株式会社クボタ
Kubota Corporation |
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| 種類 | 株式会社 |
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| 機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
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| 市場情報 | |
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| 本社所在地 | 日本 〒556-8601 大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 東京本社〒104-8307 東京都中央区京橋二丁目1番3号 京橋トラストタワー |
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| 本店所在地 | 〒556-8601 大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 |
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| 設立 | 1930年(昭和5年)12月22日 (株式会社久保田鉄工所) |
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| 業種 | 機械 |
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| 法人番号 | 1120001037978 |
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| 事業内容 | 農業機械・エンジン・産業機械 パイプ・バルブ 素形材 環境施設・ポンプ 住宅機材、空調機器 |
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| 代表者 | 北尾裕一(代表取締役社長) 吉川正人(代表取締役兼副社長執行役員) |
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| 資本金 | 841億円(2023年12月期) |
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| 発行済株式総数 | 11億9100万6千株 |
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| 売上高 | 連結:3兆207億11百万円 単独:1兆2,234億15百万円 (2023年12月期) |
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| 営業利益 | 連結:3,288億29百万円 単独:730億51百万円 (2023年12月期) |
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| 純利益 | 連結:2,599億98百万円 単独:1,237億73百万円 (2023年12月期) |
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| 純資産 | 連結:1兆8,744億90百万円 単独:6,795億96万円 (2023年12月期) |
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| 総資産 | 連結:4兆7,660億53百万円 単独:1兆7,115億27百万円 (2023年12月期) |
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| 従業員数 | 連結:52,608人 単体:12,638人 (2023年12月31日現在) |
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| 決算期 | 12月31日 |
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| 会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[2] |
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| 主要株主 | 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口)15.86% 日本生命保険相互会社 5.21% 明治安田生命保険相互会社 4.99% (株)日本カストディ銀行(信託口)4.90% 三井住友銀行 3.00% みずほ銀行 2.62% (2021年12月31日現在) |
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| 主要子会社 | (株)クボタケミックス100% (株)クボタ環境エンジニアリング 100% (株)クボタアグリサービス 100% |
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| 関係する人物 | 久保田権四郎(創業者) 小田原大造(元社長) 廣慶太郎(元社長) 三野重和(元社長) ※木股昌俊(元社長・元会長) |
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| 外部リンク | https://www.kubota.co.jp/ |
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| 特記事項:※2014年6月4日に益本康男(代表取締役会長兼社長)急逝の為、副社長として社長代行を経て、同年7月8日付で就任した。その後永らく会長職は空席としていたが、2020年に創業130周年を迎えるにあたり、同年1月1日付で会長に就任した。国際財務報告基準のため、純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益、純資産は資本合計を記載。 |
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株式会社クボタ(英:Kubota Corporation)は、大阪府大阪市浪速区及び東京都中央区京橋に本社を置く産業機械(農業機械、建設機械、ディーゼルエンジン等)、建築材料、鉄管、環境機器等を製造する大手メーカーである。
日経平均株価およびTOPIX Large70、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ[3][4][5]。
創業者は久保田権四郎。鋳物メーカーとして創業し、日本で初めて水道用鉄管の開発に着手し、国産化と量産化に成功。以降、鋳造技術から派生し、内燃機や農業機械、水処理、環境機器などに事業を拡大してきた。現在は、食料・水・環境の領域において事業を展開している。
農業機械メーカーとしては、シェア・売上高ともに国内首位であり、ヤンマーアグリ(ヤンマーホールディングス)や井関農機、三菱マヒンドラ農機などの同業他社に対して圧倒的な差をつけている。世界ではディア・アンド・カンパニー、CNH Industrialに次いで3位である[6]。また、ミニバックホーや小型産業用ディーゼルなど、世界トップクラスのシェアを持つ製品や、ダクタイル鋳鉄管や水処理設備など、国内でトップクラスのシェアを持つ製品群もある。
長期ビジョンである、GMB2030では、豊かな社会と自然の循環にコミットする”命を支えるプラットフォーマー”となることを掲げている[7]。ブランドスローガンは「For Earth, For Life」。
2024年5月、2026年5月を目途に本社を創業の地である現在の大阪市浪速区から同市北区(うめきた2期)のグラングリーン大阪に移転すると発表した。[8]
芙蓉グループに属している[9][10]。
2010年(平成22年)2月の創業120周年を記念して、グループ共通の新スローガン「For Earth, For Life」が制定された。
過去のスローガンは「国づくりから米づくりまで」、「ゆたかな人間環境づくり」、「技術でこたえる確かな未来」(以上旧久保田鉄工時代のもの)、「ヒューマニティテクノロジー:Hu-Tech」、「美しい日本をつくろう」、「進化を、新価で!」、「LOVE THE EARTH MORE:もっと地球を愛したい」、「水と土と空と、地球のために。」、「社会の底力。」などであった。
マスコットキャラクターは「元氣村の仲間たち」でCMでも放送されている。
- 元氣くん
- ひまわりちゃん
- オレンジ
- ウエール
- カール
- 豊作おじいさん
- 豊お父さん
- あさひお母さん
現在のマスコットキャラクターはスッピー君。
2017年1月から、女優の長澤まさみを起用し、社会に信頼され親しまれるクボタブランドの構築を目指している。コミュニケーションスローガンは「壁がある。だから、行く。クボタ」
また、ラグビーワールドカップ2019以降、スポーツに関係して海外協力の取り組みを紹介するCMを上記スローガンを掲げて放送している。長澤は出演しない。
- ラグビー…イメージ作品。ラグビーワールドカップ2019日本テレビ系中継内ほか各民放ラグビー中継内CM
- サッカー…カタールでの水インフラ整備協力について。2022 FIFAワールドカップ民放中継内CM
池井戸潤原作の「下町ロケット ゴースト」は、トラクターのトランスミッションをきっかけに物語が展開される。2018年10月に放送が始まったTBSのテレビドラマでは、クボタが技術監修で協力しており、最新の自動運転トラクターのアピールの一助になった。[13]
[14]
ラグビーワールドカップ2019において、クボタスピアーズに所属するピーター・ラブスカニフ選手は日本代表として、ドウェイン・フェルミューレン選手は南アフリカ代表として活躍した。
CMキャラクター(過去のCMキャラクターを含む)
[編集]- 橋幸夫(トラクター「ブルトラ」シリーズ、トラクター「L」シリーズ、コンバイン「NX」シリーズ)
- アンディ・フグ(トラクター「キングウェル」シリーズ)
- 谷亮子(コンバイン「エアロスター」シリーズ、クボタ農業機械 全国試乗キャンペーンほか)
- 室伏広治(コンバイン「エアロスター」「エアロスター ダイナマックス」シリーズ、クボタ農業機械 全国試乗キャンペーンほか)ほか
このほか、企業イメージキャラクターとして、日比野克彦、安田成美、利根川進などを起用したこともあり、2017年1月より女優の長澤まさみを起用している。
2010年(平成22年)3月からは、農業機械部門の新キャラクターとして、前述したマペット人形による「元氣村の仲間たち」が登場。架空の「元氣村」にて、トラクターの「オレンジ」、田植機の「ウエール」、コンバインの「カール」などが登場し、村の人々とともに農業を元気にする、という設定である。
- 2018年4月以降、全国ネットのレギュラー番組での提供は無いが、2023年9月時点ではスペシャル番組には提供する事がある。
- 農業一口メモ(山形放送) - 系列会社の南東北クボタと共同で提供。
- テレビ朝日などの系列外他局には日曜深夜などにスポット枠でCMを送出している。
- 日本テレビ系
- 「太陽にほえろ!」から長らく筆頭複数社の提供番組が続いていたが、かつて1987年ごろに「全日本プロレス中継」を土曜19時で放送していた時期に30秒別枠で提供していたときがあった。「はだかの刑事」終了以降は30秒に縮小されて「シューイチ」まで番組提供を継続してきたが、2013年4月改編で「シューイチ」の時間枠拡大などを理由に提供を降板、1977年頃から続いてきた番組提供が一旦途切れて現在に至る。上記の通り、2017年4月より「満天☆青空レストラン」のスポンサーを務めている。上記の通り2018年3月31日放送をもって降板。
- テレビ朝日系
- 腸捻転解消前のネット局であった毎日放送制作の「野生の王国」[注釈 7]と金曜21時枠時代劇のスポンサーだったが、1975年3月31日の腸捻転解消以降は1枠は「13時ショー」→「徹子の部屋」の前半枠複数社提供、もう1枠は朝日放送制作の「おはようワイド・土曜の朝に」の筆頭複数社提供社の1社として流れていたが、その後の提供番組は色々と変わっていった。時期により「サンデープロジェクト」の前半枠複数社提供の1社だったり、「ザ・スーパーサンデー」からしばらく数年間日曜19時からの2時間ワイド番組のスポンサーだったりしていたが、2000年代に入りアスベスト問題で提クレ自粛という時期もあった。2007年3月末で「サンデープロジェクト」を途中降板、一旦テレビ朝日系で番組提供が「旅の香り」や日曜深夜のスポット扱いなどになるが、2013年4月に「シルシルミシルさんデー」で提供復帰したが、その後降板[注釈 8]。
- TBS系
- かつて「JNNニュースデスク」などいくつかの複数社提供番組が存在していたが、次第に提供番組が減少していき年によっては北海道放送(HBC)制作のスキージャンプ大会→全国ネット特番のみ提供していた。しかし、2000年代に入り平日朝ワイドの複数社提供→MBS・TBS共同制作の日曜22時台複数社提供などで綱を渡りながら番組提供していたが、2012年10月改編で再び平日朝ワイドの複数社提供へ戻されて現在に至る。その他にはMBS制作の「アップダウンクイズ」のヒッチハイクを担当していた事もあった。
- テレビ東京系
- 「独占!スポーツTODAY」の頃から何かしらの提供番組が続いているが、テレビ大阪の開局(1982年3月1日)以降はテレビ大阪の開局記念特番の筆頭スポンサーの1社として提供している。それが縁で「感涙!時空タイムス」のスポンサーにもなったが、同番組終了後は時折特番提供などでテレビ東京系で登場しており現在に至る。
- フジテレビ系
- 芙蓉グループの1企業でもあり、「FNNニュースレポート23:00・23:30」の複数社提供1社でもあったため、1970年代 - 1990年代は提供番組が多かったが、「感動エクスプレス」の不定期単発特番終了後以降「Mr.サンデー」の複数社提供1社になるまでは関西テレビ制作の全国ネット特番しか提供しなかった時期もあった。過去に1月3日の午前中に全国ネットで放送されていた正月特番「日本放送演芸大賞」の複数社提供1社としてスポンサーをしていた時もあった(関西テレビが制作に関わっていた年から1987年まで)。2012年10月関西テレビとの共同制作の「Mr.サンデー」に途中から提供開始して現在に至る(2013年9月末で降板)。2015年4月から「SMAP×SMAP」のスポンサーとなり、2016年9月末で降板。
- その他地方局
- 「クボタ民謡お国めぐり」をネットしていた放送局が多かった。
- 2008年
- 9月30日、偽装請負問題対策として期間限定の雇用契約を結んだのは違法として、同社恩加島事業センター(大阪市)の外国人労働者ら15人が全日本港湾労働組合との活動の中で大阪地裁に雇用期限後の従業員としての地位確認を求める訴えを起こす[15]。
- この訴訟に関連して、同社が、訴訟の原告となっている労働者について、非正規従業員に対し支払う『契約終了慰労金』の対象から除外する方針を示しており、「裁判妨害」の意図があると疑われている[16]。
- 2010年
- 1月、前述の旧神崎工場の周辺に住んでいた住民の一人が、大量のアスベスト吸引が原因と見られる石綿肺を発症していたことが判明、同工場の職務従事者以外では初の発症例となった。この住民は、同社に対し救済金を請求する書類を提出[17][18]。
- 2017年
- 4月、2014年12月-2015年12月期までの1年間に亘り、茨城県内の工場内の道路の舗装工事の費用などに関連して、大阪国税局から約2億4,000万円の所得隠しを指摘されていたことが判明した[19]。
- 2023年
- 4月、同社の子会社・フモト産業(清算済み)の元経理担当の企画管理部長である57歳男性が、大阪府警察から業務上横領の容疑で逮捕された。馬券の購入などに充てられていた模様である。クボタの社内調査により、2016年から2021年までの7年間で総額約8億円の私的流用が確認されている模様である[20][21]。
石油発動機搭載耕耘機
アステ A-175トラクター(
2007年現在絶版)
- ^1971年当時。
- ^ただし、従来の2輪駆動も設定。
- ^前輪・ホイール式 / 後輪・クローラー式、いわゆるセミクローラー式(ヤンマーはハーフクローラー(ちなみに当初はヰセキからのOEM、のちに自主開発の「エコトラデルタ」シリーズに移行)、ヰセキはセミクロ、三菱はハフクロ(ヤンマー同様、ヰセキからのOEM))とも呼ばれる。
- ^一部「相葉マナブ」で提供している地方局もある。
- ^当社の途中降板と入れ替えに伴いこれまで「ニュースステーション」の途中からテレビ朝日系平日ニュース最終枠の木曜スポンサーだった1社であるキッセイ薬品が「報道ステーション」木曜のスポンサーを途中降板して「驚きももの木20世紀」終了以来の古巣枠へ提供番組を移動している。
- ^企業CMの日と農業機械CMの日にローテーション上分かれている。
- ^放送当時弊社は住友グループと共同提供していた。
- ^過去に大阪開催時代の「全日本大学女子駅伝」の複数社提供1社として提供した年が度々あった。
- ^現在の本社阪神事務所、兵庫県尼崎市。
ウィキメディア・コモンズには、
クボタに関連するカテゴリがあります。
- 建材
- 鉄管
- 建設機械
- 農業機械
- クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
- クボタ・GH系エンジン
- 住友建機 - 2023年、建設機械の相互OEM供給について検討していることが発表された。
- 日本ニューホランド - T2として、小馬力帯の同社のトラクタがOEM供給されている。
- 三菱マヒンドラ農機 - 複数の馬力帯で、同社のトラクタがOEM供給されている。
- エクサムメガ -フランスのマイクロカーメーカーで、クボタの汎用ディーゼルエンジンを搭載したマイクロカーを製造販売している。
- KGT(ケイ・ジー・ティー、旧クボタグラフィックテクノロジー)- 現在は会社分割によりサイバネットシステム子会社(富士ソフト孫会社)。
- サンヨーホームズ(旧クボタハウス)- クボタ発祥である住宅事業の元子会社。本来は京阪神におけるプレハブ住宅の事業展開が主体、のち三洋電機が子会社化。現在は三洋電機からも離れている。
- 本田技研工業 - トラクターを販売していた頃トラクターを共同開発したり(「マイティ130D」)、16馬力から32馬力までの機種をOEM供給していた。
- 日立建機ティエラ - トラクターや田植機、コンバイン等の農業機械を販売していた頃、OEM供給していた。
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新潟県民会館小ホールの緞帳 かつては旧社名(久保田鉄工株式会社)が刻まれていたが、社名変更に伴い現ロゴに縫い変えられた。 |
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