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シナイ山

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曖昧さ回避ムーサー山」はこの項目へ転送されています。モロッコのムーサー山については「ムーサー山 (モロッコ)」をご覧ください。
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(2015年7月)
シナイ山を南西から見る。同国の最高峰カテリーナ山の中腹から撮影。

シナイ山(シナイざん、シナイさん、ヘブライ語הר סיני Hár Sinái、アラビア語جبل موسى Jabal Mūsā、英語:Mount Sinai)は、シナイ半島にあるモーセから十戒を授かったとされる場所[1]ホレブ山とも呼ばれる[2]

シナイ山(ジェベル・ムーサー)の位置
シナイ山(ジェベル・ムーサー)山頂にあるギリシャ正教のチャペル
シナイ山(ジェベル・ムーサー)山頂にあるモスク

聖書のシナイ山の正確な場所は定かではないが、アラブ人がジェベル・ムーサーあるいはムーサー山(Jabal Mūsā、アラビア語で「モーセ山」の意)と呼ぶシナイ半島南部の山(標高2,285m)に古くから比定され、アブラハムの宗教によって神聖視されている。ジェベル・ムーサーにはモーセに関わる伝承を持つ泉や岩が数多く存在し、土地の人々の信仰の対象となっている。3世紀には聖カタリナ修道院が建設された[3]

一方、ジェベル・ムーサー近辺には聖書の描写に合致するような広大な平原[4]が存在しないこと、エジプトからパレスチナへの通り道としては南すぎる、などの理由から、近年[いつ?]一部の聖書学者たち[誰?]は、その北側のラス・サフサファ(Ras Safsafeh / Sufsafeh)をシナイ山と同定している[要出典]

他方、ロン・ワイアットは、ミデヤンの地をアラビア半島北西部とし、シナイ山(ホレブ山)を、同地のラウズ山(Jabal Al-Lawz ヤベル・エル-ローズ 標高2,580m)に比定している。エジプト第1王朝以来、シナイ半島はエジプト王国の領域であり、出エジプトというからにはシナイ半島を出なければならず、モーセが割って渡った海も、紅海ではなくアカバ湾(の浅い部分)であったとしている。アカバ湾を渡れば、目指すミデヤンの地もラウズ山もすぐである。

  • 南西麓から見たシナイ山
    南西麓から見たシナイ山
  • シナイ山を東北東麓から見る。主要登山道から撮影。
    シナイ山を東北東麓から見る。主要登山道から撮影。
  • チャペルとモスク
    チャペルとモスク

脚注

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  1. ^出エジプト記』 24:12, 31:18
  2. ^『出エジプト記』 3:12, 3:1
  3. ^池上英洋『西洋美術史入門』筑摩書房、2012年、38頁。ISBN 978-4-480-68876-7 
  4. ^『出エジプト記』 12:37, 19:2

関連項目

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聖書の地理

アドリア海ガリラヤ湖紅海死海(塩の海)|地中海(大海)

道路
関連項目

座標:北緯28度32分23秒東経33度58分24秒 / 北緯28.5397度 東経33.9733度 /28.5397; 33.9733

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