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本社 | |
| 種類 | 株式会社 |
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| 本社所在地 | 〒933-8788 富山県高岡市昭和町3丁目2-12[1] 北緯36度45分9秒東経137度0分7.1秒 / 北緯36.75250度 東経137.001972度 /36.75250; 137.001972座標:北緯36度45分9秒東経137度0分7.1秒 / 北緯36.75250度 東経137.001972度 /36.75250; 137.001972 |
| 設立 | 2008年(平成20年)10月1日 (事業分割日)[1] |
| 業種 | 陸運業 |
| 法人番号 | 7230001012147 |
| 事業内容 | トラック輸送、航空輸送、特産品販売 |
| 代表者 | 髙田和夫(代表取締役社長)[2] |
| 資本金 | 100億円[1] |
| 売上高 |
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| 営業利益 |
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| 外部リンク | www |
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トナミ運輸のトラック(入善PAにて) | |
| 種類 | 株式会社 |
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| 市場情報 | [4] 大証1部(廃止)9070 2013年7月12日上場廃止 |
| 略称 | トナミHD |
| 本社所在地 | 〒933-8788 富山県高岡市昭和町3丁目2-12[5] |
| 設立 | 1943年(昭和18年)6月1日 (礪波運輸株式会社)[5] 2008年(平成20年)10月1日 (純粋持株会社移行日)[5] |
| 業種 | 陸運業 |
| 法人番号 | 4230001010541 |
| 事業内容 | 純粋持株会社 |
| 代表者 | 髙田和夫(代表取締役社長)[6] |
| 資本金 | 141億82百万円 (2024年3月31日現在)[7] |
| 売上高 | 連結:1,420億72百万円 (2024年3月期)[7] |
| 経常利益 | 連結:67億95百万円 (2024年3月期)[7] |
| 純利益 | 連結:40億61百万円 (2024年3月期)[7] |
| 純資産 | 連結:929億1百万円 (2024年3月期)[7] |
| 総資産 | 連結:1,692億44百万円 (2024年3月期)[7] |
| 従業員数 | 連結:6,802名 (2024年3月31日現在)[7] |
| 決算期 | 毎年3月31日 |
| 主要株主 | JWT株式会社 100% (2025年6月23日現在) |
| 主要子会社 | トナミ運輸 |
| 関係する人物 | 綿貫民輔 |
| 外部リンク | www |
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トナミ運輸株式会社(トナミうんゆ)は、富山県高岡市に本社を置く日本の運送会社である。合わせて純粋持株会社のトナミホールディングス株式会社についてもここで取り上げる。社長は両社とも髙田和夫が務めている。
創業者は綿貫民輔元衆議院議長の父で衆議院議員も務めた綿貫佐民で、佐民が早く亡くなったため妻の父でもある綿貫栄、民輔と経営が引き継がれている。民輔の時代に上場するなど大きな発展を見せた。宅配サービスも取り扱うが、基本的には企業間(BtoB)物流を中心としている。
2013年の第23回参議院議員通常選挙では元社員で氷見市長の堂故茂を後援し当選させた。
1984年(昭和59年)制定のパンサー(豹)マークのロゴが同社が保有するトラックの目印になっている[8]。また、宅配便は「パンサー宅配便」の名称で展開し、そのシェアは西濃運輸に次いで業界7位である。
コーポレートカラーは、メーンカラーがカージナルレッド、サブカラーはオキサイドイエローとブルー[8]。
2025年(令和7年)6月に上場廃止し、日本郵便の完全子会社となった(経営陣はそのまま)[9]。
| 全日本実業団大会 | 平成8・12・15・16・19・21・22・23・27・28年優勝 (優勝10回・準優勝4回・3位10回) |
| S/Jリーグ (旧日本リーグ1部) | 平成13・14・15・16・23・24・28・29年優勝 (優勝8回・準優勝10回・3位6回) |
| 国民体育大会 | 成年男子(トナミ運輸チーム)として出場し優勝10回 平成8・10・12・13・14・16・17・18・20・25・28・29年優勝 (優勝12回・準優勝4回) |
| 全日本社会人大会 | 男子シングルス 平成9・11・22・23年優勝 男子ダブルス 平成13・14・17・19・24・25・27年優勝 混合ダブルス 平成11・12・13・14・16・17・20・27年優勝 |
| 全日本総合大会 | 男子シングルス 平成13・14・19・26・29年優勝 男子ダブルス 平成14・15・16・21・22・23・27・28年優勝 混合ダブルス 平成7・8・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・24・28年優勝 |
1974年(昭和49年)、当時社員だった串岡弘昭は運輸業界のヤミカルテルを公正取引委員会に内部告発したが、上層部は報復人事として月に3回も転勤を強要、仕事らしい仕事を与えず、32年間、空き地の草むしりや雪かきを主な業務として命じた。また社外では暴力団関係者による脅迫を行った。串岡はそうした不当要求に応じず、2006年(平成18年)9月20日、60歳で定年退職した。
また、串岡は2002年(平成14年)1月、内部告発に対する報復として不当な処遇を受けたとして、トナミ運輸に4800万円の損害賠償を求める訴訟を起こしている。
会社側は「本人の適性を考慮した結果」と争ったが、裁判は串岡の主張をほぼ認め「原告の内部告発は正当な行為であって、法的保護に値するというべき」「被告は、内部告発に対する報復として長期間にわたって原告に不利益な取り扱いをしたといえる」と判決。会社の主張を退け、2005年(平成17年)2月、被告「トナミ運輸」側に1356万円の賠償支払いを命じた(富山地判平成17年2月23日)[26]。
串岡へ退職を強要するにあたり、串岡の自宅へ「ヤクザの若頭」を名乗る者が訪れて脅迫したとされ、裁判の判決でも、判決文に「暴力団員から退職を強要された事実は証拠上明らか」と認定された。
この一連の不祥事は、2025年2月19日放送の奇跡体験!アンビリバボーで放送されたが、同社は現在でも黙殺しており、ニュースリリースからも削除している。
同社大阪中央支店(大阪市鶴見区)において、大型フォークリフトの運転資格取得に当たっての講習期間短縮に必要な「経験証明書」を、実際には取得していない社員に対し、虚偽の証明書を作成させた上、資格を得ていない状態で営業所内で大型フォークリフトの操作を行わせていたことが明らかとなり、大阪中央労働基準監督署は2014年3月7日に、同支店の当時の支店長らと、法人としての同社を労働安全衛生法違反容疑で書類送検した[27]。