Ubuntuは、Debianをベースに開発された、ユーザーフレンドリーなLinuxディストリビューションです。その使いやすさと豊富なコミュニティサポートから、初心者から上級者まで幅広いユーザーに利用されています。このハンドブックでは、Ubuntuの基本的な概念から、コマンドライン操作を通じたシステム管理の方法までを解説します。
Ubuntuは、Canonical Ltd.によってサポートされているオープンソースのオペレーティングシステムです。Debianをベースにしていますが、より使いやすいインターフェースと定期的なリリースサイクルが特徴です。Ubuntuのリリースは、通常6ヶ月ごとに新しいバージョンが提供され、2年に1度の長期サポート(LTS)版がリリースされます。LTS版は5年間のサポートが保証されており、企業や重要な環境での使用に適しています。
Ubuntuのインストールは、公式のインストールメディアを使用して行います。インストールプロセス中に、言語設定、キーボードレイアウト、ディスクパーティション、ユーザーアカウントの作成などを行います。インストールが完了したら、まずはシステムの更新を行いましょう。
sudoaptupdatesudoaptupgrade
これらのコマンドは、システムのパッケージリストを更新し、インストールされているパッケージを最新の状態にします。
Ubuntuでは、Debianと同じAPT(Advanced Package Tool)を使用してパッケージ管理を行います。新しいソフトウェアをインストールするには、以下のコマンドを使用します。
sudoaptinstallpackage_name
インストールしたパッケージを削除するには、以下のコマンドを使用します。
sudoaptremovepackage_name
また、不要なパッケージやキャッシュを削除するには、以下のコマンドを使用します。
sudoaptautoremovesudoaptclean
Ubuntuのシステム管理には、コマンドラインが非常に有用です。システムの状態を確認するために、以下のコマンドを使用することができます。
top
このコマンドは、システムのリソース使用状況をリアルタイムで表示します。また、システムのログを確認するには、以下のコマンドを使用します。
journalctl-xe
このコマンドは、システムのログを詳細に表示し、エラーや警告を確認するのに役立ちます。
Ubuntuのネットワーク設定は、netplanを使用して行うことができます。設定ファイルは通常、/etc/netplan/ディレクトリにあります。例えば、静的IPアドレスを設定するには、以下のように記述します。
network:version:2ethernets:eth0:dhcp4:noaddresses:-192.168.1.100/24gateway4:192.168.1.1nameservers:addresses:-8.8.8.8-8.8.4.4
設定を反映させるには、以下のコマンドを使用します。
sudonetplanapply
Ubuntuのセキュリティを強化するためには、ファイアウォールの設定や定期的なシステム更新が重要です。UFW(Uncomplicated Firewall)を使用して、簡単にファイアウォールを設定することができます。
sudoaptinstallufwsudoufwenablesudoufwallowsshこのコマンドは、SSH接続を許可し、他の不要なポートをブロックします。
システムのバックアップは、重要なデータを保護するために不可欠です。rsyncコマンドを使用して、ファイルやディレクトリをバックアップすることができます。
rsync-av/path/to/source/path/to/destination
このコマンドは、指定したソースディレクトリの内容を宛先ディレクトリに同期します。
Ubuntuは、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズすることができます。例えば、システムの起動サービスを管理するには、以下のコマンドを使用します。
sudosystemctldisableservice_namesudosystemctlenableservice_nameこれらのコマンドは、指定したサービスの起動を無効化または有効化します。
Ubuntuは、その使いやすさと豊富なサポートから、多くのユーザーに愛用されているLinuxディストリビューションです。このハンドブックが、Ubuntuの基本的な操作や管理方法を理解する一助となれば幸いです。Ubuntuの世界を探索し、自分に合った使い方を見つけてください。