ハンブルク大学(英語:University of Hamburg、公用語表記:Universität Hamburg)は、ハンブルクに本部を置くドイツの国立大学。1613年創立、1919年大学設置。
2021年時点で、ドイツ研究振興協会の研究助成プログラム「エクセレンス・イニシアチブ」により、ドイツにおける「エクセレンス大学(Exzellente Universitäten)」と呼ばれるエリート大学の1つに指定されている。ノーベル賞受賞者を7名、ウルフ賞受賞者を1名輩出している。
1919年4月1日にヴィルヘルム・シュテルンらによって設立された。元々はハンブルク市長ヴェルナー・フォン・メレがハンブルクの既存の教育機関を大学に統合したのがその始まりである。1907年にハンブルク科学財団が設立された。大学の本館は1911年、ハンブルクの資産家エドマンド・ジーメルにより建設、寄贈された。現在、本館には人文科学部(学部長室、歴史学研究所、アジア・アフリカ学研究所など)がある。
第一次世界大戦後、1919年にヴェルナー・フォン・メレが市長、大学学長に選出され、ハンブルク大学に関する暫定的な法律が可決された。正教授の数は19人から39人に増え、州立研究所、植民地研究所などが大学として統合された。ハンブルク市内のエッペンドルフ総合病院は、1934年に大学病院となった。第二次世界大戦前はナチスの台頭によって支配され、ユダヤ系だったシュテルンら創業者はオランダに逃れ、アメリカ合衆国に移住した。現在、ハンブルク大学は40,000人の学生と共に、北ドイツ最大の学術機関となっている。
※2024年時点
ハンブルクの中心部であるローターバウム(Rotherbaum)にキャンパスがある。8学部あわせて27の学科と研究センターを持つ。
- 法学部
- ビジネス・経済・社会科学部
- 医学部
- 教育科学・心理学・スポーツ科学部
- 一般・多文化・国際比較教育学
- 初等中等教育・社会教育・特別支援教育学、教育指導向け心理学
- 専門教育学、生涯学習
- 言語・美的分野教育学
- 社会科学、数学、自然科学教育学
- 人文科学部
- プロテスタント神学
- カトリック神学
- 言語文学メディア学I
- 言語文学メディア学II
- 歴史学
- 哲学
- 文化芸術研究
- アジアアフリカ学
- 数学・情報科学・自然科学部
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院長制(1919年から1969年) 学長制 (1970年以降) |
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