| にしく 西区 | |
|---|---|
| 国 | |
| 地方 | 近畿地方 |
| 都道府県 | 兵庫県 |
| 市 | 神戸市 |
| 市町村コード | 28111-5 |
| 面積 | 138.01km2 |
| 総人口 | 227,790人[編集] (推計人口、2025年9月1日) |
| 人口密度 | 1,651人/km2 |
| 隣接自治体 隣接行政区 | 神戸市(須磨区、垂水区、北区) 明石市、三木市、加古郡稲美町 |
| 区の花 | なでしこ |
| 西区役所 | |
| 所在地 | 〒651-2295 兵庫県神戸市西区糀台5丁目4番地の1 北緯34度43分15.2秒東経135度01分10.0秒 / 北緯34.720889度 東経135.019444度 /34.720889; 135.019444座標:北緯34度43分15.2秒東経135度01分10.0秒 / 北緯34.720889度 東経135.019444度 /34.720889; 135.019444 |
| 外部リンク | 神戸市西区 |
| ウィキプロジェクト | |

西区(にしく)は、兵庫県神戸市を構成する9行政区の一つである。
垂水区と同様に播磨国明石郡に属していた地域で、隣接する明石市とも結びつきが強い。マルアイや神姫バスなど、播磨地域・加古川の影響力も及んでいる。かつては田園地帯・公共交通の空白地域であったが、野田文一郎が明石平野に新都心の計画を構想し、1965年の市議会で原口忠次郎が宅地計画を挙げたことから、1970年頃から、神戸市中心部のベッドタウンとして開発が進み、西神ニュータウンや押部谷地域・玉津地域を中心に大きく様変わりし、同時に公共交通の敷設計画をした区である。神戸市の新たな文化、教育の集積地としての期待がかかり、現在のところ神戸市9区で最も人口が多く、市の3割近い面積を当区が占める。1982年(昭和57年)に垂水区から分区した、神戸市で一番新しい行政区であり、神戸市の西側に位置することから西神と呼ばれる[1][2][3][4][5][6][7][8][9]。
六甲山地の西側で播州平野の東端に当たる。大部分はなだらかな丘陵地帯とそれに明石川や伊川などの川に侵食された谷である。東部の丘陵地帯には神戸市が中心地の人口密度が過密なためにポートアイランド・六甲アイランドの土砂確保と同時に計画した西神住宅団地、西神住宅第2団地(西神南ニュータウン)、西神工業団地、西神第2工業団地、神戸研究学園都市、神戸複合産業団地といった西神ニュータウンと呼ばれる新興地区などが存在し、谷は旧来の田園風景を持つ農村地帯となっている。同様に隣接する北区も農村地帯があるが、当区では近郊農業地帯である。西部の神出町、岩岡町は印南台地の東端に当たり、ため池が点在する農村地帯である。あまり高い山はない[1][10][11][12][13][14]。
分区当時は全9区の中で一番少なかったが、玉津地区と伊川谷地区の区画整理事業・西神ニュータウン開発のために市の中心部から流入されてきたために人口が増加した。さらには阪神・淡路大震災後神戸市の人口は大幅に減少したが、当区は被害が少なくかつニュータウンが開発中であったために神戸市内の中心部から人が流入し、西神南ニュータウンなどではマンション建設によって神戸市中心部からの流入人口が急増した。しかし、昼間人口はニュータウンが多くあるために減少傾向である[4][5][18][19][20][21]。
| 年 | 人 |
|---|---|
| 1990年 | 158,580人[22] |
| 1995年 | 222,163人[23] |
| 2000年 | 235,758人[24] |
| 2005年 | 243,637人[25] |
| 2010年 | 249,298人[26] |
区内の中では15歳未満の年齢層が全9区中最上位であり、65歳以上の高齢化率は全9区中最下位であるが、ニュータウン地域だけでその比率を維持しており、神出などの農村地帯では65歳以上の高齢化率が25%以上である[21]。
櫨谷川沿い・兵庫県道52号小部明石線と兵庫県道65号神戸加古川姫路線沿いに集落が形成されており、そこに農地が広がり、4世紀初頭には須恵器を生産していた。西神ニュータウン西神住宅地域と西神南ニュータウンの間に位置する[33][15][34]。
| 櫨谷町寺谷 | 651-2231 |
| 櫨谷町友清 | 651-2232 |
| 櫨谷町福谷 | 651-2233 |
| 櫨谷町池谷 | 651-2234 |
| 櫨谷町長谷 | 651-2235 |
| 櫨谷町栃木 | 651-2236 |
| 櫨谷町谷口 | 651-2237 |
| 櫨谷町菅野 | 651-2238 |
| 櫨谷町松本 | 651-2239 |
| 室谷 | 651-2241 |
明石川沿いに広がる台地上で平坦な田園地帯であり、国道175号の沿線に集落が広がる。条里制地名が残されており、計画的な区分けがされている[35][36]。
| 平野町下村 | 651-2251 |
| 平野町福中 | 651-2252 |
| 平野町向井 | 651-2253 |
| 平野町芝崎 | 651-2254 |
| 平野町慶明 | 651-2255 |
| 平野町大野 | 651-2256 |
| 平野町中津 | 651-2257 |
| 平野町堅田 | 651-2261 |
| 平野町繁田 | 651-2262 |
| 平野町常本 | 651-2263 |
| 平野町大畑 | 651-2264 |
| 平野町宮前 | 651-2265 |
| 平野町印路 | 651-2266 |
| 平野町西戸田 | 651-2267 |
| 平野町黒田 | 651-2268 |
区の西北側に位置しており、三木市・加古郡稲美町と接しており、雄岡山と雌岡山の麓沿い印南野台地・印南台地にある田園地帯であり、圃場整備が進んでいる。全体的には農村地帯であるが、神出町五百蔵の一部では宅地開発が進められていた[37][16][17][38][39][40]。
| 神出町勝成 | 651-2301 |
| 神出町古神 | 651-2302 |
| 神出町五百蔵 | 651-2303 |
| 神出町小束野 | 651-2304 |
| 神出町東 | 651-2311 |
| 神出町南 | 651-2312 |
| 神出町田井 | 651-2313 |
| 神出町宝勢 | 651-2321 |
| 神出町広谷 | 651-2331 |
| 神出町北 | 651-2332 |
| 神出町池田 | 651-2333 |
| 神出町紫合 | 651-2334 |
区内の南東部に位置し、旧・播磨国と旧・摂津国の国境であり、古くから集落が発達している。明石国衙が置かれていた。その中で池上を中心として街を形成しており、明石市と接している。明石川沿い・西神ニュータウンの一部である神戸研究学園都市に街が広がっており、大学などの教育機関が集中している。また、北側の伊川谷町上脇などは田園地帯が残されているが、伊川谷町布施畑は阪神高速道路北神戸線・兵庫県道65号神戸加古川姫路線が取り囲んでいる結節点であるため、交通の中心地である。また、太山寺などの宗教施設もある[41][42][43][44][45][46][47]。
| 伊川谷町布施畑 | 651-2101 |
| 伊川谷町長坂 | 651-2104 |
| 伊川谷町上脇 | 651-2105 |
| 伊川谷町井吹 | 651-2106 |
| 伊川谷町小寺 | 651-2107 |
| 伊川谷町前開 | 651-2108 |
| 前開南町 | 651-2109 |
| 池上 | 651-2111 |
| 大津和 | 651-2112 |
| 伊川谷町有瀬 | 651-2113 |
| 今寺 | 651-2114 |
| 伊川谷町別府 | 651-2115 |
| 南別府 | 651-2116 |
| 北別府 | 651-2117 |
| 和井取 | 651-2120 |
新興住宅街と田園地帯が広がり、神戸電鉄粟生線の沿線沿いにあり、三木市と接する。神戸電鉄の沿線沿いにはニュータウンが広がっており、1970年代に開発された所が殆どである。また、近江寺や木津磨崖石仏などの古い施設・神戸ワイン城などの観光施設がある[48][49][50][51]。
区内の中心部であり、河口付近が入り江となっているかつ湿地帯のために弥生時代からの遺跡が多く、土器や銅鐸などが発掘されている。さらには8世紀頃に行基によって開墾された農村地帯、中世は枝吉城の城下町と明石郡の中心であった。近年では西区分離前の1976年7月に玉津土地区画整理により、農村地帯から曙町・枝吉・王塚台・持子・森友が誕生し、その後は国立視力障害センターなどの福祉施設や行政施設・商業施設が集中し、第二神明道路玉津インターチェンジが立地し、交通の要となっている。明石市に隣接しており、結びつきが強い[52][53][54][55][56][57]。
| 玉津町水谷 | 651-2121 |
| 水谷 | 651-2121 |
| 玉津町高津橋 | 651-2122 |
| 天王山 | 651-2123 |
| 伊川谷町潤和 | 651-2124 |
| 玉津町新方 | 651-2125 |
| 玉津町上池 | 651-2126 |
| 玉津町西河原 | 651-2127 |
| 玉津町今津 | 651-2128 |
| 白水 | 651-2129 |
| 持子 | 651-2131 |
| 森友 | 651-2132 |
| 枝吉 | 651-2133 |
| 曙町 | 651-2134 |
| 王塚台 | 651-2135 |
| 中野 | 651-2136 |
| 玉津町出合 | 651-2137 |
| 玉津町吉田 | 651-2138 |
| 天が岡 | 651-2141 |
| 玉津町二ツ屋 | 651-2142 |
| 二ツ屋 | 651-2142 |
| 玉津町丸塚 | 651-2143 |
| 丸塚 | 651-2143 |
| 小山 | 651-2144 |
| 玉津町小山 | 651-2144 |
| 玉津町居住 | 651-2145 |
| 宮下 | 651-2146 |
| 玉津町田中 | 651-2147 |
| 長畑町 | 651-2148 |
区の西側の印南野台地に位置しており、明石市と加古郡稲美町に接している。近郊農業地帯であるが、宅地開発も行われている。また、ため池が多い[58][59][60][61][62][63]。
| 岩岡町岩岡 | 651-2401 |
| 岩岡町印路 | 651-2402 |
| 岩岡町西脇 | 651-2403 |
| 岩岡町古郷 | 651-2404 |
| 岩岡町野中 | 651-2405 |
| 上新地 | 651-2411 |
| 竜が岡 | 651-2412 |
| 福吉台 | 651-2413 |
| 大沢 | 651-2414 |
須磨区にまたがるニュータウン地帯であり、1938年に野田文一郎によって明石平野に新都市を計画することを発表し、1965年の市議会で原口忠次郎が宅地計画を挙げ、1970年頃に未利用地であった都市計画を安易にしやすい高塚山などを切り開いて開発した。また、全国で初めて付加価値の高い産業を目的とする工業団地を目的として開発されており、工業地帯と近接する職住近接も目的として工業団地と社宅・マンションなどの住宅地が多くかつ商業・工業・公共・教育施設が充実しており、副都心機能を持つ[4][5][6][7][8][64]。
| 施設名 | 画像 | 備考 |
|---|---|---|
| 西区役所[78] | 2022年2月14日に新庁舎での業務開始[32]。 | |
| 玉津支所[79] | 2022年2月18日業務開始[32][80]。 | |
| 伊川谷連絡所[79] | ||
| 押部谷連絡所[79] | ||
| 神出連絡所[79] | ||
| 岩岡連絡所[79] | ||
| 櫨谷連絡所[79] | ||
| 平野連絡所[79] | ||
| (廃止)西神中央出張所[78] | 2022年2月14日の西区役所新庁舎の業務開始に伴い、2022年2月10日で廃止[32][78]。 |

丘陵地や田園を開発した工業団地が多く、本拠を置く企業や工場が多い[84]。
近郊農業地帯であり、観光農園や直売所が数多く存在している。稲作のほかに野菜、果樹、花き、畜産物などの生産が盛んである[85][12][13][14]。


(アイウエオ順)


※区外であるが、近接する山陽本線(JR神戸線)の明石駅、西明石駅、大久保駅、魚住駅(4駅とも明石市)を最寄駅とする西区民が多い。また、市営地下鉄が計画されたときはパーク・アンド・ライド方式を計画し、採用された[102]。
明石市の明石駅と西神中央駅を主な拠点に路線網が張り巡らされている。
郵便番号は以下の通りである。
※旧市外局番は1971年(昭和46年)7月31日までのもの。名谷収容局(当時は妙法寺または福田収容局)、明石収容局、明石西収容局はそれ以前から「078」だった。
この項目は、日本の市区町村に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:日本の都道府県/PJ:日本の市町村)。 |