Appleの元最高デザイン責任者のアイブ氏、OpenAIとハードウェアを開発へ

Appleで数々のアイコニックな製品のデザインに携わってきたジョナサン・アイブ氏が、ChatGPTの開発企業であるOpenAIとタッグを組み、ハードウェア開発を行う見通しであることが明らかになりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. ジョナサン・アイブ氏がOpenAIの最高経営責任者(CEO)とハードウェア開発について議論した。
2. 新たなAIハードウェア・プロジェクトにはソフトバンクの孫正義氏も関与している。
3. すでに約1兆6,396億円の投資を集めることに成功しているとのこと。
ソフトバンクの孫正義氏も開発に関わっている?
サブスクリプションメディアThe Informationが公開した「デザイナーのジョニー・アイブとOpenAIのサム・アルトマンがAIハードウェア・プロジェクトについて議論」と名付けられた記事では、両氏が“AI時代のための新たなハードウェア”を作ることを念頭にミーティングを行ったことが報じられています。
同AIハードウェア・プロジェクトには、アイブ氏とアルトマン氏以外にソフトバンクの孫正義氏も関与しているそうです。
具体的にハードウェアがどのようなものになるかはわかっていませんが、すでにMictosoftやKhosla Venturesなどから110億ドル(約1兆6,396億円)の投資を集めることに成功しているとのことです。
アイブ氏は最近レコードプレーヤーをデザイン
Appleで2019年まで最高デザイン責任者を務めたアイブ氏は、今年に入ってからチャールズ英国王の新たな宇宙関連プロジェクトのエンブレムや、英国のオーディオブランドLinnのターンテーブル「Sondek LP12」の50周年記念モデルなどをデザインしています。
同氏は慈善事業のためのデザインも行っており、英チャリティ団体Comic Reliefが主催した「レッド・ノーズ・デイ」のための折りたたみ式の赤いピエロの鼻を製作しています。
Source:The Information via9to5Mac
Photo:Marcus Dawes,OpenAI
(lexi)
