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山本理顕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山本理顕
生誕 (1945-04-15)1945年4月15日(80歳)
中華民国の旗中華民国北京市
国籍日本の旗日本
出身校日本大学
東京藝術大学大学院
東京大学大学院
職業建築家
受賞日本建築学会賞(1987、02年)
日本芸術院賞(2001年)
プリツカー賞(2024年)
所属山本理顕設計工場
建築物山川山荘
広島市西消防署
北京建外SOHO
熊本県営保田窪第一団地
広島市西消防署 2007年1月
公立はこだて未来大学
横須賀美術館
福生市庁舎

山本 理顕(やまもと りけん、本名は"みちあき"、1945年昭和20年)4月15日 - )は、日本の建築家工学院大学教授、横浜国立大学大学院教授を経て、2011年より日本大学大学院特任教授。2018年より2022年まで名古屋造形大学学長。2022年より東京芸術大学客員教授。公益社団法人日本建築家協会(JIA)登録建築家。

来歴

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中国北京生まれ、神奈川県横浜市育ち[1]。1964年、関東学院中学校高等学校卒業[2]。1968年、日本大学理工学部建築学科卒業[3]小林文次研究室[4])。1971年、東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了[3]。その後、東京大学生産技術研究所原広司研究室に研究生として在籍する[5]

1973年、山本理顕設計工場を設立[3]。2002年-2006年、工学院大学教授。2007年-2010年、横浜国立大学大学院Y-GSA教授・初代校長[6]。2011年-2013年、横浜国立大学大学院客員教授、日本大学大学院特任教授。2018年-2021年、名古屋造形大学学長[3]。2022年、東京芸術大学客員教授。2024年から神奈川大学客員教授[3]

セントラル硝子国際建築設計競技、トウキョウ建築コレクションなどの審査員を歴任した。

主な受賞歴

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多数受賞作品を持つ。

文化庁長官表彰(国際芸術部門)[7]

主な作品

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名称所在地備考
/三平邸1975年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/新藤邸1977年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/山川山荘1977年20長野県南佐久郡日本の旗日本
/窪田邸1978年13東京都大田区日本の旗日本
/山本邸1978年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/STUDIO STEPS(石井邸)1978年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/勢能邸1981年13東京都世田谷区日本の旗日本
/藤井邸1982年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/新倉邸1983年13東京都杉並区日本の旗日本
/佐藤邸1983年13東京都世田谷区日本の旗日本
/小俣邸1985年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/きらら光ヶ丘店1986年13東京都練馬区日本の旗日本
/マルフジ南田園店1986年13東京都福生市日本の旗日本
/GAZEBO1986年14神奈川県横浜市日本の旗日本日本建築学会賞(作品賞)
/大晃奥湯河原寮1987年14神奈川県湯河原町日本の旗日本
/マルフジ小作店1987年13東京都羽村市日本の旗日本
/ROTUNDA1987年14神奈川県横浜市日本の旗日本日本建築学会賞(作品賞)
/HAMLET1988年13東京都渋谷区日本の旗日本
/若槻邸1989年14神奈川県鎌倉市日本の旗日本
/熊本県営保田窪第一団地1991年43熊本市中央区日本の旗日本JIA25年賞

くまもとアートポリス

/葛飾の住宅1992年13東京都葛飾区日本の旗日本
/緑園都市 G.Fビル1992年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/岡山の住宅1992年33岡山県岡山市日本の旗日本
/緑園都市 XYSTUS(ジスタス)1992年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/緑園都市 OBERISK(オベリスク)1993年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/緑園都市 LOGGIA(ロッジア)1993年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/緑園都市 AMNIS(アムニス)1993年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/緑園都市 PRADO(プラード)1993年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/緑園都市 ARCUS(アーカス)1994年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/緑園都市 CÕTE á CÕTE(コータ・コート)1994年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/鎌倉の家1995年14神奈川県鎌倉市日本の旗日本
/山本クリニック1996年33岡山県岡山市日本の旗日本JCD(日本商環境設計家協会)大賞
/岩出山中学校1996年04宮城県大崎市日本の旗日本第39回毎日芸術賞[3]
/横浜市下和泉地区センター・下和泉地域ケアプラザ1997年14神奈川県横浜市日本の旗日本横浜優良建築設計者最優秀賞、神奈川県建築コンクール奨励賞
/埼玉県立大学1999年11埼玉県越谷市日本の旗日本第57回日本芸術院賞[3]、第10回公共建築賞優秀賞、第9回越谷市景観賞
/公立はこだて未来大学2000年01北海道函館市日本の旗日本第43回建築業協会賞[3]、54回日本建築学会賞作品賞[3]、第9回公共建築賞国土交通大臣表彰、第26回北海道建築賞
/広島市西消防署2000年34広島市西区日本の旗日本第9回公共建築賞優秀賞
/横浜市営住宅三ツ境ハイツ2000年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/バンビル2001年15新潟県新潟市日本の旗日本
/東京ウェルズテクニカルセンター2001年22静岡県沼津市日本の旗日本
/Dクリニック2002年11埼玉県入間市日本の旗日本
/東雲キャナルコートCODAN1街区2003年13東京都江東区日本の旗日本
/北京建外SOHO2003年北京市中華人民共和国の旗中国
/アルミ住宅プロジェクト2004年41佐賀県鳥栖市日本の旗日本
/公立はこだて未来大学研究棟2005年01北海道函館市日本の旗日本
/横須賀美術館2007年14神奈川県横須賀市日本の旗日本2009年度日本建築家協会賞[3]、第49回建築業協会賞[3]、第52回神奈川県建築コンクール最優秀賞
/ドラゴン・リリーさんの家2008年10群馬県日本の旗日本
/福生市庁舎2008年13東京都福生市日本の旗日本
/ナミックス・テクノコア2008年15新潟市北区日本の旗日本
/宇都宮大学オプティクス教育研究センター2009年09栃木県宇都宮市日本の旗日本
/パンギョ・ハウジング2010年城南市大韓民国の旗韓国
/平田みんなの家2012年03岩手県釜石市日本の旗日本
/天津図書館2012年天津市中華人民共和国の旗中国
/ソウル江南ハウジング2014年ソウル市大韓民国の旗韓国
/横浜市立大学 YCU スクエア2016年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/横浜市立子安小学校2018年14神奈川県横浜市日本の旗日本
/東京ウエルズテクニカルセンター2019年22静岡県沼津市日本の旗日本
/ザ・サークル atチューリッヒ国際空港2020年チューリッヒスイスの旗スイス
/名古屋造形大学2022年23愛知県名古屋市日本の旗日本

建築されなかった主な作品

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邑楽町庁舎
2002年5月に邑楽町の新庁舎建設の設計コンペで最優秀案を受賞したが、住民の反対や町長の交代等により解約された。またこれについて、国家賠償を請求したが、2009年6月に和解が成立した。
小田原市仮称城下町ホール
2005年10月に小田原市の仮称城下町ホールの設計コンペで選出されたが、住民の反対や市長の交代等により解約された。
天草市本庁舎
2013年9月に天草市の本庁舎建設のプロポーサルで最優秀賞を受賞したが、市長の交代等により解約された。

山本は、邑楽町や小田原市の事例について、韓国や中国等と比べ、日本は非常な後進国であると批評している[8]

ギャラリー

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  • 広島市西消防署
    広島市西消防署
  • 広島市西消防署
    広島市西消防署
  • 広島市西消防署
    広島市西消防署
  • 熊本県営保田窪第一団地 中庭側
    熊本県営保田窪第一団地 中庭側
  • 熊本県営保田窪第一団地 階段側
    熊本県営保田窪第一団地 階段側

著書

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山本事務所出身の建築家

[編集]

脚注

[編集]
[脚注の使い方]
  1. ^abプリツカー賞に山本理顕さん 名古屋造形大前学長、新校舎など手がける中日新聞2024年3月5日
  2. ^関東学院中学校高等学校の卒業生、山本理顕さんがプリツカー賞を受賞しました。”. 2024年3月6日閲覧。
  3. ^abcdefghijk【横須賀美術館 設計者:山本理顕(やまもと・りけん)】”. www.yokosuka-moa.jp. 横須賀美術館. 2025年3月15日閲覧。
  4. ^日経クロステック(xTECH) (2018年6月18日). “学生時代の論文が生涯の設計思想を決めた─山本理顕氏”. 日経クロステック(xTECH). 2024年3月15日閲覧。 “小林文次先生(建築史家)の研究室に進み、卒業論文では、ジョン・ラスキンやウィリアム・モリス、それとハーバード・リード(英国の詩人、文学・美術評論家)の著書を読んで、「装飾論」という論文を書きました。”
  5. ^山本 理顕さん | 建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を昨年、受賞した建築家 | 港南区・栄区”. タウンニュース (2025年1月1日). 2025年3月15日閲覧。
  6. ^山本理顕 横浜国立大学大学院/建築都市スクール“Y-GSA”教授退任記念+帰心の会 公開シンポジウム - イベント一覧 - 横浜国立大学”. www.ynu.ac.jp. 2024年4月2日閲覧。
  7. ^文化庁長官表彰(国際芸術部門)被表彰者を決定しました”. 文化庁 (2024年7月16日). 2024年9月20日閲覧。
  8. ^2009 東西アスファルト事業協同組合講演会

外部リンク

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日本芸術院賞および恩賜賞受賞者
 
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太字恩賜賞受賞者。雅号、筆名、芸名等は受賞時のものによる。表記揺れによる混乱を避けるため、漢字は便宜上新字体に統一する。
日本建築学会賞作品賞受賞者
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
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