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金剛永謹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

金剛 永謹(こんごう ひさのり、1951年(昭和26年)6月24日 - )は、シテ方金剛流能楽師、重要無形文化財各個認定(人間国宝)。金剛流二十六世宗家の当代。京都在住。

概要

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二世金剛巌の長男として京都市に生まれる[1]。父に師事。1956年仕舞「猩々」で初舞台、1958年『猩々』で初シテ[1]。1991年重要無形文化財「能楽」保持者に総合認定された。

2023年には狂言方の二世茂山七五三らと共に重要無形文化財各個認定(人間国宝)となった[2]。1998年金剛流二十六世宗家を継承[1][3]。なお、金剛宗家では初の各個認定となる。

現在、公益財団法人金剛能楽堂財団理事長、社団法人日本能楽会会長、金剛会理事長を務める。また、団長としてアメリカ、カナダ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル等海外公演多数。

1984年「京都市芸術新人賞」、1986年「京都府文化賞新人賞」、2004年京都府文化賞功労賞受賞。2010年京都市文化功労者表彰を受賞。2017年第67回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞[4][5]。2018年紫綬褒章受章[6]。2023年、日本芸術院賞および恩賜賞を受賞した[7]。著書に『金剛家の面』がある。1983年に夫人がライオンのママ・ローヤルのCMに出演している。

脚注

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  1. ^abc日本人の忘れもの 知恵会議 ~未来を拓く京都の集い~|金剛永謹”. pr.kyoto-np.jp. 「日本人の忘れもの」キャンペーン推進委員会. 2023年8月25日閲覧。
  2. ^人間国宝の「新参者でございます」 京都の能シテ方、金剛永謹さん:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年7月21日). 2023年8月25日閲覧。
  3. ^日本放送協会. “人間国宝に能楽師の金剛永謹さんと狂言師の茂山七五三さん認定|NHK 京都府のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年8月25日閲覧。
  4. ^芸術選奨 文化庁”. 文化庁. 2023年6月3日閲覧。
  5. ^橋爪功、浦井健治、宮藤官九郎、庵野秀明ら各分野の実力派が受賞「平成28年度(第67回)芸術選奨」”. SPICE. イープラス (2017年3月14日). 2025年6月27日閲覧。
  6. ^平成30年秋の褒章 受章者 京都府” (PDF). 内閣府. p. 1 (2018年11月3日). 2023年5月8日閲覧。アーカイブ 2019年7月6日 -ウェイバックマシン
  7. ^「日本芸術院賞に9人、恩賜賞に3人 能楽師・金剛永謹さんら」『日本経済新聞』2023年3月29日朝刊、社会1面。

関連項目

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外部リンク

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日本芸術院賞および恩賜賞受賞者
 
恩賜賞
1950年から1977年
 
第一部(美術)
1942年から1975年
1976年から2000年
2001年から2025年
 
第二部(文芸)
1942年から1975年
1976年から2000年
2001年から2025年
 
第三部(音楽・演劇・舞踊)
1942年から1975年
1976年から2000年
2001年から2025年
太字恩賜賞受賞者。雅号、筆名、芸名等は受賞時のものによる。表記揺れによる混乱を避けるため、漢字は便宜上新字体に統一する。
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