワルノリ男坪島孝日本兵助世界陶器高野友紀子 (浜美枝)ワルノリソング
1971年12月日本一のショック男坪島孝日本一作金丸化学山上春子 (酒井和歌子パイノパイノ日本

クレージー作戦シリーズ

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作戦シリーズは、主に7人のメンバー全員が協力する話である[1][注 3]。谷啓主演で他のメンバーが全員出演する『クレージーだよ奇想天外』も、このシリーズに含まれる[2]。このシリーズは坪島孝がメイン監督を務めた。

公開年月タイトル監督主人公会社・組織名マドンナ主題歌
1963年3月クレージー作戦 先手必勝久松静児上田ヒトシよろずまとめやお静(池内淳子クレージー作戦のテーマ
1963年10月クレージー作戦 くたばれ!無責任坪島孝田中太郎鶴亀製菓前川恵子(浜美枝)くたばれ!無責任
1963年12月香港クレージー作戦杉江敏男植田等第百商事・菊花亭浜野ミエ(浜美枝)どうせやるなら
1964年7月無責任遊侠伝杉江敏男上田ヒトシ阿波商事泉カネ子(浜美枝)バクチは死んでもやめられない
1965年10月大冒険古澤憲吾
円谷英二
(特撮監督)
植松唯人週刊トップ谷井悦子(団令子)大冒険マーチ
1966年5月クレージーだよ奇想天外坪島孝M7・鈴木太郎大聖化学城山和子(星由里子虹を渡って来た男
1966年10月クレージー大作戦古澤憲吾石川五郎砂走刑務所バンド高山姫子(野川由美子大作戦マーチ
1967年1月クレージーだよ天下無敵坪島孝猿飛三郎・犬丸丸夫トヨトミ電気・徳川ムセン石川和子(野川由美子)
松野みどり(高橋紀子
それはないでショ
1967年4月クレージー黄金作戦坪島孝町田心乱金友商事海野月子(浜美枝)ハローラスベガス〜金だ金だよ
1967年10月クレージーの怪盗ジバコ坪島孝怪盗ジバコW.C.W.C.姫野ナナ(浜美枝)余裕がありゃこそ
1968年4月クレージーメキシコ大作戦坪島孝酒森進ドン・コステロ一味村山絵美(浜美枝)ハイウェイギンギラマーチ
1969年1月クレージーのぶちゃむくれ大発見古澤憲吾植村浩東西電気天野好子(中山麻里笑って笑って幸せに
1969年4月クレージーの大爆発古澤憲吾
中野昭慶
(特撮監督)
大木健太郎GIB毛利エリ子(松岡きっこキンキラキン
1971年4月だまされて貰います坪島孝伊賀良太郎エンパイア・アマルガム・テクニクス社早川光子(野川由美子)カモン!ニューヨーク

時代劇作品

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クレージーの殴り込み清水港』は『クレージーの無責任清水港』の続編にあたり、これはクレージー映画全30作品中、唯一のケース[注 4]である。『ホラ吹き太閤記』は桶狭間の戦いまでを描いており、続編は製作されなかった。

公開年月タイトル監督主人公会社・組織名マドンナ主題歌
1964年10月ホラ吹き太閤記古澤憲吾木下藤吉郎織田家寧子 (浜美枝)だまって俺について来い
1964年12月花のお江戸の無責任山本嘉次郎古谷助六播随院長兵衛一家揚巻太夫 (団令子)無責任数え歌
1966年1月クレージーの無責任清水港坪島孝追分三五郎次郎長一家お雪 (浜美枝)たそがれ忠治 -義理と人情
1970年1月クレージーの殴り込み清水港坪島孝追分三五郎次郎長一家お雪 (星由里子)旅の空

傍系作品

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上記30作以外のクレージーキャッツ主演作品。『空想天国』、『奇々怪々 俺は誰だ?!』、『喜劇 負けてたまるか![注 5]の3本は谷啓主演[2]。『喜劇 泥棒大家族 天下を盗る』は植木等主演。

公開年月タイトル監督主人公会社・組織名マドンナ主題歌
1968年8月空想天国松森健田丸圭太郎山水建設山村宏子 (酒井和歌子)夢が夢がこぼれる
1969年9月奇々怪々 俺は誰だ?!坪島孝鈴木太郎牛印乳業種村百合子 (吉田日出子吹けば飛ぶよな平社員
1970年6月喜劇 負けてたまるか!坪島孝寺川友三放送企画研究所寺川良子 (浜美枝)水虫魂
1972年10月喜劇 泥棒大家族 天下を盗る坪島孝猪狩時之助筑豊炭田泥棒一家猪狩アケミ (八並映子-

主な出演者

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マドンナ

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初期の代表的なマドンナは団令子である。最も多くの作品に出演したマドンナは浜美枝である。野川由美子も、特に『007は二度死ぬ』に出演した浜の不在期間を中心に多く出演し、シリーズを支えた。クレージーキャッツと同じ渡辺プロに在籍していた“スパーク3人娘”からは、中尾ミエ園まりが複数の作品に出演している[注 6]。また、五社協定がゆるんだ結果として、『日本一の男の中の男』には日活から浅丘ルリ子が出演している[注 7]

その他常連

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ほかに、淡路恵子は『クレージー作戦 先手必勝』から『無責任遊侠伝』まで、約1年4か月の間に『日本一のホラ吹き男』を除く5作品に出演した。また、植木等の付き人兼運転手として芸能界入りした小松政夫は、『日本一のホラ吹き男』へのエキストラ出演を皮切りに『大冒険』のバイクスタントを務めるなど、クレジットされていないエキストラ・端役等を含めると、数多くの作品に出演している。

DVD

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大冒険

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円谷英二生誕100年を記念して制作・発売された(『大冒険』で円谷英二特技監督を担当)。オリジナル音声に加え、新たにリミックスを行った5.1chサラウンド音声、谷啓によるオーディオコメンタリー、BGM&SONGトラック(セリフ・効果音抜きの音声)も収録。ジュエルケース仕様。

  • 発売日:2001年4月21日
公開年タイトル
11965年大冒険

無責任ボックス

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  • 発売日:2005年9月30日
  • 販売生産番号:TDV15293D
公開年タイトル特典販売生産番号
11962年ニッポン無責任時代オーディオコメンタリー:横山照子(記録)TDV15290D
21962年ニッポン無責任野郎オーディオコメンタリー:板野義光(監督助手)TDV15291D
31963年クレージー作戦 くたばれ!無責任オーディオコメンタリー:坪島孝監督TDV15292D
41984年クレージーキャッツデラックス-TDV15289D

大冒険(再発盤)

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『無責任ボックス』と同日に、トールケース仕様で再発売された。オーディオコメンタリー等のディスク仕様は、2001年発売のものと同一。

  • 発売日:2005年9月30日
  • 販売生産番号:TDV-15294D
公開年タイトル特典販売生産番号
11965年大冒険オーディオコメンタリー:谷啓TDV-15294D

作戦ボックス

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  • 発売日:2006年1月27日
  • 販売生産番号:TDV16003D
公開年タイトル特典販売生産番号
11963年香港クレージー作戦オーディオ・コメンタリー:谷啓・中尾ミエTDV16004D
21967年クレージー黄金作戦オーディオ・コメンタリー:谷啓・園まり・坪島 孝監督TDV16005D
31968年クレージーメキシコ大作戦オーディオ・コメンタリー:犬塚弘・大森幹彦TDV16006D

日本一ボックス

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  • 発売日:2006年5月26日
  • 販売生産番号:TDV16131D
公開年タイトル特典販売生産番号
11963年日本一の色男クレージー・ムービー ロケ地探訪「大和証券編」TDV16132D
21964年日本一のホラ吹き男東宝クレージー映画紳士録 『古澤憲吾監督』TDV16133D
31965年日本一のゴマすり男クレージー・ムービー ロケ地探訪「ヤナセ編」TDV16134D
41966年日本一のゴリガン男東宝クレージー映画紳士録 スペシャル・インタビュー『人見明』TDV16135D

時代劇ボックス

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  • 2006年9月22日発売
  • 販売生産番号:TDV16190D
公開年タイトル特典販売生産番号
11964年ホラ吹き太閤記オーディオ・コメンタリー:浜美枝TDV16191D
21964年花のお江戸の無責任オーディオ・コメンタリー:草笛光子TDV16192D
31966年クレージーの無責任清水港オーディオ・コメンタリー:坪島孝監督TDV16193D
41970年クレージーの殴り込み清水港オーディオ・コメンタリー:小松政夫/なべおさみTDV16194D

大作戦ボックス

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  • 2006年12月15日発売
  • 販売生産番号:TDV16262D
公開年タイトル特典販売生産番号
11964年無責任遊侠伝オーディオ・コメンタリー:淡路恵子TDV16263D
21966年クレージー大作戦映像特典:東宝クレージー映画への誘いTDV16264D
31967年クレージーだよ天下無敵映像特典:ロケ地探訪天下無敵編TDV16265D

奇想天外ボックス

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  • 2007年6月22日発売
  • 販売生産番号:TDV17165D
公開年タイトル特典販売生産番号
11963年クレージー作戦 先手必勝クレージー映画への招待・東宝撮影所編TDV17166D
21966年クレージーだよ奇想天外オーディオ・コメンタリー:坪島孝監督TDV17167D
31969年クレージーのぶちゃむくれ大発見植木等スペシャル・インタビュー(音声のみ)[注 8]TDV17168D
41969年クレージーの大爆発オーディオ・コメンタリー:中野昭慶特技監督TDV17169D

怪々?!怪盗ボックス

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  • 2007年8月10日発売
  • 販売生産番号:TDV17234D
公開年タイトル特典販売生産番号
11967年クレージーの怪盗ジバコ-TDV17235D
21967年日本一の男の中の男-TDV17236D
31968年空想天国-TDV17237D
41969年奇々怪々 俺は誰だ?!-TDV17238D

植木等のゴクラク映画ボックス

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  • 2008年3月28日発売
  • 販売生産番号:TDV18153D
公開年タイトル特典販売生産番号
11968年日本一の裏切り男-TDV18154D
21969年日本一の断絶男-TDV18155D
31963年ハイハイ3人娘-TDV18156D
41962年若い季節 (映画)-TDV18157D
51964年続・若い季節-TDV18157D

『無責任ボックス』(2005年)〜『植木等のゴクラク映画ボックス』(2008年)は、2005年のクレージー結成50周年を記念して販売。年に2、3回程度のペースでリリースされていたが、2008年を最後に、新たなリリースはない。なお、すべてのボックス収録作品は単品としても発売されており(『若い季節』『続・若い季節』は2作品パックで販売)、『ゴクラク映画ボックス』所収の(『ハイハイ3人娘』を除く)4作品以外はすべて、セル版DVDと同一の仕様でレンタルも行われている。

DVDマガジン

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2013年4月より、東宝喜劇の中から全50作品を集めたDVDマガジン「東宝 昭和の爆笑喜劇」が、講談社より隔週火曜日に発売(発売日が正月および盆休みとかぶる場合は繰り上げ)。本シリーズは既にDVD化された『ニッポン無責任時代』から『クレージーの殴り込み清水港』までの26作を発売。第1号から第10号までは、発売開始前に編集部が読者アンケートを実施し、ベスト10に入った作品を人気順に発売し、その後は他作品と交互に発売。その後、クレージー全員が助演した『若い季節』と、続編の『続・若い季節』も発売した。

DVDには本編の他、植木の付き人だった小松政夫による解説、次回発売作の予告編、ニュース映画などを収録[注 9]。付属のマガジンには内容紹介の他、復刻ポスター(縮刷版)・スピードポスターなどの宣材コレクション・登場人物・主人公紹介・挿入歌・出演女優の紹介・犬塚弘浜美枝をはじめとするキャストやスタッフ等へのインタビューなどが掲載されている。

なおこれより前の2012年3月13日には、デアゴスティーニ・ジャパンから発売されたDVDマガジン「東宝特撮映画 DVDコレクション」の第65号(最終号)として、『大冒険』が発売された。

号数発売日タイトル
2013年
14月9日ニッポン無責任時代
24月23日日本一のホラ吹き男
35月7日ニッポン無責任野郎
45月21日日本一のゴマすり男
56月4日クレージー黄金作戦
66月18日日本一の色男
77月2日クレージーメキシコ大作戦
87月16日日本一の男の中の男
97月30日ホラ吹き太閤記
108月9日クレージーの大爆発
129月10日香港クレージー作戦
1410月8日クレージーの怪盗ジバコ
1611月5日クレージー作戦 くたばれ!無責任
1812月3日日本一のゴリガン男
2012月28日クレージー大作戦
2014年
221月28日大冒険
242月25日クレージー作戦 先手必勝
263月25日クレージーの無責任清水港
284月22日クレージーの殴り込み清水港
305月20日クレージーだよ奇想天外
326月17日花のお江戸の無責任
347月15日クレージーだよ天下無敵
368月12日無責任遊侠伝
389月9日日本一の裏切り男
4010月7日クレージーのぶちゃむくれ大発見
4211月4日日本一の断絶男
4412月2日若い季節
4612月29日続・若い季節

その他の作品一覧

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その他のクレージーキャッツのメンバーの主演(出演)喜劇映画

大映作品

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公開年タイトル監督主人公会社・組織名マドンナ主題歌
1962年スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇ弓削太郎石橋信一(川口浩)、夢田春夫(川崎敬三会社荒牧しのぶ(藤原礼子)、弓子(澁沢詩子スーダラ節
1962年サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ枝川弘柏木洋介(川崎敬三)三日月物産(株)信濃支社大島孝子(万里昌代ドント節
1965年ほんだら剣法森一生磯川兵助(犬塚弘仙台伊達藩泉津絵(坪内ミキ子ほんだら剣法
1966年ほんだら捕物帖森一生目白六平太(犬塚弘)江戸上屋敷お勝(藤村志保)-

松竹作品

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公開年タイトル監督主人公会社・組織名・舞台マドンナ主題歌
1962年クレージーの花嫁と七人の仲間番匠義彰浅川安治(ハナ肇にしき杉本邦江(高千穂ひづる-
1964年馬鹿まるだし山田洋次松本安五郎(ハナ肇)浄念寺夏子(桑野みゆき-
1964年いいかげん馬鹿山田洋次海野安吉(ハナ肇)春ヶ島水上弓子(岩下志麻-
1964年馬鹿が戦車でやって来る山田洋次サブ(ハナ肇)日永村紀子(岩下志麻)-
1965年素敵な今晩わ野村芳太郎浜村大介(犬塚弘)自動車教習所志藤由利子(岩下志麻)-
1966年運が良けりゃ山田洋次左官熊五郎(ハナ肇)向島山谷堀の裏長屋せい(倍賞千恵子-
1966年なつかしい風来坊山田洋次伴源五郎(ハナ肇)茅ケ崎風見愛子(倍賞千恵子)-
1967年喜劇 一発勝負山田洋次二宮孝吉(ハナ肇)二宮荘二宮信子(倍賞千恵子)-
1968年ハナ肇の一発大冒険山田洋次間貫一(ハナ肇)東京・千葉・横須賀・横浜・信濃路・能登速水亜子(倍賞千恵子)-
1968年温泉ゲリラ 大笑撃市村泰一大和大助(犬塚弘)、大和小助(なべおさみ熱川興行加納江美子(香山美子-
1968年日本ゲリラ時代渡辺祐介忠太郎(犬塚弘)、金太(なべおさみ)フーテン共和国紅魔子(緑魔子)-
1969年喜劇 一発大必勝山田洋次団寅造(ハナ肇)工業都市・長屋荒木つる代(倍賞千恵子)-
1970年アッと驚く為五郎瀬川昌治大岩為五郎(ハナ肇)高利貸恵比寿金融折原梨枝、折原志乃(梓みちよ-
1970年なにがなんでも為五郎野村芳太郎坂東為五郎(ハナ肇)赤城屋旅館千代(光本幸子-
1971年やるぞみておれ為五郎野村芳太郎坂東為五郎(ハナ肇)赤塚土建お蝶(光本幸子)-
1971年花も実もある為五郎野村芳太郎坂東為五郎(ハナ肇)黒田屋さゆり(范文雀-
1972年生まれかわった為五郎森崎東板東為五郎(ハナ肇)花田組大沼シカ子(緑魔子)-
1972年喜劇 社長さん大嶺俊順伴太(ハナ肇)ドリーム・トーイ鳴海順子(倍賞千恵子)-
1973年喜劇 ここから始まる物語斎藤耕一植田順平、植島順一(植木等出版社、新興宗教直子、直美(山口いづみ-
1988年会社物語 MEMORIES OF YOU市川準花岡始(ハナ肇)商事会社由美(西山由美-

東映作品

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公開年タイトル監督主人公会社・組織名マドンナ主題歌
1964年図々しい奴瀬川昌治戸田切人(谷啓老舗虎屋園田美津枝(佐久間良子図々しい奴
1964年続・図々しい奴瀬川昌治戸田切人(谷啓)-園田美津枝(佐久間良子)図々しい奴
1967年喜劇 競馬必勝法瀬川昌治河辺春男(谷啓)-河辺みちえ(白川由美競馬必勝法
1968年喜劇 競馬必勝法 一発勝負瀬川昌治古田茂作(谷啓)市営競馬場古田マリ(橘ますみ)-
1968年喜劇 競馬必勝法 大穴勝負瀬川昌治小原米松(谷啓)繊維問屋連合会亀井かおる(十朱幸代)-

東宝作品

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公開年タイトル監督主人公会社・組織名マドンナ主題歌
1963年イチかバチか川島雄三島千蔵(伴淳三郎)、大田原泰平(ハナ肇)南海製鋼星崎由美子(団令子-
1964年おれについてこい!堀川弘通大松博文(ハナ肇)日本女子バレーボール大松美智代(草笛光子-
1970年喜劇 右むけェ左!前田陽一平山守(犬塚弘)、酒田正章(堺正章自衛隊よし江(吉沢京子-
1974年喜劇 だましの仁義福田純川本純平(谷啓)総合商社角紅・自主民政党村崎銀子(大楠道代-

企画作品

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企画や発表などはあったものの映画化には至らなかったクレージー映画。

公開・製作年製作タイトル監督脚本主演備考
1960年代東宝クレージーの悪党宣言古澤憲吾田波靖男
松木ひろし
クレージーキャッツクレージー大作戦』の原型といわれる企画。
1960年代東宝クレージー作戦 素敵にオモシロイことしよう--クレージーキャッツクレージーの怪盗ジバコ』の原型といわれる企画。
1960年代東宝日本アパッチ族岡本喜八山田信夫ハナ肇小松左京原作のSF小説。ハナ肇主演で他のクレージーキャッツのメンバーは共演。
1960年代東宝無責任捕虜収容所-小林信彦クレージーキャッツシンガポールが舞台の企画。
1960年代東宝クレージーの大忍術--クレージーキャッツ-
1960年代東宝どっちもどっち古澤憲吾-谷啓・藤田まこと-
1970年-ぶっつけろ市川崑-ハナ肇・植木等-
1970年東宝日本一の一発男坪島孝-植木等・加藤茶日本一のワルノリ男』の原型といわれる企画。
1989年東宝帰ってきた無責任男--植木等1980年代に入って製作された『帰ってきた若大将』と同様に企画されたもの。『若大将』の方は映画化されたがこちらは映画化には至らなかった。
1992年-平成版・無責任男--植木等1990年代初頭に再ブレイクした植木等主演で無責任男を復活させようとした企画。

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^『スーダラ節』は植木のソロ名義で、他のメンバーは録音に参加していない。なお、片面(カップリング曲)は植木の歌と、他のメンバーによるコントで構成された楽曲『こりゃシャクだった』であった。
  2. ^助演のメンバーは1名のみ、という作品も複数存在する。
  3. ^1971年4月公開の『だまされて貰います』のみ、同年初めにクレージーから独立した石橋エータローは出演していない。
  4. ^ニッポン無責任時代』と『ニッポン無責任野郎』の、部分的な関連性を除く。
  5. ^谷啓主演の『喜劇 負けてたまるか!』は、植木等主演の『日本一のヤクザ男』と二本立てで公開された。
  6. ^特に園まりは坪島孝監督に気に入られ、松本清張原作の『愛のきずな』のヒロインにも起用された。また、“3人娘”のうち伊東ゆかりはクレージー映画への出演はなかったが、古澤憲吾監督の『続・若い季節』と『幕末てなもんや大騒動』に出演している。なお、同じ渡辺プロに在籍し、TV『シャボン玉ホリデー』や舞台などで数多くクレージーと共演していたザ・ピーナッツは、クレージー映画への出演は『大冒険』『クレージー黄金作戦』『クレージーメキシコ大作戦』の3本のみ(いずれも歌手役)にとどまっている。
  7. ^浅丘はこの翌年の1968年にも東宝作品『狙撃』に出演、加山雄三の相手役を務めた。また東宝から日活へは浜美枝が『昭和のいのち』と『嵐の勇者たち』に、また星由里子が『忘れるものか』(いずれも石原裕次郎主演)に、それぞれ出演している。
  8. ^2005年、ラジオの特別番組のために収録されたもの。通常のオーディオ・コメンタリー同様、映画本編の映像を見ながら聞くことができる。
  9. ^小松政夫の解説映像は、小松の持ちネタである淀川長治に扮してのもので、当DVDマガジンのため、50作品分すべてを新たに収録。第1号と第2号には、付き人兼運転手として近しく接した植木等との思い出(主に第2号収録分にて)などを語る、小松へのインタビュー映像も収録された。予告編は劇場公開時のもので、次号収録作品のほか、該当号の収録作品のものを含む、5作品の予告編も同時収録している。

出典

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  1. ^abc小林淳 2022, pp. 242–247, 「第六章 奇想天外映画に華美な光彩を加える音場 [1964、1965] 五『大冒険』」
  2. ^ab小林淳 2022, pp. 252–258, 「第七章 多彩なファンタジー映画をきらめかせる声調 [1966 - 1969] 一『クレージーだよ 奇想天外』『空想天国』『クレージーの大爆発』『奇々怪々 俺は誰だ?!』」

参考文献

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  • 佐藤利明、鈴木啓之、町田心乱 (編集)『クレージー映画大全』フィルムアート社、1997年。ISBN 4845997703 
  • 小林淳『東宝空想特撮映画 轟く 1954-1984』アルファベータブックス〈叢書・20世紀の芸術と文学〉、2022年5月14日。ISBN 978-4-86598-094-3 

関連項目

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プロジェクト 映画
メンバー
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主要映画
無責任シリーズ
日本一シリーズ
クレージー作戦シリーズ
時代劇シリーズ
助演
大映
主要TV番組
その他のTV番組
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