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ニュース
2026年2月20日 07:00
KDDI株式会社は2月19日、クラウド環境上に構築された、音声通話・データ通信やau PAYなどの一部のサービスにおける障害原因を特定する「復旧支援AIエージェント」の運用を開始した。
同AIエージェントは、複数システムに関わる障害をアラームで検知すると、サービスやシステム構成に関する情報を構造化した運用向けデジタルツインに対し、中心性分析(ネットワーク内の各ノードの重要度を定量化して分析する手法)を用いて障害が発生したサービスとシステムの相関の分析を実施する。そして、アラームの中から障害の起点である可能性が高いシステムを即時に障害原因として特定し、運用担当者に提示することで、復旧作業を支援する。
さらに、設備アラームの発生状況、メンテナンス作業の実施状況といった複数の情報と組み合わせることで、分析の精度を高めているという。
同社では、さまざまなサービスを統合的に監視し、ワンタッチ操作や前提条件を満たす場合にはゼロタッチで復旧オペレーションを実行する「スマートオペレーション」に取り組んできた。これにより、単体のシステムにおける障害は迅速に復旧できるようになっていたが、複数のシステムが関連する複雑な障害の原因特定や、設備の状態を障害発生前の状態へと戻す対応には依然として時間と稼動を要していた。
同AIエージェントにより、従来は初動対応における障害の原因特定に時間を要していたところを、即時に特定することが可能になるという。
同社は今後、復旧支援AIエージェントと連携し、設備の切り離しといった具体的な復旧措置や、故障部位の交換対応時などに必要な保全作業を実行する「保全AIエージェント」を2026年度に導入する予定だとしている。