『堀潤モーニングFLAG』(ほりじゅんモーニングフラッグ)は、TOKYO MXで2021年4月1日から2024年9月27日迄生放送していた朝の情報番組である。
TOKYO MXは、平日の朝の放送枠にて2014年4月から『モーニングCROSS』を放送して来たが、同年3月8日放送分にて番組終了を告知し[1]、同日、4月から堀を残留させた新しい朝の情報番組を編成する事を発表した[2]。
ただし、女性キャスターを『モーニングCROSS』時代はフリーアナウンサーで賄って来たが、当該番組では2019年に同局プロパーとして入社したアナウンサー兼報道記者の田中陽南を起用。番組コメンテーターをジャーナリストや弁護士、実業家等ではなく、Z世代と呼ばれる2021年4月時点で29歳以下の世代の各界で活動する男女を「コメンテーターZ(ズ)」と称し、据える[1]。
当該番組放送前に、同年3月23日に同局にて4月改編記者会見で同局帯番組を担当するアナウンサーとタレントとの座談会を実施。また、同月26日に堀が主宰する8bitNewsにて、「モーニングFLAG」カウントダウンSPの動画配信[3]を行い、番組出演者と番組プロデューサーが出演し、当該番組のポイント等を視聴者に説明した。番組開始以後、「コメンテーターZ」の面々から番組構成に関して改善点の指摘をされた際、フレキシブルに制作側が動いたり[4]、番組制作においての「決まりごと」に対してもアンチテーゼを提起する等、Z世代が素直に感じた事を風通しよくチャレンジする風潮となっている[5]。
2021年のユーキャン「新語・流行語大賞」のトップ10に本番組が選出され表彰された。表彰理由はZ世代のコメンテーターを起用し、彼らの意見を発信していることが評価された[6]。
また、『モーニングCROSS』時代同様に番組放送中にハッシュタグ「#モニフラ」で視聴者からのTwitterのツイートを募って紹介する。また、堀個人のTwitterアカウントにて、音声チャットルーム「Spaces」機能を使用し、番組アフタートークとして番組視聴者及び出演者との番組内容についての意見や課題等のトークを行っている[7]。
2023年4月から放送時間を7:00 - 8:30に拡大する[8]と共に元毎日放送のフリーアナウンサーである豊崎由里絵がキャスターとして、気象予報士の井澤咲乃がお天気キャスターとしてそれぞれ加わった。これに伴い、同月以降の女性キャスターは月曜 - 水曜と金曜は豊崎、木曜は田中、お天気キャスターは月曜・水曜・金曜は高安奈緒子、火曜・木曜は井澤がそれぞれ担当する[9][10]。同年6月からは高安が産休に入ることから福岡良子が担当[11]。高安は同年9月に復帰している[12]。
2023年5月29日放送分から、「激論サミット」のコーナーのみ、在京民放キー局5社共同運営の動画配信サービス「TVer」での見逃し配信を開始した[13]。
2024年9月27日をもって朝の放送を終了し、同30日からはこのメンバーにより、夕方18時台に移行、『堀潤 Live Junction(ライブ ジャンクション)』に改題してリニューアルするほか、同時期に終了する『バラいろダンディ』の後継として、21時台前半(20:57-21:25)に当番組のスピンオフである『堀潤 激論サミット』[14]も同時に開始する。また早朝枠は山本里菜による『おはリナ!』に移行する[15]。
※JST表記
- 月曜 - 金曜(祝日含む)6:59 - 8:30(2023年10月2日 - )
- 7:55 - 8:25 の「激論サミット」は、20:30 - 21:00 に再放送
- 月曜 - 金曜(祝日含む)7:00 - 8:00(2021年4月1日 - 2023年3月31日)
- 月曜 - 金曜(祝日含む)7:00 - 8:30(2023年4月3日 - 9月29日)
- 堀潤(フリーアナウンサー、ジャーナリスト、元NHKアナウンサー)
- 2022年4月18日から26日放送分は、新型コロナウイルスに感染したため欠席。
- 2023年3月22日から24日放送分は、海外取材(フランス)のため22日放送分は番組を欠席、23日・24日放送分は現地からリモート出演。
- 2023年5月19日放送分は、G7広島サミットの取材のため、現地(広島市)からリモート出演。
- 2023年7月19日から21日放送分は、海外取材(アメリカ・ニューヨーク)のため19日・21日放送分は現地からリモート出演、20日放送分は番組を欠席。
- 2023年8月25日放送分は、福島第一原発の取材のため、現地(富岡町)からリモート出演。
- 2023年9月15日放送分は、台風7号の取材のため、被害があった秋田市からリモート出演。
- 2023年9月25日から27日放送分は、海外取材(ルーマニア)のため25日・27日放送分は番組を欠席、26日放送分は現地からリモート出演。
- 2023年11月27日放送分は、取材のため、福島市からリモート出演。
- 2024年1月4日・5日放送分は、能登半島地震の取材のため、金沢市からリモート出演。
- 2024年2月26日放送分は、能登半島地震の取材のため、七尾市からリモート出演。
- 2024年3月11日放送分は、東日本大震災の取材のため、浪江町からリモート出演。
- 2024年3月20日・21日放送分は、体調不良のため欠席。
- 2024年6月24日から26日放送分は、海外取材(パレスチナ)取材のため、24日・25日放送分は現地からリモート出演、26日放送分は番組を欠席。
- 2024年7月16日から19日放送分は、海外取材(アメリカ・ニューヨーク)の取材のため、16日・18日・19日放送分は番組を欠席、17日放送分は現地からリモート出演。
- 2024年8月14日放送分は、海外取材(韓国)の取材のため、現地からリモート出演。
- 2024年9月24日放送分は、能登半島豪雨の取材のため、金沢市からリモート出演。
- 豊崎由里絵(フリーアナウンサー、元毎日放送アナウンサー)
- 2023年4月3日から、月 - 水曜および金曜を担当。
- 当番組がTOKYO MXにおける初めてのレギュラー番組で、平日の早朝に編成されている生放送番組へのレギュラー出演は、毎日放送のアナウンサー時代を含めても初めてである。
- キャスターへ就任する前にも、2023年1月23日放送分にコメンテーターとして出演していた。
- 2023年8月7日放送分は、体調不良のため欠席。
- 2023年9月11日から13日放送分は、夏休み休暇のため欠席。
- 田中陽南(TOKYO MX 報道局報道部アナウンサー兼報道記者)
- 2023年3月までは月 - 金曜、同年4月以降は木曜のみ担当。
- 2022年4月から2023年3月まで火曜・木曜[16]のみ、お天気キャスターを兼務していた。
- 2022年7月より祝日は休みとなり、代わりのフリーアナウンサーが務めるようになった。
- 2023年2月10日放送分は、体調不良のため欠席。
- 2023年8月7日放送分は、豊崎が体調不良のため代役を担当。
- 2024年2月1日放送分は、能登半島地震の取材のため、被害があった七尾市から出演。
- 高安奈緒子(気象予報士、防災士、ウェザーマップ所属[17])
- 2022年4月1日から、水曜[18] - 金曜出演。
- 2022年5月3日から5日は毎日出演。
- 2022年11月16日・18日放送分は、新型コロナウイルスに感染したため欠席。
- 2023年6月から8月まで産休休暇を取っていた。
- 井澤咲乃(気象予報士、防災士、ウェザーマップ所属)
- 2023年4月4日から、月曜・火曜出演。
- 2024年3月まで、木曜日も担当。
- 大坪奈津子(フリーアナウンサー、元四国放送アナウンサー)
- 主として土日を除く祝日に出演。
- 2022年
- 8月22日 - 26日、9月19日・23日、11月3日・14日・15日・23日
- 2023年
- 2024年
- 2023年8月10日・11日・17日・18日放送分は、中継リポーターとして出演。
- 福岡良子(気象予報士、防災士、ウェザーマップ所属)
当初は1人のみの出演だったが、2021年9月から2人あるいは3人体制に(1人はリモートの場合も)。
また、同年10月4日からは曜日担当者が決められた。
2022年秋からは、Z世代だけでなくX・Y世代もコメンテーターとして出演するようになった。
○:事前番組で「レギュラー」と紹介されたコメンテーター
出演曜日は2023年3月時点のもの
- 大島晃平(東京新聞経済部記者、元中日新聞社会部半田支局記者、元コメンテーターZ)
- 2022年6月から12月まで、火曜日にヒナヨミ!の解説担当として出演。
- 2023年1月より育休のため休演中。
- 2022年
お天気キャスターおよび「東京インフォメーション」キャスター
[編集]- 中村美公(気象予報士、防災士、ウェザーマップ所属)※月、火曜 - 2021年4月5日 - 2022年3月8日 ※2022年3月14日から体調不良で出演せず、同月31日「卒業」が発表された。
- 久保井朝美(気象予報士、防災士、フリーアナウンサー、ウェザーマップ所属)※水 - 金曜 - 2021年4月1日 - 2022年3月31日 ※2022年3月14日から中村の休養に伴い月・火曜も担当。
- ストレートニュースコーナー
- エンタメコーナー
- ジャーナリスト堀が編集長となり、いま視聴者に知ってほしい国際ニュースを届ける。
- 生活に身近な疑問や課題を、出演者が生激論する。
- 特集コーナー フラトピ!
- 月曜:フカ堀ワード
- 週末迄のニュースでいまいち理解出来なかったニュースワードを堀とコメンテーターが解説する。
- 月曜:GENERATION
- Twitterのスペース機能を活用し、視聴者と共に幅広い世代で議論する。
- 火曜:ヒナヨミ!
- 記者経験のある田中が気になった東京新聞の記事を紹介する。
- 火曜:週刊NewsPicks
- 水曜:VOICE -現場の声-
- 堀と田中がそれぞれの目線で現場を取材。課題を視聴者と共に考える。
- 木曜:トレンド・カルチャー
- 流行の発信地である東京にて、話題のトレンド・文化を紹介する。
- 金曜:ニュースこの1週間
- 金曜:モニフラZ議会
- 頑バリ人
- コロナ禍で頑張る人を紹介するVTRコーナー。
- 火曜:技能五輪Road to Tokyo / 技能五輪〜若き技能者たちの挑戦〜
- 国際技能競技大会の派遣選手選考会を兼ねた、技能五輪全国大会に出場する様々な分野の業界に従事するZ世代技術者に密着したドキュメンタリーコーナー。
別途TOKYO MXのYouTubeチャンネルにて動画配信を行っている。
- 働くパパママを応援する企画。
- 前番組である『モーニングCROSS』の増刊番組である『激論!SundayCross』時代に放送していた、TASTEMADE Japanのレシピ動画放送を復活。
- 堀潤モーニングFLAGスピンオフ『技能五輪全国大会スペシャル!』(2022年1月9日)
- 堀潤モーニングFLAGスピンオフ『技能五輪全国大会・アビリンピックSP』(2022年12月29日)
- ヘアメイク:加藤雄介、小島美樹、長谷川和秀
- スタイリスト:高木麻希
- SW:高橋一博、松本賢
- CAM:山口英之、川南淳、福島一憲、白鳥史也、吉田柚美
- VE:美和聖人、梅津孝一
- VTR:南海斗
- MIX:小島薫、川島隆行
- AUD:芦澤祐也、大堀巴瑠花
- 音効:川田諒、森竹桃子、關聡子、市川伶、中島明歩
- TK:近藤奈々、本田浩子
- テロップ:山本晶子、福田達哉、大森光留
- 美術協力:TACT
- 技術協力:COSMO SPACE、共立ライディング
- 制作協力:BMC
- 芸能:海老根貴幸
- デスク:小泉果穂
- AD:佐々木順哉、伊東慶太朗、安井嘉希、石川祐衣、板橋花、伊藤日向子、野崎雅史、金井陸、岡村美奈
- ディレクター:小林秀行、増田有記、槇雄介、内村拓也、木内享、石橋希生、岡島明那、鈴木佳奈、久保木慶和
- 演出:小林秀樹、齋藤伊武輝、佐藤信一
- プロデューサー:白井浩太郎(TOKYO MX)
| TOKYO MX平日朝の情報番組 |
|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|---|
| 堀潤モーニングFLAG 2021年4月1日 - 2024年9月27日 | おはリナ!2024年9月30日 - 2025年9月26日 |