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PWF世界タッグ王座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

PWF世界タッグ王座(ピーダブリューエフせかいタッグおうざ)は、全日本プロレスが管理、PWFが認定している王座。創設当初はPWFの認定に加え、NWAAWAからも併せて認可を受けたとの権威付けがなされた王座であった。現在は世界タッグ王座を構成しているチャンピオンベルトの1つである。

歴史

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1984年4月に初代王座決定リーグ戦が行われ、スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディ超獣コンビ)が初代王者となった。その他の初代王座決定リーグ戦出場チームはジャイアント馬場&ドリー・ファンク・ジュニアジャンボ鶴田&天龍源一郎鶴龍コンビ)、グレッグ・ガニア&ジム・ブランゼル(ハイ・フライヤーズ)である。最終戦では馬場がハンセン&ブロディのツープラトン・パイルドライバー(テレビ中継の実況で倉持隆夫は「ツームストン・パイルドライバー」と言っていたが誤りである)を受け、さらに場外でハンセンにウエスタン・ラリアットを食らってKOされて翌日の試合を欠場し、馬場の連続試合無欠場記録は3711でストップした。

その後のタイトルマッチはハンセン組に鶴田組、天龍組が絡むことが多く、長州力ホーク・ウォリアー&アニマル・ウォリアーロード・ウォリアーズ)はほとんど顔を出していない。

1988年6月、第7代王者の鶴田&谷津嘉章五輪コンビ)とインターナショナル・タッグ王者のホーク&アニマルとの間で統一戦が行われ、鶴田&谷津が勝利して世界タッグ王座として統一された。

ベルトはPWFヘビー級王座のベルトを模したものが王座発足時に作成され、2025年まで約40年間使用されてきた。2025年7月、老朽化などを理由に新ベルトへの移行が発表され[1]、同月17日の後楽園ホール大会にて従来のPWFタッグ王座ベルトをリニューアルしたものが王者チームに贈呈された(2013年に新調された三冠ヘビー級王座のベルトと異なり、一本化はされなかった)[2]

創設当時は全日本はNWAに加盟しており、NWAの規約上加盟団体は独自の王座には世界と冠することができなかったが、タッグ王座についてはNWA本部直轄の世界王座がなかったことからPWFのタッグ王座を世界タッグ王座とすることができた[3]

なお、PWF初代会長のロード・ブレアースはPWFヘビー級王座が出来た時にもタッグ王座の創設を提案していたが、馬場がインター・タッグ王座を全日本の看板とすることを選んだため、PWF発足の11年後という遅いタッグ王座創設となった。

歴代王者

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歴代タッグチーム戴冠回数防衛回数獲得日付獲得場所
(対戦相手・その他)
初代スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディ1不明1984年4月25日横浜文化体育館
ジャイアント馬場&ドリー・ファンク・ジュニア
ブルーザー・ブロディが新日本プロレスに移籍のため空位
第2代スタン・ハンセン&テッド・デビアス1不明1985年8月スタン・ハンセンがテッド・デビアスをパートナーに指名してPWFが王者に認定
第3代ジャンボ鶴田&タイガーマスク(2代目)1不明1987年7月3日後楽園ホール
第4代スタン・ハンセン&テッド・デビアス2不明1987年7月11日米子産業体育館
テッド・デビアスがWWFに移籍のため空位
第5代スタン・ハンセン&オースチン・アイドル1不明1987年8月スタン・ハンセンがオースチン・アイドルをパートナーに指名してPWFが王者に認定
第6代天龍源一郎&阿修羅・原1不明1987年9月3日愛知県体育館
第7代ジャンボ鶴田&谷津嘉章111988年6月4日札幌中島スポーツセンター
1988年6月10日にインターナショナル・タッグ王座との王座統一戦が行われて世界タッグ王座となる

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^【全日】世界タッグのベルトが新調 王者組「新たなベルトは必ず巻く」」『Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2025年7月3日。2025年7月22日閲覧
  2. ^柴田惣一新調された世界タッグベルト 「チャンピオンの証し」様々なベルトがプロレス史を彩る」『プロレスTODAY』2025年7月22日。2025年7月22日閲覧
  3. ^実況の倉持隆夫が「AWAには世界タッグ王座がありますが、NWAには世界タッグ王座がありません。したがってPWF世界タッグはNWAが認定する世界最高峰のタッグタイトルになります」と解説していた。

外部リンク

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選手および活動ユニットの欄における選手ユニットは、五十音順。ただし、各ユニットの欄において、リーダー・発起人であることが明確な選手は、先頭に記載。
選手
所属
ヘビー級
ジュニアヘビー級
海外参戦
ヘビー級
他団体・
フリー
ヘビー級
ジュニアヘビー級
活動ユニット・タッグ
バカの時代
斉藤ブラザーズ
北斗軍
HAVOC
スタッフ
レフェリー
リングアナウンサー
役員ほか
王座
PWF
GAORA
全日本プロレスTV
廃止された王座
リーグ戦・
トーナメント戦
その他の関係者
関連組織・団体
テレビ番組
テレビゲーム
メサイヤ
その他
その他関連項目
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