イーデー[1](古希:Ἴδη,Ide,ラテン語:Ida)はギリシア神話に登場するニュンペーまたは人物[2]。日本語では長母音を省略してイデとも表記される[3]。同名の3人がおり、以下に説明する。ただし、最初と三番目のイーデーは同一人物ではないかという指摘がある[2]。
このイーデーは、メリッセウスの娘(ニュンペー[1])で、姉妹のアドラステイアと共にクレーテー島で幼いゼウスを育てた[2]。
このイーデーは、コリュバースの娘で、クレーテー島の王リュカストスの妻となりミーノース2世を産んだ[2]。
このイーデーは、『アエネーイス』に登場するクレーテー島のニュンペー[2]。プリュギアに赴き、その名をイーデー山に与えたという[2]。