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森翔平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
森 翔平
広島東洋カープ #16
2022年8月23日マツダスタジアム
基本情報
国籍日本の旗日本
出身地鳥取県気高郡青谷町(現:鳥取市
生年月日 (1998-01-01)1998年1月1日(27歳)
身長
体重
177 cm
82 kg
選手情報
投球・打席左投左打
ポジション投手
プロ入り2021年 ドラフト2位
初出場2022年6月12日
年俸2000万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
この表はテンプレートを用いて表示しています。編集方法はTemplate:Infobox baseball playerを参照してください。

プロジェクト:野球選手  テンプレート

森 翔平(もり しょうへい、1998年1月1日 - )は、鳥取県鳥取市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。広島東洋カープ所属。

経歴

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プロ入り前

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2019年11月18日関西大学時代

鳥取市立青谷小学校1年生の時に軟式野球を始め、鳥取市立青谷中学校では硬式野球のクラブチームである鳥取クラウンボーイズでプレーした。

鳥取県立鳥取商業高等学校に進学し、1年時から一塁手のレギュラーに定着。投手も兼任した。3年春の鳥取県大会で優勝し、中国大会に出場。創志学園との1回戦で髙田萌生と投げ合ったが敗れた[2]。同年夏の鳥取大会は準々決勝で鳥取西に敗れ敗退[3][4]。3年間で甲子園出場はなかった[2]

関西大学に進学し、以降は投手に専念した。3年春からベンチ入りし、4年秋は先発の一角としてチームの第50回明治神宮野球大会準優勝に貢献。同大学OBの山口高志からも「全部の球種でコントロールが良い。体が強くなれば期待が持てる。」と称賛された[2]。1学年下に高野脩汰、2学年下に野口智哉がいる。

卒業後は三菱重工神戸・高砂(体制変更に伴い2021年1月より三菱重工Westに改称)へ入社。1年目からNTT西日本の補強選手として都市対抗野球大会に出場した[5]。2年目の2021年には社会人野球日本選手権大会に出場し、JR四国との1回戦に先発登板したが、チームはサヨナラ負けを喫し初戦敗退した[6]。その後、9月27日の都市対抗野球大会近畿第3代表決定戦に先発登板し、パナソニックを相手に3安打完封勝利で本戦出場を決めた[7]

同年のドラフト会議で、広島東洋カープから2位指名を受け[8]、12月7日に契約金7500万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[9]。背番号は16[10]。三菱重工Westの2枚看板であった八木彬千葉ロッテマリーンズから5位指名され入団した[11][12]

広島時代

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2022年は、オープン戦で結果を残せず開幕から二軍での調整が続いていたが、6月7日に一軍に初昇格[13]。6月12日の埼玉西武ライオンズ戦(ベルーナドーム)で3番手としてプロ初登板し、2回を投げ1失点[14]。一軍では中継ぎ登板を重ねた後、9月7日の中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム)でプロ初先発し、5回1失点でプロ初勝利を挙げた[15]。一軍では8試合に登板し、1勝0敗1ホールド、防御率1.89、二軍では主に先発で13試合登板し、4勝3敗、防御率2.75という成績を残し、ウエスタン・リーグの優秀選手賞を受賞した[16]。また、広島の二軍戦を中継するちゅピCOMが主催する「ちゅピCOM若ゴイ大賞」の年間大賞にも選出されている[17]。オフに、200万円増となる推定年俸1400万円で契約を更改した[18]

2023年は開幕二軍スタートとなった[19]。6月17日に一軍に昇格した[20]が、3番手として登板した翌日の西武戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)では外崎修汰に本塁打を打たれるなど、2/3回を投げて2失点の内容だった[21]。6月25日の読売ジャイアンツ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)に同年初先発をし、5回2失点でプロ2勝目となる同年初勝利を挙げた[19]。7月9日の中日戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では涌井秀章からプロ入り後初安打を打って[22]西川龍馬の先制3点本塁打に繋げ[23]、投げても5回を福田永将のソロ本塁打の1点に抑えて、2勝目を挙げた[22]。最終的に12試合に登板し、4勝2敗、防御率4.53を記録[24]。11月15日、400万円増となる推定年俸1800万円で契約を更改した[25]

2024年は、春先に投球フォームを崩し結果を出せず、前年同様二軍スタートとなった[26]。その後復調し8月9日に一軍昇格、同日の対阪神戦(京セラドーム)にシーズン初先発。5回3安打1失点(自責0)の好投を見せ、打線の援護にも恵まれ約1年ぶりに勝利投手となった[26]。9月14日の対阪神戦(甲子園球場)では6回を3安打無失点に抑えるも後続が同点を許し[27]、9月23日の対中日戦(バンテリンドーム)では8回5安打1失点でプロ初完投を記録するも、打線の援護が無く敗戦投手となるなど[28]、シーズン終盤にも好投を見せたが勝ちに繋がらなかった。シーズン通算成績は5登板(5先発)、1勝3敗、防御率2.70。10月29日に200万増の推定年俸2000万円で契約更改した[29]

選手としての特徴・人物

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直球と変化球を自在に操り、緩急をつけた投球が持ち味の左腕[30]。直球はプロ入り後に最速154km/hを記録[31]。変化球はカットボールを最大の武器とし[32]、その他カーブスライダーチェンジアップフォークを投げる[33]

愛称は「モリショー[34]、「もりちゃん[35]

鳥取商業高校野球部出身の選手では初めて、NPBのドラフト会議で指名を受けた[36]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2022広島8200010011.0008719.02218011020541.891.58
202312100004200.66722451.25871001380129264.531.32
2024551001300.25010926.225141117001082.701.09
通算:3年25171006501.54542097.110592213652144383.511.30

[37]

  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2022広島817001.000
202312511021.000
20245310001.000
通算25928021.000

[38][39][40][41]

  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録

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投手記録
打撃記録
  • 初打席:2022年9月7日、対中日ドラゴンズ22回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、3回表に松葉貴大から見逃し三振[要出典]
  • 初安打:2023年7月9日、対中日ドラゴンズ13回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、3回表に涌井秀章から左前安打[22][44]
  • 初打点:2023年8月2日、対横浜DeNAベイスターズ17回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、2回裏に濵口遥大から遊ゴロの間に記録[45]

背番号

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  • 16[10](2022年 - )

脚注

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[脚注の使い方]

出典

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  1. ^広島 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年10月30日閲覧
  2. ^abc関大“快挙”の立役者となった森翔平。伸び盛りの左腕の社会人での登板が待ち切れない | 野球コラム」『週刊ベースボールONLINE』2019年11月24日。2021年10月9日閲覧
  3. ^鳥取県高等学校野球連盟」『鳥取県高等学校野球連盟』。2021年10月9日閲覧
  4. ^2015年 第97回全国高等学校野球選手権鳥取大会 大会結果”. 高校野球ドットコム. 2021年10月9日閲覧。
  5. ^第91回 都市対抗野球大会」『第91回 都市対抗野球大会』。2021年10月9日閲覧
  6. ^第46回社会人野球日本選手権:三菱重工West―JR四国(1回戦)」『毎日新聞』2021年6月25日。2021年10月9日閲覧
  7. ^三菱重工Westが三度目の正直で本戦へ、プロ注目左腕の森翔平が完封」『日刊スポーツ』2021年9月27日。2021年10月9日閲覧
  8. ^【ドラフト】三菱重工West森翔平は広島2位 佐藤輝明との再戦「意識」」『日刊スポーツ』2021年10月11日。2021年10月31日閲覧
  9. ^広島2位森翔平 同学年森下に弟子入り熱望「全ての球が一級品」」『日刊スポーツ』2021年12月7日。2021年12月10日閲覧
  10. ^ab広島1位黒原拓未は大野豊氏「24」継承、2位森翔平「16」背番号発表」『日刊スポーツ』2021年12月10日。2021年12月10日閲覧
  11. ^三菱重工Westが誇るドラフト候補 本格派左腕・森翔平と150キロ右腕・八木彬」『BASEBALL KING』2021年7月31日。2022年1月28日閲覧
  12. ^NPBドラフト会議2021で森投手、八木投手が指名受け!」『三菱重工West硬式野球部』2021年10月12日。2022年1月28日閲覧
  13. ^広島ドラ2左腕・森が1軍初合流 西川は5日に抹消 投手1人増員で救援強化目指す」『スポニチアネックス』2022年6月7日。2023年3月2日閲覧
  14. ^ab【広島】ドラフト2位・森翔平 プロ初登板で2回1失点「緊張感もあった」」『東スポWEB』2022年6月12日。2023年3月2日閲覧
  15. ^【広島】森翔平がプロ初勝利 初先発で5回1失点 逆転CSへ火ともし続ける」『日刊スポーツ』2022年9月7日。2023年3月2日閲覧
  16. ^【動画】広島東洋カープの森翔平がウ・リーグの優秀選手賞受賞「来季は1軍のローテーションを勝ち取り、優勝に貢献できるよう」 | プロ野球」『DAZN NEWS』2022年11月26日。2023年3月2日閲覧
  17. ^「ちゅピCOM 2022年間若ゴイ大賞」受賞者決定!(PDF)」『ちゅピCOM』2022年11月11日。2023年9月11日閲覧
  18. ^広島、森は200万円増 年俸1400万円で更改」『サンケイスポーツ』2022年11月9日。2024年2月8日閲覧
  19. ^ab広島・森 今季初勝利で3位再浮上導いた ローテ定着へアピール「相手と勝負して攻めていけた」」『スポニチ Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2023年6月26日。2023年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧{{cite web ja}}:|archive-date=|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2023年7月9日) (説明)
  20. ^広島・森翔平が25日の巨人戦に今季初先発「初回から全力でいけるように」」『サンスポ』産業経済新聞社、2023年6月24日。2023年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧{{cite web ja}}:|archive-date=|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2023年7月9日) (説明)
  21. ^2023年6月18日 【公式戦】 試合結果 (広島東洋vs埼玉西武)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧{{cite web ja}}:|archive-date=|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2023年7月9日) (説明)
  22. ^abc広島・森 初勝利バンテリンDでまたも白星「いいイメージ持っている」 打撃でも涌井から初安打」『スポニチ Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2023年7月10日。2023年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧{{cite web ja}}:|archive-date=|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2023年7月9日) (説明)
  23. ^【広島】森翔平プロ初安打で先制点に絡み、5回1失点で2勝目 チームの連敗ストップに貢献」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2023年7月10日。2023年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧{{cite web ja}}:|archive-date=|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2023年7月9日) (説明)
  24. ^【広島】森翔平「ローテ守り抜く」ドラ1常広羽也斗ら新人、現役ドラフト内間拓馬にも負けない」『日刊スポーツ』2023年12月9日。2024年2月8日閲覧
  25. ^広島・末包は2500万円で更改」『サンケイスポーツ』2023年11月15日。2024年2月8日閲覧
  26. ^ab広島・森 1年ぶり白星でアピール成功 新井監督「素晴らしい投球」次回登板は「また考えたい」」『デイリースポーツ』2024年8月10日。2024年8月10日閲覧
  27. ^【広島】先発・森翔平6回無失点の好投も中継ぎ陣が3点差守れず 7回に同点に追いつかれる」『日刊スポーツ』2024年9月14日。2024年11月6日閲覧
  28. ^ab広島・森 悔しいプロ初完投 熱投95球1失点報われず「勝てるようなピッチングをしなきゃいけない」」『デイリースポーツ』2024年9月24日。2024年11月6日閲覧
  29. ^【広島】2024年契約更改一覧」『スポーツ報知』2024年10月31日。2024年11月6日閲覧
  30. ^【森翔平インタビュー#3】投手として“違うな”と感じる部分は多い。暢仁の姿は良い刺激になっています|carp|インタビュー」『アスリートマガジンWEB』2024年2月7日。2024年2月7日閲覧
  31. ^前原淳「【広島】2試合連続で1発に泣く 森翔平「もったいなかった」逆転3ラン被弾しプロ初黒星」『日刊スポーツ』2023年7月2日。2024年2月7日閲覧
  32. ^カープドラ2森翔平、契約金7500万円・年俸1200万円で合意」『中国新聞デジタル』2021年12月7日。2024年2月7日閲覧
  33. ^広島、三菱重工Westの森翔平を2位で指名 多彩な変化球を持つ左腕はDeNA今永に憧れる「脱力派」」『スポニチ Sponichi Annex』2021年10月11日。2024年2月7日閲覧
  34. ^【文春野球学校】偏愛選手名鑑2022 広島東洋カープ」『文春野球学校』2022年3月22日。2024年2月7日閲覧
  35. ^関西大学体育会野球部-メンバー」『www.kandai.ne.jp』。2024年2月7日閲覧
  36. ^鳥取商初のドラフト指名 OBの森翔平投手」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2021年10月12日。2023年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧{{cite web ja}}:|archive-date=|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2023年7月9日) (説明)
  37. ^森 翔平」『日本野球機構。2025年5月5日閲覧
  38. ^2021年度 広島東洋カープ 個人守備成績」『日本野球機構。2025年5月5日閲覧
  39. ^2022年度 広島東洋カープ 個人守備成績」『日本野球機構。2025年5月5日閲覧
  40. ^2023年度 広島東洋カープ 個人守備成績」『日本野球機構。2025年5月5日閲覧
  41. ^2024年度 広島東洋カープ 個人守備成績」『日本野球機構。2025年5月5日閲覧
  42. ^広島5連勝 やりました!ドラ2森がプロ初先発初勝利 粘りの投球で堂々5回1失点」『スポーツニッポン』2022年9月7日。2022年9月7日閲覧
  43. ^鳥取商高出身の広島・森翔平がプロ初完封”. 日本海新聞 NetNihonkai (2025年6月8日). 2025年6月8日閲覧。
  44. ^2023年7月9日 【公式戦】 試合結果 (中日vs広島東洋)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧{{cite web ja}}:|archive-date=|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2023年7月9日) (説明)
  45. ^【広島】先発投手の森翔平がプロ初タイムリー 152キロ速球をとらえて左中間に2点適時二塁打 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年7月31日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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