高瀬 隼子(たかせ じゅんこ、1988年 - )は、日本の小説家。愛媛県新居浜市出身。東京都在住。愛媛県立新居浜西高等学校[1]、立命館大学文学部(哲学専攻)卒業[2][3]。
立命館大学の文芸サークル「文芸創作同好会」の仲間を中心とした文芸サークル「京都ジャンクション」に参加し、「高瀬遊」名義で文学フリマで活動する。
2019年、「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞してデビュー。2021年、「水たまりで息をする」で第165回芥川賞候補[4]。2022年、「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川賞受賞[5]。2024年、『いい子のあくび』で令和5年度(第74回)芸術選奨新人賞(文学部門)受賞[6]。
父親がもらってきた古いワープロに、9歳の頃から自分がノートに書いた物語を入力していたが、その頃から現在に至るまで「かな入力」を使用している[7]。
- 『ベスト・エッセイ2021』(2021年8月、光村図書出版)
- 「犬と散歩をした話」 - 『新潮』2020年2月号
- 『文学2022』(2022年6月、講談社)
- 「休学(国産のため)」 - 『文藝』2021年春季号
- 『ベスト・エッセイ2024』(2024年6月、光村図書出版)
- 「爪を塗る」 - 『日本経済新聞』2023年2月13日夕刊「プロムナード」
- 『孤独の時間。』(2025年6月、講談社)
- 「頭の中がずっと静かだった」 - 『群像』2025年3月号
- 『私小説 作家は真実の言葉で嘘をつく』(2025年8月、河出文庫)
- 「あの日わたしがしなかったことの話」 - 『文藝』2022年秋季号
- 「お小遣いの成果」 - 『新潮』2024年6月号
- 「妖精の羽ばたき」 - 『文學界』2025年4月号
- 「イマジナリーフレンドのみなさんへ」 - 『ダ・ヴィンチ』2025年7月号
- 「鉛筆の瞑想」 - 『文學界』2025年8月号
- 「虫のいどころ」 - 『すばる』2025年10月号
- 「わたしの正直な体」[8] - 『青春と読書』2020年1月号
- 「温度と目」[9] - 『群像』2020年10月号
- 「かわいい顔の人」 - 『文學界』2021年6月号
- 「中庭のスイートポテト」[10] - 『STORY BOX』2022年3月号
- 「日日是好日」 - 『すばる』2022年7月号 - 9月号
- 「わたしの欲」 - 『文學界』2022年9月号
- 「失われたおいしいごはん」 - 『群像』2022年9月号
- 「風呂・日本酒・ホラー小説」 - 『RiCE』2022年12月号
- 「プロムナード」 - 『日本経済新聞』夕刊2023年1月 - 6月連載(月曜担当)
- 「道標 ふるさと伝言」[11] - 『愛媛新聞』2023年1月 - 12月(第1週日曜担当)
- 「一緒になにを食べようか」 - 『文蔵』2023年3月号
- 「のむよむ。家飲み派のためのブックガイドvol.68」 - 『dancyu』2023年4月号
- 「物語としてエッセイを読む」 - 『文學界』2023年9月号
- 「テロと戦時下の2022-2023日記リレー」 - 『新潮』2023年9月号
- 「チャットルームのメロンさん」 - 『小説トリッパー』2023年夏季号
- 「物語としてエッセイを読む」 - 『文學界』2023年9月号
- 「わたしに贈る5つの言葉」[12] - 『週刊文春』2023年11月16日号
- 「図書カード三万円使い放題! 下見をしました」[13] - 『本の雑誌』2024年6月号
- 「光を待つ」[14] - 『新潮』2024年8月号
- 「住みかを探す」 - 『世界』2024年9月号
- 「本の名刺 新しい恋愛」[15] - 『群像』2024年10月号
- 「わたし/あなたの境」(解説) -村上賀子『Known Unknown』(2024年9月、ふげん社)
- 「行方不明がインストールされる」 -梨・株式会社闇・大森時生『行方不明展』(2024年12月、太田出版)
- 「風よけ」 - 『暮しの手帖』2025年2–3月号
- 「心を表す言葉を与えてくれた物語」(文庫解説) -氷室冴子『銀の海 金の大地 6』(2025年6月、集英社オレンジ文庫)
- 「通じ合えない世界の適応性」(遠野遥『教育』) - 『すばる』2022年2月号
- 「与える手つきの先に」(小川洋子『遠慮深いうたた寝』) - 『新潮』2022年3月号
- 「私の書棚の現在地」
- 「共感の危険性と対話の困難さ」(西村亨『自分以外全員他人』) - 『新潮』2024年4月号
- 「心を扱う」(キム・グミ『敬愛の心』) - 『新潮』2024年8月号
- 「底なしの獣を見る」(井上荒野『猛獣ども』) - 『新潮』2024年11月号
- 「持っている言葉で」(小池水音『あのころの僕は』) - 『新潮』2025年2月号
- 「同僚という謎」(竹中優子『ダンス』) - 『新潮』2025年5月号
- 「戦いの先を見届ける」(上坂あゆ美・ひらりさ『友達じゃないかもしれない』) - 『新潮』2025年8月号
- 「ふるさとを見つめる」(上野千鶴子・山内マリコ『地方女子たちの選択』) - 『新潮』2025年11月号
- 「花を踏ませず生き抜くために」(金原ひとみ『ナチュラルボーンチキン』)[16] - 『文藝』2024年冬季号
- 「受賞対談高橋源一郎×高瀬隼子」[17] - 『青春と読書』2020年3月号
- 「小説家はみんなウソをついている」(鴻池留衣との対談) - 「imidas」2022年11月15日更新[18]
- 「芥川賞と私たち 高瀬隼子×李琴峰×宇佐見りん」 - 『文藝春秋』2023年4月号
- 「高瀬隼子×ひらりさ 〈いい子〉の向こう側へ」[19] - 『すばる』2023年9月号
- 「対談 高瀬隼子市川沙央 小説家になるために必要なもの/差し出したもの」[20] - 『文學界』2023年11月号
- 「対談 小説家は嘘をつく小川哲+高瀬隼子」 - 『新潮』2024年2月号
- 「日本酒ほろ酔い対談島本理生×高瀬隼子」 - 『ダ・ヴィンチ』2024年4月号
- 「対談 高瀬隼子×大森時生「不快な物語」の引力」[21] - 『文學界』2024年5月号
- 「対談 高瀬隼子×大前粟生 怖くてあたたかい小説の世界」 - 『別冊文藝春秋』2024年5月号
- 「朝井リョウ×高瀬隼子 小説にひそむ、新しい問い」[22] - 『群像』2024年10月号
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