このような配慮と同時に、モハーの断崖観光体験(Cliffs of Moher Visitor Experience)プログラムが崖に続く斜面の地中に、周りの風景と溶け込むように建設されている。体験センターも環境に配慮し、地熱冷暖房、太陽光発電および下水リサイクルという再生可能エネルギーを使用している[3]。17年の歳月と3200万ユーロをかけて2007年2月に正式にオープンしたこの施設では、双方向的な情報設備を利用して、崖の起源を地域単位および地球単位の地質学的観点から理解したり、この地域の鳥と魚の生態などを知ることができるほか、IMAXタイプのマルチメディアショーによって、崖からの鳥瞰や、水中にある崖下の洞窟内の様子をみることができる。