| ところバス | |
|---|---|
所沢市内循環バス「ところバス」 | |
| 基本情報 | |
| 国 | |
| 所在地 | 埼玉県所沢市 |
| 運行範囲 | 航空公園駅周辺 |
| 種類 | コミュニティバス |
| 開業 | 1998年 |
| 運営者 | 運営主体:所沢市 運行受託:西武バス所沢営業所 |
| 詳細情報 | |
| 路線数 | 7 |
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所沢市内循環バス(ところざわしないじゅんかんバス)は、埼玉県所沢市が運行するコミュニティバスである。愛称は「ところバス」。1998年5月1日運行開始。西武バス所沢営業所が全路線の運行を受託している。また、2021年4月1日にワゴン車タイプの「ところワゴン」も運行を開始した。こちらは西武ハイヤー所沢営業所が全路線の運行を受託している。
所沢市内には多数の幹線道路や市道などの生活道路が存在する。各方面から往来する一般自動車による道路渋滞により一般路線バスの定時運行が難しくなり、路線バスの廃止や短縮などを余儀なくされていた。こうして路線バスが廃止された道路沿いの住民からのバス復活要望や、一般路線バスが運行できない狭隘道路などの「交通空白地域」からも何らかの形でバスを走らせてほしいとの陳情が市役所に多く寄せられていた。そこで市で検討し、市役所はじめ主要官公庁の集まる西武新宿線航空公園駅を起点に、1998年に東西の2路線が開業したのが始まりである。その後、路線の追加・統合を経て、現在の運行形態となる。
2018年10月からは初の市外(県外)乗り入れとして、所沢市と東村山市が協定を結び、南路線(吾妻循環コース)で東京都東村山市の西武遊園地駅へ乗り入れの実証運行を開始した[1][2]。その後、実証運行の結果が振るわなかったことから、2020年3月をもって東村山市域への乗り入れを廃止し、同年4月1日より西武園駅から遊園地西駅へ直行する東村山市域乗り入れ前のルートに戻ることが発表された[1][3][4]。また同日より全路線で運賃改定を行い、現金運賃で最大10円、IC運賃で3円から5円の引き上げとなった[4]。
運賃は、地域を走る西武バスの一般路線バスに準じており、中乗り後払い式。
航空公園駅発着ダイヤのうち、日中に食事休憩や中休が組まれている場合、運用車両は所20-1:所沢駅西口 - 並木通り団地線沿線にある「北御幸町」バス停そばの専用待機場に入る。夜間は西武バス所沢営業所に入庫する。
※主なバス停名を記載。
[C]西路線(新所沢・狭山ヶ丘コース)
[D]西路線(向陽町・北中コース)
保健センター - 所沢駅西口 -吾妻 - 吾妻橋 - 吾妻まちづくりセンター -競輪場入口 -西武園駅 -西武園ゆうえんち駅 -山口城跡 -下山口駅入口 -小手指南 -上新井 -西所沢駅入口 - 金山町五丁目 - 中央公民館 - 保健センター
航空公園駅 - 防衛医大病院前 - リハビリテーションセンター - ところ荘入口 - 中央公民館 - 金山町五丁目 - 西所沢駅入口 - 上新井 - 小手指南 - 下山口駅入口 - 山口城跡 - 高橋 -上山口 -椿峰ニュータウン - 瑞岩寺前- 春の台公園 - 吾妻まちづくりセンター - 吾妻橋 - 吾妻 - 所沢駅西口 - 保健センター - 市民医療センター - 航空公園南 - 航空公園駅
[G]西路線(航空公園駅~新所沢駅東口)
航空公園駅 - リハビリテーションセンター - 新所沢駅東口
航空公園駅 -防衛医大病院前 -リハビリテーションセンター - こどもと福祉の未来館 -泉町 -新所沢駅西口 - 新所沢コミュニティセンター -小手指駅北口 - 吉祥院前 -狭山ヶ丘駅東口 -JA三ヶ島支店北 - 三ヶ島まちづくりセンター -芸術総合高校 -狭山湖口 -西埼玉中央病院 - 狭山ヶ丘駅西口
航空公園駅 - パークタウン所沢警察署前 - 秩父学園入口 - 道傍公園 - 所沢ニュータウン -中富角 - エステシティ所沢 - 柳瀬民俗資料館 - やなせ荘入口 - 柳瀬公民館入口 -東所沢駅 - 東部クリーンセンター - 秩父学園入口 - パークタウン所沢警察署 - 航空公園駅
航空公園駅 - 防衛医大病院前 - リハビリテーションセンター - こどもと福祉の未来館 - 新所沢駅西口 - 向陽町 - 北岩岡 - 富岡公民館 -ネオポリス中央 - JA富岡支店前 -下富公民館 - 所沢リハビリテーション病院 - 所沢ニュータウン -並木通り団地 - 新所沢駅東口 - リハビリテーションセンター - 防衛医大病院前 - 航空公園駅
全車両が車椅子乗車に対応しているが、一部のバス停留所では安全上の理由から車椅子での乗降ができない。
全路線で、日野自動車製の小型車が使用されているほか、新所沢・狭山ヶ丘コースではBYD製EVバスも使用されている。

| ところワゴン | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国 | |
| 所在地 | 埼玉県所沢市 |
| 運行範囲 | 狭山ヶ丘駅・東所沢駅・新所沢駅周辺 |
| 種類 | コミュニティバス |
| 開業 | 2021年4月1日 |
| 運営者 | 運営主体:所沢市 運行受託:西武ハイヤー所沢営業所 |
| 詳細情報 | |
| 路線数 | 8 |
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所沢市では交通不便地域の解消に向け「ところバス」を運行してきたが、路線の見直しを行ってきた結果、コースが肥大化し、増便が図れない等、依然として公共交通を利用しづらい地域(公共交通不便地域)が点在していた。そこで、地域の需要に応じたきめ細やかな公共交通を整備するため、地域住民と協働のもと、ワゴンタイプの小型車両を使用した新たな交通手段である「ところワゴン」の運行を開始することとなった[12]。2019年2月の所沢市地域公共交通会議から「ところバス」に代わる新たな交通手段を協議・検討を重ねた。会議では2020年11月に運行の指針、運賃、利用方法などが提示され、現在の実証運行に至る[13]。
2021年4月1日から西武池袋線狭山ヶ丘駅を起終点に、三ヶ島地区を循環する2路線が実証運行を開始した。運行開始直後は先着100名に所沢市のオリジナルグッズを配布した[14]。2022年11月30日には若狭・三ヶ島ルートを分割して3路線に改め、経路と運行ダイヤの変更を行った[15]。2024年4月1日、一定の利用者が確認できたことから、停留所を増設しダイヤ改正、本格運行に入った。[16]
2023年3月7日からはJR武蔵野線東所沢駅を起終点に、柳瀬地区を循環する2路線の実証運行を開始した[17]。
2023年5月27日からは西武新宿線新所沢駅を起点に、富岡地区を循環する2路線の実証運行を開始した[18]。2024年10月1日からは「ところバス」北路線の廃止を受けて改編を行い、3路線としたうえで実証運行を行っている[19]。
年末年始(12月29日〜1月3日)は運休となる。若狭コースは土曜・日曜・祝日も運休となる[20]。
運賃は均一制・前払いとなっている。
狭山ヶ丘駅発着の路線は、1便の運行が終わるごとに、ロータリーから約150m離れた武蔵藤沢駅寄りにある西武ハイヤーの待機場に入庫し、次の便の発車時刻が近づくと待機場から出庫する。
※主なバス停名を記載。
2022年11月30日運行開始。7時台から18時台まで、毎時1便ずつ計12便の運転。所要時間30~37分。これまで片方向のみの運転であったものを両方向の交互運行に変更し、奇数時は林一丁目先回り、偶数時は三ヶ島まちづくりセンター先回りとして運転する。9時台から16時台までの運行ではいずれも和ヶ原商店街を経由する。
三ヶ島ルート
狭山ヶ丘駅西口 → 若狭 → 和ヶ原商店街 → 三ヶ島中学校 → 芸術総合高校前 → 大日堂南 → 三ヶ島まちづくりセンター → 和ヶ原商店街 → 若狭 → 狭山ヶ丘駅西口(9時台~16時台)
狭山ヶ丘駅西口 → 若狭 → 三ヶ島中学校 → 芸術総合高校前 → 大日堂南 → 三ヶ島まちづくりセンター → 若狭 → 狭山ヶ丘駅西口(7時台、8時台、17時台、18時台)
2022年11月30日運行開始。7時台から18時台まで、毎時1便ずつ計12便の運転。所要時間32~37分。若狭・三ヶ島ルートを改変し、主に三ヶ島地区を循環する。9時台から16時台までの運行では和ヶ原商店街を経由する。
若狭ルート
狭山ヶ丘駅西口 → 若狭一丁目 → グリーンヒル入口 → 西埼玉中央病院 → グリーンヒル入口 → 若狭一丁目 → 狭山ヶ丘駅西口
2022年11月30日運行開始。8時台から17時台まで、毎時1便ずつ計10便の運転。所要時間20分。狭山ヶ丘駅から西埼玉中央病院にアクセスする路線であり、往復で1便の扱いになっている。2022年11月29日まで運転された若狭・三ヶ島ルートの一部を踏襲している。西埼玉中央病院での小手指駅方面への西武バスとの接続は考慮されていない。
日比田ルート
東所沢駅 →サクラタウン東 → エステシティ中央 → サクラタウン東 → 東所沢駅
2023年3月7日運行開始。(2025年1月4日より現ダイヤ)東所沢駅7時30分発から18時10分発まで、おおむね120分間隔で計8便の運転。所要時間26分。東所沢駅からエステシティ中央を往路と復路をほぼ同じルートで走行するが、⑥日比田会館前の東所沢駅方面は通過し、そのまま開智学園前方面に向かう。
南永井ルート
東所沢駅→サクラタウン東→窪野→柳瀬まちづくりセンター→サクラタウン東→東所沢駅
2023年3月7日運行開始。(2025年1月4日より現ダイヤ)東所沢駅7時20分発から18時00分発まで、3時間20分・5時間ちょうど・2時間20分と間隔は決まっていない。計4便の運転。所要時間29分。片方向のみの運転である。
本郷ルート
2023年3月7日運行開始。(2025年1月4日より現ダイヤ)
東所沢駅→名古屋→東福寺→和田東→東所沢駅(名古屋先回り)
東所沢駅→和田東→東福寺→名古屋→東所沢駅(和田東先回り)
東所沢駅7時50分発から17時30分発まで、1時間20分間隔のことが多いが、1時間10分や1時間50分間隔もある。計8便の運転。名古屋・和田東先回りが交互に走る。
坂之下・城ルート
東所沢駅→柳瀬まちづくりセンター→中→坂之下上→東所沢駅
ネオポリスルート
新所沢駅東口 → 花園三丁目 → ラーク所沢 → 富岡まちづくりセンター → ネオポリス北 → ラーク所沢 → 花園三丁目 → 新所沢駅東口
2024年10月1日運行開始。新所沢駅東口7時13分発から18時3分発まで、45~145分間隔で計8便の運転。所要時間30分。片方向のみの運転で、ところバス「富岡循環コース」の一部を踏襲している。
北岩岡ルート
新所沢駅西口 → 向陽町 → 北岩岡 → 富岡まちづくりセンター → ネオポリス北 → 新所沢清和病院 → 下富片側 → ネオポリス北 → 富岡まちづくりセンター → 北岩岡 → 向陽町 →新所沢駅東口
2024年10月1日運行開始。新所沢駅西口9時発から14時55分発まで、80~110分間隔で計4便の運転。所要時間55分。片方向のみの運転で、ところバス「富岡循環コース」の一部を踏襲し「向陽町・北中コース」と重複区間がある。
多門院ルート
新所沢駅東口 → 花園二丁目 → 並木通り団地 → 所沢ニュータウン → 下富公民館 → 多門院前 → 所沢リハビリテーション病院 → 所沢ニュータウン → 並木通り団地 → 花園二丁目 → 新所沢駅東口
2024年10月1日運行開始。新所沢駅西口8時30分発から15時30分発まで、180~240分間隔で計3便の運転。所要時間65分。片方向のみの運転で、ところバス「富岡循環コース」の一部を踏襲している。
※主なバス停名を記載。
2021年4月1日から2022年11月29日まで、和ヶ原商店街付近を除いた現在の林・糀谷ルートを片方向に毎時1便、1日12便運行していた。
若狭・三ヶ島ルート
2021年4月1日から2022年11月29日まで、片方向に毎時1便、1日12便運行していた。2022年11月30日、若狭ルートと三ヶ島ルートに分割された。

全車両が車椅子での乗降に対応している。また、ベビーカーを折りたたんで持ち込むこともできる[12]。路線によって車体の色は異なる。
全路線で、トヨタ製のワゴン車が使用されている。
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