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五酸化二リン

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(2023年11月)
五酸化二リン
Phosphorus pentoxide
Phosphorus pentoxide
Phosphorus pentoxide
Phosphorus pentoxide
物質名

Tetraphosphorus decaoxide
Tricyclo[3.3.1.13,7]tetraphosphoxane 1,3,5,7-tetraoxide

2,4,6,8,9,10-Hexaoxa-1λ5,3λ5,5λ5,7λ5-tetraphosphatricyclo[3.3.1.13,7]decane 1,3,5,7-tetraoxide

別名

Diphosphorus pentoxide
Phosphorus(V) oxide
Phosphoric anhydride
Tetraphosphorus decaoxide
Tetraphosphorus decoxide

識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard100.013.852ウィキデータを編集
RTECS number
  • TH3945000
UNII
  • InChI=1S/O10P4/c1-11-5-12(2)8-13(3,6-11)10-14(4,7-11)9-12 
    Key: DLYUQMMRRRQYAE-UHFFFAOYSA-N 
  • 分子: O=P13OP2(=O)OP(=O)(O1)OP(=O)(O2)O3
  • 結晶: P12(=O)OP3(=O)OP4(=O)OP5(=O)OP6(=O)OP(=O)(O1)OP7(=O)OP(=O)OP(=O)OP(=O)(O2)OP(=O)OP(=O)OP(=O)(O3)OP(=O)OP(=O)OP(=O)(O4)OP(=O)OP(=O)OP(=O)(O5)OP(=O)OP(=O)OP(=O)(O6)OP(=O)OP(=O)(O7)O
性質
P4O10
モル質量283.9 g mol−1
外観白色の粉末
高い潮解性
匂いOdorless
密度2.39 g/cm3
融点340 °C
沸点360 °C 昇華
発熱加水分解
蒸気圧1 mmHg @ 385 °C (安定状態)
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
水と反応、強力な脱水剤、腐食性
GHS表示:
腐食性物質
Danger
H314
P280,P301+P330+P331,P303+P361+P353,P305+P351+P338,P310
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
安全データシート (SDS)MSDS
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

五酸化二リン(ごさんかにリン、:Phosphorus pentoxide)はリン酸化物である。組成式 P2O5 に由来する慣用名で呼ばれるが、実際の分子の構造は十酸化四リン (P4O10) であり、近年、高校の指導要領がこれを採用したことから、十酸化四リンの名称で呼ばれることが一般的となっている。五酸化リンとも呼ばれる。

化学的性質

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リンを酸素中、もしくは乾燥した空気中で燃焼させることで得られる昇華性の無色の固体。生成時に白煙を生じる。多形性を示し、3種類の結晶構造、そのほかガラス状、無定形状の5種類の変態が知られる。灰色を帯びたものは加水分解生成物などの不純物を含んでいる。五酸化二リンだけが昇華性をもつため、昇華によって精製できる。

水に対する反応性が高く、音と熱を発しながら溶解し、リン酸となる。水と反応した場合はメタリン酸が、温水との場合はオルトリン酸が生成する。このため脱水剤乾燥剤として利用される。硫酸、硝酸を脱水することができ、それぞれから三酸化硫黄五酸化二窒素が得られる。有機化合物に対しては、例えばアミドを脱水してニトリルを与える。ほか、脱水剤としての用途は広く、電球製作時の脱水剤としても用いられる。そのほか、医薬品や農薬の原料、試薬としても利用される。

強い脱水作用を有するため、人体に対しては強酸や強アルカリ同様の腐食性危険物であり、取り扱いには注意を要する。

製法

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工業的にはリン鉱石 3Ca3(PO4)2•CaF2、もしくは黄リンを原料とする。黄リンを原料とする場合は単純であり、燃焼室で酸化させればよい。リン鉱石を用いた場合は、コークス、ケイ砂 (SiO2)、鉄くずと混合し、650 ℃ 程度の熱風によって燃焼させる。

生産

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2000年の日本国内での生産量は、4,000トンである(リン酸は14万トン)。

出典

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関連項目

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二元化合物
多元化合物
乾燥法
用途別乾燥機
乾燥剤
脱水剤
化学的
物理的
乾燥食品
その他
国立図書館
その他
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