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山と溪谷社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山と渓谷社から転送)
株式会社山と溪谷社
Yama-kei Publishers co.,Ltd.
神保町三井ビルディング
神保町三井ビルディング
種類株式会社
本社所在地日本の旗日本
101-0051
東京都千代田区神田神保町1-105
神保町三井ビルディング
設立1930年4月1日
業種情報・通信業
法人番号4010001126351ウィキデータを編集
事業内容山岳・自然などに関連した雑誌・書籍の出版・販売
代表者代表取締役会長 川崎深雪
代表取締役社長 二宮宏文
資本金9,750万円
売上高18億17百万円(2012年3月期)
従業員数70名(2025年13月末現在)[1]
主要株主インプレスホールディングス 100%
関係する人物川崎吉蔵(創設者)
外部リンク公式ウェブサイト
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株式会社山と溪谷社(やまとけいこくしゃ)は、東京都千代田区に本社を置く出版社。山岳雑誌『山と溪谷』を柱として、山・アウトドア・スキー・旅・自然などに関する雑誌・書籍を出版・販売している。「ヤマケイ私鉄ハンドブック」、「ヤマケイ・レイル・グラフィックス」、「日本の鉄道」のシリーズなど、鉄道関係の出版を手掛けていたこともある。インプレスグループ。

沿革

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沿革は次のとおり[2]

  • 1930年(昭和5年)4月1日 -早稲田大学山岳部出身[3] で同大学を卒業したばかりの川崎吉蔵により創設された。同年5月、「多くの人に読んでもらえる山岳雑誌をつくりたい」との思いから、山岳雑誌『山と溪谷』が創刊された。当時は隔月刊であった。誌名は、川崎が感銘を受けたとされる、田部重治『山と溪谷』に由来する[4][5]。題字は親友の坂野三郎による[2]。編集や広告、販売などは、社長の川崎がすべて1人で行っていたが、何が何でも成功させたいとの強い思いにより、創刊号の売れ行きは上々で、好スタートを切ることができた。
  • 1940年4月30日 - 組織を株式会社に変更[6]。『山と溪谷』を月刊とする。
  • 1950年代 - 山溪山岳新書を刊行開始。姉妹誌『ハイカー』を創刊。「アルパイン・ガイド」刊行開始。
  • 1960年代 - 山溪文庫を刊行開始。山溪カラーガイドを刊行開始。
  • 1970年代 - 『世界山岳百科事典』を刊行。ハンドブックシリーズ『春の花』を刊行。『ウッディライフ』を創刊。
  • 1980年代 - 「トラベルJOY」を刊行。山溪カラー名鑑『日本の山』を刊行。「日本の名峰」シリーズを刊行。山溪カラー名鑑『日本の野草』を刊行。
  • 1990年代 - 「分県登山ガイド」を刊行。「山溪ポケット図鑑」を刊行。「ヤマケイ登山学校」を刊行。
  • 2000年代 - 山岳名著シリーズ「Yama-kei Classics」を刊行。「ヤマケイレイルブックスシリーズ」を刊行。「花の山旅シリーズ」を刊行。『ROCK & SNOW』を創刊。「登山技術全書」を刊行。『自転車人』を創刊。
  • 2006年11月30日 - インプレスホールディングスに買収され、同ホールディングスの子会社となる[7][8]
  • 2010年代 - 『わかる! 図鑑』を刊行。『山と溪谷』通巻900号を発売。ヤマケイ文庫を刊行開始。EPUBマガジン『週刊ヤマケイ』を創刊。月刊誌『山と溪谷』デジタル版を刊行。ヤマケイ新書を創刊[9]

雑誌

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休刊・廃刊
  • 『自転車人』 - 季刊誌。2005年6月創刊。2014年休刊。
  • 岩と雪』 - 1958年 - 1995年、全169号。
  • CLIMBING joy』 - 2008年 - 2017年、全16号。
  • ヒュッテ』 - 2010年 - 2014年、全12号。
  • ワンダーフォーゲル』 - 1975年に『夏山JOY』の名前で創刊され、1994年に『ヤマケイJOY』に名称変更し、2011年に『ワンダーフォーゲル』に名称変更された。2021年休刊。

書籍

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レーベル

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その他シリーズ

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  • 山溪カラーガイド - 山岳・観光地・景勝・美術品・鉄道などを扱うビジュアルガイドブック。A5判ハードカバー。絶版。
  • ヤマケイ私鉄ハンドブック - 解説・吉川文夫、写真・広田尚敬のコンビで、1980年代に大手私鉄各社別に発行された。
  • ヤマケイのレイルシリーズ - B5横長版の写真と解説が入ったシリーズ。1980年代に発行された。こちらも吉川・広田が関わっている。

テレビ番組

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脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^厚生年金保険・健康保険適用事業所検索システムより
  2. ^ab沿革 | 会社概要 | 山と溪谷社
  3. ^片桐の歴史 - 登山用品・ザック・リュックサック&タウンバックの片桐
  4. ^山と溪谷社-沿革 2008年5月2日閲覧山と溪谷社
  5. ^2006年春54号『ヤマケイJOY』山と溪谷社 「雑誌『山と溪谷社』の由来って?」より
  6. ^株式会社山と溪谷社 | 株式会社インプレスホールディングス
  7. ^山と渓谷社がインプレス傘下に - ITmedia ニュース
  8. ^(子会社化)に関する基本合意書締結のお知らせ - インプレス グループ
  9. ^ab山と渓谷社、すべての登山者に向け「ヤマケイ新書」の刊行を開始 - ITmedia eBook USER
  10. ^山の名著が一挙に集う! 好日山荘で「山岳書籍フェア」開催 - ヤマケイオンライン
  11. ^Amazon.co.jp: ヤマケイ文庫6巻セット『垂直の記憶・梅里雪山・残された山靴
  12. ^絶景&美味「来たれ!夏山スペシャル」 〜続々!ヤマに新たな客を呼び込む男たち〜 - テレビ東京 2019年7月18日

外部リンク

[編集]
全般
国立図書館
学術データベース
その他
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