もう中学生(もうちゅうがくせい、1983年〈昭和58年〉2月14日 - )は、日本のお笑い芸人、俳優。吉本興業所属。長野県長野市出身。身長181 cm[3]、体重70kg。血液型O型。本名は丸田 典幸(まるた のりゆき)。略称はもう中。NSC東京校7期出身。
長野県長野市出身[4]、長野県更級農業高等学校卒業。
実父は画家(イラストレーター)で、自身の個展を開いた際には近所の会合のチラシなどの作品を集めた「もうお父さん展」も併催した。2歳年上の兄がいる。
小学生の頃から将来はお笑いをやろうと決めており、中学時代は陸上部でハードルの選手だった。高校時代は野球部へ入部したが、進学後は東京でお笑いライブを見に行くと決めていたため土日に練習を休みがちになったことで高2に進級すると同時に退部した。守備は一塁手[5]。
芸名の由来は小学校の卒業文集での作文のタイトルからそのまま採られ、「期待と不安でいっぱいだった当時の思いを忘れないように」という意味で名付けたと取材で語っていた[6]。しかしそれは本当のことを誤魔化すために作ったエピソードで実際は17歳で養成所に履歴書を提出する際、流れ作業のように受け取る受付の吉本社員の手が「ん? あんた中学生じゃないでしょ?」と止まることを期待して書いた名前とのこと[7]。
2001年10月に18歳で初舞台を踏む。当時は『商業』というカルテットのメンバーで、解散後も元メンバーとの交流は続いている。
2009年から2010年頃にかけて『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)などで活躍。
その後はテレビ出演が落ち着き、一時は芸人引退や地元に帰って長野を主体に活動するローカルタレントに転身するか悩んでいたが、コールアンドレスポンスが必要なネタを無観客配信で行ったことを『水曜日のダウンタウン』(TBSテレビ)の「芸人が今までで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説」(2020年7月15日放送)の中で川島明(麒麟)が紹介したことから再び注目されるようになり[8]、更には『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)へのゲスト出演をきっかけに『有吉の壁』(日本テレビ)などにも出演、ニホンモニター調査の「ブレイクタレントランキング」で年間10位に入るなど[9]再ブレイクを果たした[10]。
2024年10月4日、椎間板ヘルニアとの診断を受け入院することを明らかにした[11]。
- イラストを描いた段ボールなど自作の大道具・小道具を使用した1人コントを演じる。ネタより先にイラストが完成することがある。
- イラストで使う画材の費用は1年で約10万円かかり、これまで描いて来た作品は「思い出がある」とのことで全てを保管しているという[6]。保管のために都内に3階建ての一軒家を借りている[16]。
- ハイテンション、ハイトーンボイスと落ち着きのない動きが特徴。ネタを始める前に漫談を行うことが多い。その後「というわけでコント、『○○』!」とネタのタイトルを言った後で「お楽しみに〜」と言い大道具の裏に移る。その後、ネタを始めるまで時間がかかる場合、つなぎとして「少々お待ちを〜」[17]「しばしご歓談を〜」「別の事考えてて〜」などと言うこともある。ネタが終わった後には「というわけで、どうもありがとうございました」と言って終える。
- チュン太郎とチュン次郎と名付けられたニワトリ2羽が登場することがある(見た目はニワトリだがチュンチュンと鳴く)。誕生のきっかけは、テレビ番組でネタを披露する際に持ち時間が1分と限られていることから、自分が鳥に扮してネタを進めるより絵にした方が効率が良いと考えたためである。チュン次郎が自分で、チュン太郎が自分の実の兄の設定[18]。
- 基本的にネタにはなんらかのテーマ性が込められることが多く(道徳、雑学など)、その場合は芸が終わるとチュン太郎などの動くキャラが「タメになったね〜」「タメになったよ〜」と言う。
- 段ボールは大きく重量もそこそこあるため、運搬により右腕の筋力が鍛えられている。
- 普段は自転車通勤であり、ネタの段ボールはビニール袋で覆ってハンドルに引っ掛け持ち運んでいる。自転車移動が難しい営業先などには他の乗客へ迷惑にならないようラッシュ時は避け、段ボールを持って電車移動している[19]。
- 小道具を一切使わない漫談を行うこともある。
- 大喜利を得意とし、第8回『IPPONグランプリ』(フジテレビ)では、1,155人が参加した予選を勝ち抜き出場。結果はブロック敗退であったが、設楽統(バナナマン)は収録前に見た予選の答えを見て「出す大喜利の答え、トリッキーですよ。ハマったら、誰も勝てないです」、松本人志(ダウンタウン)からは「客を虜にしている」「こういう答えを出す根性がすごい」との高評価を得た。
- 『Shibuya Deep A』(2012年、NHK総合)の「お笑いムチャぶりバトル」で5週連続勝ち抜き、殿堂入りを果たした。
- 徳井健太(平成ノブシコブシ)によれば、大喜利の際は言いたい単語を先に決めておいてそれをお題につなぎ合わせてゆく方法をとっている[10]。
現在のレギュラー番組
過去のレギュラー番組
不定期出演番組
過去の出演番組
現在のレギュラー番組
過去の出演番組
- 有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE「秋定麗子物語~A pionner of all things~」(2022年6月11日、ライブビューイングジャパン)[31]
- 「こいのぼりといなりと僕」(2007年5月13日、渋谷シアターD)
- 「もう中学生ギャグリサイタル スピリチュアル・ラブ〜いやされたいなら寄っといで♪〜」(2008年5月25日、渋谷シアターD)
- 「もう中学生ユニーク劇場/愛、おぼえていますか?(楽しいおしゃべりと小粋なグ〜ギャ〜の集い)」(2009年7月8日、笹塚ファクトリー)
- 「色ぬりおトークライブ/おト〜クだねぇ〜♪」(2010年10月11日・12月26日・2011年11月23日・2012年7月16日・2012年11月23日・2013年1月14日・6月28日、ヨシモト∞ホール)
- 「のんびり♪ほんわか!しあわせさん〜夏休み特大号〜」(2010年8月25日、きゅりあん小ホール)
- 「もう中学生ユニーク劇場 〜『のび太の』って『び太』を『の』で包んである!〜」(2012年6月7日・8日、関交協ハーモニックホール)
- 「もう中学生版一本でもニンジン」(2012年6月24日・7月22日・9月23日・10月26日・2013年2月27日・4月26日・11月22日・2014年9月24日、下北沢ギャラリーHIBOU HIBOU)
- 「もう中学生の絵本読み聞かせ教室」(2012年8月11日・11月10日、神保町花月)
- 「もう中学生のタップリ90分〜お笑いショーと楽しいパーティー〜」(2013年3月2日、よしもと浅草花月)
- もう中学生トークライブ「汗(アシェ)」(2013年11月19日、渋谷シアターD)
- 「オツでステキなひととき」(2014年11月3日、沼津ラクーンよしもと劇場)
- 「もう中学生のネタ&おトーク オツな味わい1じかん」(2014年8月22日・9月13日・10月18日・12月7日・2015年1月12日・2月1日・3月14日・4月19日・5月16日・6月13日・7月19日・9月19日・11月14日・2016年1月16日、渋谷シアターD)
- 「もう中学生のネタ&おトーク オツな味わい1じかんはん〜もうすぐ芸歴15周年〜」(2016年3月26日、ヨシモト∞ホール)
- 「もう中学生単独ライブ」(2016年7月17日、ヨシモト∞ホール)
- 「わたしゃ、も少し、笑いがほしい!!」(2016年9月24日、長野市芸術館)
- もう中学生15周年単独ライブツアー「あたしゃ やっぱり 笑いがほしい!」(2017年4月29日・ルミネtheよしもと、5月6日・米子コンベンションセンター、5月13日・長野市芸術館、5月20日・沼津ラクーンよしもと、6月18日・伏見ジャミン、8月11日・幕張イオンモール劇場)
- 「なべの主役、えのき〜もう中学生単独ライヴ・ザ・FINAL(2017の)〜」(2017年12月2日・ルミネtheよしもと、12月16日・なんばYES THEATER、12月23日・沼津ラクーンよしもと)
- 「さよなら平成、こんにちは◯◯。」(2019年5月3日、ルミネtheよしもと)
- 「もう中裁判」(2008年12月30日・2009年12月24日・2010年12月30日・2013年12月30日、よしもとプリンスシアター)
- 「第1回もう中学生大会」(2019年2月11日・6月30日・12月21日・2020年10月15日・2021年6月21日、ルミネtheよしもと)
- 「もう中学生の答え合わせ」(2020年8月から月一定期開催、よしもと有楽町シアター)
- カリカ家城・もう中学生二人会「奇跡だねぇ」(2009年9月27日、よしもと浅草花月)
- もう中学生×永野スペシャルライブ「俺たちの時代」(2011年2月27日、よしもと浅草花月)
- 永野×もう中学生の「マカロニの穴」(2012年10月18日・2013年1月24日、新宿Naked Loft)
- もう中学生×エハラマサヒロ×こがけん「ティンパニー」(2019年5月13日、ヨシモト∞ドーム ステージI)
- 小道具展「もう中学生幸せになるギャグアート展」
- (2009年10月1日 - 10月13日、渋谷パルコファクトリー)
- (2009年11月20日 - 11月29日、松本パルコ)
- ギャグアート展「もう中学生アートギャラリー」(2010年9月18日 - 10月3日、長野ショッピングプラザagainホール)
- 「もう中学生のラッキー♪になれる展覧会」(2011年10月3日 - 10月9日、下北沢ギャラリーHIBOU HIBOU)
- ルミネ the よしもと〜業界イチの青田買い 09春〜(2009年4月22日発売)
- 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 http: 鷹の爪.jpは永遠に(2010年1月16日発売)
- ヨシモト∞ホール 若手お笑いバトル Vol.1 Presented by AGEAGE LIVE(2010年3月24日発売)
- ルミネtheよしもと〜業界イチの青田買い2010 SPECIAL〜(2010年4月28日発売)
- 1週間にけつッ!!(2010年8月11日発売)
- IPPONグランプリ08(2014年5月21日発売)
- LAUGH SPORTS FES 2014 in CHIBA~よしもと若手"ほぼほぼ"オールスターズ大運動会(2014年10月8日発売)
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現在のレギュラー出演者 (△:隔週出演) | |
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ラヴィット!ファミリー[† 12] (○:現在出演中) | |
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| マンスリーレギュラー[† 16] | |
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コーナーレギュラー出演者 (○:現在出演中) | |
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| 実況 | |
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| 中継リポーター・B'z | |
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ニュースコーナー担当者 (○:現在出演中) | |
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| 過去のレギュラー出演者 | |
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| 姉妹番組・スピンオフ | - 真夏の夜のラヴィット!
- ラヴィット!新年会
- ラヴィット!×3/18公開!映画『KAPPEI』コラボ特別編
- はみ出しラヴィット!SP 赤坂マッドマックス〜怒りのデスラヴィット!〜
- 夜明けのラヴィット!
- 耳心地いい-1グランプリ
- お笑いの日
- ゴールデンラヴィット!
- KISUKE2025新春 最強運芸能人決定戦
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| 関連人物 | |
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| 関連項目 | |
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備考 - ^2023年1月から6月までは産休のため出演休止。
- ^2023年10月から加入。那須は2023年12月から2024年4月まで病気療養、同年4月8日放送分から復帰。
- ^2021年10月から加入。
- ^abcd2023年10月から加入。
- ^ab2021年10月から隔週出演であったが、2023年4月から正式にレギュラーに加入。
- ^2023年11月から2024年1月までは産休のため出演休止。
- ^2021年3月から7月までは木曜「ラヴィット!ファミリー」として出演、2021年10月からレギュラーに加入。
- ^2024年4月から加入。くるまは2025年2月27日分から5月22日まで出演休止。
- ^2024年7月28日から2024年11月1日まで産休のため出演休止。
- ^2021年3月から9月までは隔週出演だった。
- ^2021年3月から9月までは火曜隔週レギュラー。
- ^2021年3月から9月までは2か月間、2021年10月からは3か月間となるシーズンレギュラー。
- ^毎週1人ずつ出演。グループ結成日となる2025年11月24日にはメンバー5人全員が出演した。
- ^毎週メンバーが2人ずつ出演。最終日となる3月26日はメンバー4人全員が出演した。
- ^毎週1人ないし2人ずつ出演。シーズンレギュラー最終日の2025年9月24日にはメンバー6人全員が出演した。
- ^2021年9月で廃止。
- ^abcde毎週メンバーが2人ずつ出演。
- ^テーマソング「ヒューマニティ!」を担当。
- ^主に月曜〜金曜・土曜日の『夜明けのラヴィット!』のナレーションを担当。
- ^ラッピーの声を担当。
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