| 説明: | リクエストされたファイルの拡張子とファイルの振る舞い (ハンドラとフィルタ)、内容 (MIME タイプ、言語、文字セット、エンコーディング) とを関連付ける |
|---|---|
| ステータス: | |
| モジュール識別子: | mime_module |
| ソースファイル: | mod_mime.c |
このモジュールは拡張子を使っていろいろな「メタ情報」をファイルに 関連付けるために使用されます。この情報はドキュメントのファイル名と MIME タイプ、言語、文字セット、エンコーディングとを関連付けます。 この情報はブラウザに送られますし、複数のファイルの中からユーザの好みの ものが選ばれるように、コンテントネゴシエーションでも使われます。コンテントネゴシエーション に関する詳しい情報はmod_negotiation をご覧下さい。
AddCharset ディレクティブ、AddEncoding ディレクティブ、AddHandler ディレクティブ、AddLanguage ディレクティブ、AddType ディレクティブはすべて、 ファイルの拡張子をメタ情報にマップするために使用されます。 それぞれ、ドキュメントの文字セット(訳注: charset)、content-encoding, content-language,MIME タイプ (content-type) を設定します。TypesConfig ディレクティブは拡張子を MIME タイプにマップするファイルを指定するために使用されます。
さらに、mod_mime はコンテンツを作成、処理するハンドラ とフィルタ を設定することができます。AddHandler ディレクティブ、AddOutputFilter ディレクティブ、AddInputFilter ディレクティブは ドキュメントを扱うモジュールやスクリプトを制御します。MultiviewsMatch ディレクティブは これらのディレクティブが指定したファイルの拡張子をmod_negotiation が Multiviews のマッチをとるときに 考慮するようにできます。
mod_mime はメタ情報をファイル名と関連付けますが、core サーバにはあるコンテナ (たとえば,<Location>,<Directory>,<Files>) の中のすべてのファイルを特定の メタ情報と関連付けるディレクティブがあります。これらのディレクティブにはForceType,SetHandler,SetInputFilter,SetOutputFilter があります。 コアのディレクティブはmod_mime により定義された ファイル名の拡張子のマッピングすべてを上書きします。
ファイルのメタ情報を変えてもLast-Modified ヘッダの値は変わらないことに注意してください。ですから、 それらを変更した場合は、クライアントやプロキシで以前にキャッシュされた コピーがそのときのヘッダとともに使われる可能性があります。 メタ情報 (言語、コンテントタイプ、文字セット、エンコーディング) を 変更したときは、すべての訪問者が正しいコンテントヘッダを 受け取るように、影響を受けるファイルに 'touch' コマンドを実行する (最終更新日を更新する) 必要があるかもしれません。

AddCharset
AddEncoding
AddHandler
AddInputFilter
AddLanguage
AddOutputFilter
AddType
DefaultLanguage
ModMimeUsePathInfo
MultiviewsMatch
RemoveCharset
RemoveEncoding
RemoveHandler
RemoveInputFilter
RemoveLanguage
RemoveOutputFilter
RemoveType
TypesConfigファイルは複数の拡張子を持つことができ、拡張子の順番は通常は関係ありません。例えば、ファイルwelcome.html.fr がコンテントタイプはtext/html に、言語はフランス語にマップされる場合、welcome.fr.html もまったく同じ情報にマップされます。 同じメタ情報にマップされる拡張子が複数あるときには、言語と コンテントエンコーディングを除いて、 右側にあるものが使用されます。たとえば、.gif がMIME タイプimage/gif にマップされ、.html が MIME タイプtext/html にマップされる場合は、ファイルwelcome.gif.html は MIME タイプtext/html に関連付けられます。
リソースに複数の言語やエンコーディングを関連付けること ができるため、言語とコンテントエンコーディングは前のものに追加されていきます。 たとえば、ファイルwelcome.html.en.de はContent-Language: en, de とContent-Type: text/html として送信されます。
複数の拡張子のあるファイルがMIME タイプとハンドラの両方に関連付けられているときは注意する必要があります。 その場合、普通はリクエストがハンドラに関連付けられた モジュールによって扱われることになります。たとえば、拡張子.imap が (mod_imagemap の)imap-file にマップされていて、.html が MIME タイプtext/html にマップされているときは、ファイルworld.imap.html はimap-file ハンドラとtext/html MIME タイプに関連付けられます。ファイルが処理されるときはimap-file ハンドラが使用されますので、そのファイルはmod_imagemap のイメージマップファイルとして扱われることになります。
ファイル名のドット区切りでの最後の部分を使って、 特定の部分のメタデータにマッピングしたい場合は、Add* ディレクティブは使わないでください。 たとえばfoo.html.cgi を CGI スクリプトとして処理したいけれども、bar.cgi.html は CGI スクリプトとしては処理したくない場合、AddHandler cgi-script .cgi とする代わりに 次のようにしてください
<FilesMatch \.cgi$> SetHandler cgi-script </FilesMatch>
特定のMIME タイプ のファイルはインターネットでの転送を簡単にするために、 さらに符号化することができます。これは通常はgzip の ような圧縮のことを指しますが、pgp のような暗号化や、 バイナリファイルを ASCII (テキスト) 形式で送るために考案された UUencoding のことを指すこともあります。
HTTP/1.1 RFC 14.11 節では次のように記述されています。
Content-Encoding エンティティヘッダフィールドはメディアタイプの 修飾子として使われます。それが存在していれば、値はエンティティボディに どの追加の符号化が適用されたかを示し、Content-Type ヘッダフィールドに 書かれているメディアタイプを得るためにどの復号機構を適用すべきか、も 示していることになります。Content-Encoding は主に、元のメディアタイプの 同一性を失うことなくドキュメントを圧縮することを可能にするために 使用されます。
複数のファイル拡張子 (複数の拡張子については上の節 を参照) 使うことで、 ファイルのタイプやエンコーディングを指定することが できます。
たとえば、Microsoft Word のドキュメントがあり、サイズを小さくするために pkzip されているとします。.doc 拡張子が Microsoft Word の ファイルタイプと関連付けられていて、.zip 拡張子が pkzip ファイルエンコーディングと関連付けられていると、ファイルResume.doc.zip は pkzip された Word ドキュメントである ということがわかります。
クライアントのブラウザにエンコーディング方法を知らせるために、 Apache はリソースと共にContent-Encoding ヘッダを 送ります。
Content-encoding: pkzip
ファイルタイプとファイルエンコーディングの他に重要な情報は ドキュメントの書かれている言語と、どの文字セットでファイルが表示 されるべきか、というものです。たとえば、ドキュメントはベトナムの アルファベットやキリル文字で書かれていて、そのように表示される 必要があるかもしれません。この情報もまた、HTTP ヘッダで 送信されます。
文字セット、言語、エンコーディング、mime タイプはすべて コンテントネゴシエーション (mod_negotiation 参照) の最中に、複数の文字セット、言語、エンコーディング、MIME タイプからなる 代替物があるときにどのドキュメントをクライアントに送るのかを 決定するときに使われます。AddCharset,AddEncoding,AddLanguage,AddType の各ディレクティブで作成された 拡張子の関連付け (とMimeMagicFile でリストされている 拡張子) がこの選択に参加します。AddHandler,AddInputFilter,AddOutputFilter の 各ディレクティブでのみ関連付けられている拡張子はMultiviewsMatch ディレクティブを 使うことでマッチの 処理に含めることも外すこともできます。
さらに情報を伝えるために、Apache は文書の言語をContent-Language ヘッダで送ることもあります。 また、情報を正しく表示するために使用すべき文字セットを示すためにConten-Type ヘッダに情報を追加することもあります。
Content-Language: en, fr
Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-1
言語の指定は二文字の短縮形で行なわれます。charset が 使用すべき文字セットの名前です。
| 説明: | ファイル名の拡張子を指定された文字セットにマップする |
|---|---|
| 構文: | AddCharsetcharsetextension[extension] ... |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
AddCharset ディレクティブは、 与えられた拡張子を指定された charset にマップします。charset は、拡張子extension を含んでいるファイル名のMIME charset パラメータです。新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、同じ拡張子extension のためのマッピングを上書きします。
AddLanguage ja .ja
AddCharset EUC-JP .euc
AddCharset ISO-2022-JP .jis
AddCharset SHIFT_JIS .sjis
この場合、ドキュメントxxxx.ja.jis は charset がISO-2022-JP の日本語のドキュメントとして扱われます (xxxx.jis.ja も同様)。AddCharset ディレクティブは、ドキュメントが適切に解釈され表示されるように、 ドキュメントの charset の情報をクライアントに教えるために役に立ちます。 また、サーバがクライアントの charset の優先度に基づいて複数のドキュメントの中からドキュメントを選ぶコンテントネゴシエーションのためにも役に立ちます。
引数extensionは大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、extensionはそれぞれと比較されます。
| 説明: | ファイル名の拡張子を指定されたエンコーディングにマップする |
|---|---|
| 構文: | AddEncodingMIME-encextension[extension] ... |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
AddEncoding ディレクティブは、 与えられた拡張子を指定されたエンコーディングにマップします。MIME-enc は、拡張子extension を含んだドキュメントに使用する MIME エンコーディングです。 この新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、 同じ拡張子extension のためのマッピングを上書きします。
AddEncoding x-gzip .gz
AddEncoding x-compress .Z
これは、拡張子.gz を含むファイル名がx-gzip エンコーディングを使ってエンコードされていることと、拡張子.Z を含むファイル名がx-compress でエンコードされていることを指定します。
古いクライアントはx-zip とx-compress が返ってくることを期待しますが、標準規格ではそれぞれgzip とcompress と等価であることになっています。Apache は、コンテントエンコーディングの比較をするときには、先頭にあるx- を無視します。Apache がエンコーディング付きで応答を返すときは、クライアントが要求した形式 (すなわち、x-foo やfoo) を使用します。要するに、この二つのエンコーディングの場合は常にx-gzip とx-compress を使うべきである、ということです。deflate のようなより新しいエンコーディングでは、x- なしで指定してください。
引数extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、extensionはそれぞれと比較されます。
| 説明: | ファイル名の拡張子を指定されたハンドラにマップする |
|---|---|
| 構文: | AddHandlerhandler-nameextension[extension] ... |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
拡張子extension が名前にあるファイルは指定されたhandler-name に扱われます。 この新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、 同じ拡張子extension のためのマッピングを上書きします。たとえば、拡張子 ".cgi" で終わるファイルを CGI スクリプトとして扱いたいときは、以下の設定をします。
AddHandler cgi-script .cgi
これを httpd.conf ファイルに記述することで、拡張子 ".cgi" のファイルは CGI プログラムとして扱われます。
引数extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、extensionはそれぞれと比較されます。
| 説明: | ファイルの拡張子をクライアントのリクエストを処理する フィルタにマップする |
|---|---|
| 構文: | AddInputFilterfilter[;filter...]extension [extension] ... |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
| 互換性: | 2.0.26 以降で使用可能 |
AddInputFilter はファイルの拡張子extension をクライアントのリクエストや POST がサーバに来たときに 処理をするフィルタにマップします。 これは、SetInputFilter ディレクティブも 含め、他の場所で定義されているフィルタに加えられます。 このマッピングはすでにあるものより優先されてマージされ、 同じextension に対する既存のマッピングを上書きします。
複数のfilterを指定するときは、データを処理する順番にセミコロンで 繋いで書く必要があります。filter は大文字小文字を区別しません。
引数extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、extensionはそれぞれと比較されます。
| 説明: | ファイル名を指定された言語にマップ |
|---|---|
| 構文: | AddLanguageMIME-langextension[extension] ... |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
AddLanguage ディレクティブは、与えられた拡張子を指定された content language にマップします。MIME-lang は、拡張子extension を含んでいるファイル名の MIME における言語です。 この新しいマッピングは既にあるマッピングに追加され、同じ拡張子extension のためのマッピングを上書きします。
AddEncoding x-compress .Z
AddLanguage en .en
AddLanguage fr .fr
この場合、xxxx.en.Z ドキュメントは compress された英語のドキュメントとして扱われます (xxxx.Z.en も同様)。content language はクライアントに通知されますが、 ブラウザがこの情報を使うことはおそらくありません。AddLanguage ディレクティブは、サーバがクライアントの言語の優先度に基づいて複数の ドキュメントの中からドキュメントを選ぶコンテントネゴシエーションのためにより役に立ちます。
複数の言語が同じ拡張子に割り当てられているときは、 最後のものが使用されます。すなわち、次のような場合、
AddLanguage en .en
AddLanguage en-gb .en
AddLanguage en-us .en
拡張子.en のあるドキュメントはen-us として扱われます。
引数extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、extensionはそれぞれと比較されます。
| 説明: | ファイル名の拡張子をサーバからの応答を処理するフィルタに マップする |
|---|---|
| 構文: | AddOutputFilterfilter[;filter...]extension [extension] ... |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
| 互換性: | 2.0.26 以降で使用可能 |
AddOutputFilter ディレクティブは 拡張子extension をサーバの応答がクライアントに送られる 前に処理するフィルタを定義します。 これはSetOutputFilter ディレクティブとAddOutputFilterByType ディレクティブ を含め、他の場所で定義されているフィルタに加えられます。 この新しいマッピングは既にあるマッピングに追加され、同じ拡張子extension のためのマッピングを上書きします。
例えば、以下の設定はすべての.shtml ファイルを SSI で処理し、 その出力をmod_deflate を使って圧縮します。
AddOutputFilter INCLUDES;DEFLATE shtml
複数のフィルタを指定するときは、データを処理する順番にセミコロンで 繋いで書く必要があります。filter は大文字小文字を区別しません。
引数extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、extensionはそれぞれと比較されます。
| 説明: | ファイル名の拡張子を指定されたコンテントタイプにマップ |
|---|---|
| 構文: | AddTypeMIME-typeextension[extension] ... |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
AddType ディレクティブは、 与えられた拡張子を指定されたコンテントタイプにマップします。MIME-type は拡張子extension を含んだドキュメントに使用するMIME タイプです。 この新しいマッピングは既にあるマッピングに追加され、同じ拡張子extension のためのマッピングを上書きします。 このディレクティブは MIME タイプファイル (TypesConfig ディレクティブを参照) に無いマッピングを追加するために使用することができます。
AddType image/gif .gif
あるいは、ひとつのディレクティブで複数のファイル拡張子を指定する場合:
AddType image/jpeg jpeg jpg jpe
TypesConfig ファイルを変更するのではなく、AddType ディレクティブを使って追加することが推奨されています。引数extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、extensionはそれぞれと比較されます。
| 説明: | あるスコープのすべてのファイルを指定された言語に設定する |
|---|---|
| 構文: | DefaultLanguageMIME-lang |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
DefaultLanguage ディレクティブは、Apache がディレクティブのスコープ (例えば、その時点の<Directory> の範囲) にある、明示的な言語拡張子 (AddLanguage で設定される.fr や.de) のない全てのファイルを、指定されたMIME-lang 言語であるとみなすようにします。 これにより、すべてのファイル名を変えることなく、 ディレクトリがオランダ語のコンテントを含んでいる、 というようなことを指定することができます。 拡張子を使用して言語を指定する方法と違い、DefaultLanguage は一つの言語しか指定できないことに注意してください。
DefaultLanguage ディレクティブが有効でなく、ファイルにAddLanguage で設定された言語の拡張子がないときは、 ファイルには言語属性がないとみなされます。
DefaultLanguage en
| 説明: | path_info コンポーネントをファイル名の一部として扱うようにmod_mime に通知する |
|---|---|
| 構文: | ModMimeUsePathInfo On|Off |
| デフォルト: | ModMimeUsePathInfo Off |
| コンテキスト: | ディレクトリ |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
| 互換性: | Apache 2.0.41 以降 |
ModMimeUsePathInfo ディレクティブは、mod_mime の持つディレクティブを リクエストに適用させるために、ファイル名とpath_info URL コンポーネントを結合させるために使用します。 デフォルトでは「Off 」で、path_info コンポーネントは無視されます。
このディレクティブは、バーチャルファイルシステムを使用している際に 推奨されるディレクティブです。
ModMimeUsePathInfo On
/bar が存在して (foo.shtml は存在しない)ModMimeUsePathInfo がOn であるとして、/bar/foo.shtml に対するリクエストを発行した場合、mod_mime は入ってきたリクエストを/bar/foo.shtml として扱い、AddOutputFileter INCLUDES .shtml のようなディレクティブはINCLUDES フィルタをリクエストに付加させます。ModMimeUsePathInfo が設定されなければ、INCLUDES フィルタは付加されません。
| 説明: | MultiViews でのマッチングの検索に含ませるファイルのタイプを指定する |
|---|---|
| 構文: | MultiviewsMatch Any|NegotiatedOnly|Filters|Handlers[Handlers|Filters] |
| デフォルト: | MultiviewsMatch NegotiatedOnly |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
| 互換性: | 2.0.26 以降で使用可能 |
MultiviewsMatch を使用することで、mod_negotiation の Multiviews に 3 種類の異なる挙動をさせることができます。 Multiviews を使用すると、ファイル (例index.html) に対するリクエストに対して、ネゴシエーションする拡張子がベースに付いたもの (index.html.en,index.html.fr やindex.html.gz) をマッチさせることができます。
NegotiatedOnly オプションでは、ベース名に続く拡張子全てが コンテントネゴシエーションでmod_mime が認識する拡張子 (例 文字セット、コンテントタイプ、言語やエンコーディング) に関連付けられていなければなりません。これは副作用の最も少ない 最も的確な実装で、デフォルトになっています。
ハンドラとフィルタの両方もしくは片方と関連付けられた拡張子を含めるには、MultiviewsMatch ディレクティブにHandlers,Filters またはその両方のオプションをセットします。 もし他の条件が同じであれば、最も小さいファイルが送信されます。 例えば、500 文字のindex.html.cgi と 1000 バイトのindex.html.pl であれば、.cgi のファイルが優先されます。.asis ファイルを利用しているユーザは、.asis ファイルがasis-handler に関連付けられているときには、 ハンドラオプションの使用を好むでしょう。
最後に、mod_mime が認識しない拡張子であろうとも、 どんな拡張子でもマッチさせるAny が使用できます。 この挙動は Apache 1.3 のときと同じもので、予期しない動作、例えば.old や.bak ファイルといったウェブマスタが送信を意図していない ファイルを送信する、といった動作を行なう可能性があります。
例えば次の設定では、ハンドラやフィルタが Multiviews に参加することが できますし、未知のファイルは除外することができます。
MultiviewsMatch Handlers Filters
| 説明: | ファイルの拡張子に関連付けられたすべての文字セットを解除する |
|---|---|
| 構文: | RemoveCharsetextension [extension]... |
| コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
| 互換性: | 2.0.24 以降で使用可能 |
RemoveCharset ディレクティブ は与えられた拡張子に関連付けられた文字セットを取り消します。 これにより、サブディレクトリにある.htaccess ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイル から継承した関連付けを取り消すことができます。例えば:
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
RemoveCharset .html .shtml
| 説明: | ファイルの拡張子に関連付けられたすべてのコンテントエンコーディングを解除する |
|---|---|
| 構文: | RemoveEncodingextension [extension]... |
| コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
RemoveEncoding ディレクティブは、 与えられた拡張子に関連付けられたエンコーディングを取り消します。 これにより、サブディレクトリにある.htaccess ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイルから継承した関連付けを 取り消すことができます。
AddEncoding x-gzip .gz
AddType text/plain .asc
<Files *.gz.asc>
RemoveEncoding .gz
</Files>
これは、foo.gz は gzip でエンコードされていることを指定しますが、foo.gz.asc はエンコードされていないプレーンテキストの ファイルであるということを指定します。
RemoveEncoding はAddEncoding ディレクティブの後で処理されますので、 同じディレクトリの設定中に両方が現れると、 後者の効果が打ち消される可能性があります。
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
| 説明: | ファイルの拡張子に関連付けられたすべてのハンドラを解除する |
|---|---|
| 構文: | RemoveHandlerextension [extension]... |
| コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
RemoveHandler ディレクティブ は与えられた拡張子に関連付けられたハンドラを取り消します。 これにより、サブディレクトリにある.htaccess ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイル から継承した関連付けを取り消すことができます。たとえば:
AddHandler server-parsed .html
RemoveHandler .html
これは、/foo/bar ディレクトリの.html ファイルは SSI (mod_include モジュール参照) ではなく、 普通のファイルとして扱われるようにする効果があります。
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
| 説明: | ファイル拡張子に関連付けられた入力フィルタを解除する |
|---|---|
| 構文: | RemoveInputFilterextension [extension]... |
| コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
| 互換性: | 2.0.26 以降で使用可能 |
RemoveInputFilter ディレクティブは 指定されたファイル拡張子に関連付けられた入力フィルタを解除します。 これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから 継承した関連付けを サブディレクトリ内において.htaccess ファイルで取り消すことができます。
extension 引数は大文字小文字を区別しません。また、 最初のドットはあってもなくても構いません。
| 説明: | ファイル拡張子に関連付けられた言語を解除する |
|---|---|
| 構文: | RemoveLanguageextension [extension]... |
| コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
| 互換性: | 2.0.24 以降で使用可能 |
RemoveLanguage ディレクティブは 指定されたファイル拡張子に関連付けられた言語を解除します。 これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから 継承した関連付けを サブディレクトリ内において.htaccess ファイルで取り消すことができます。
extension 引数は大文字小文字を区別しません。また、 最初のドットはついてもつかなくても構いません。
| 説明: | ファイル拡張子に関連付けられた出力フィルタを解除する |
|---|---|
| 構文: | RemoveOutputFilterextension [extension]... |
| コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
| 互換性: | 2.0.26 以降でのみ使用可能 |
RemoveOutputFilter ディレクティブは 指定されたファイル拡張子に関連付けられた出力フィルタを解除します。 これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから 継承した関連付けを サブディレクトリ内において.htaccess ファイルで取り消すことができます。
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
RemoveOutputFilter shtml
| 説明: | ファイルの拡張子と関連付けられたコンテントタイプを解除する |
|---|---|
| 構文: | RemoveTypeextension [extension]... |
| コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
| 上書き: | FileInfo |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
RemoveType ディレクティブは与えられた拡張子のMIME タイプ の関連付けを取り消します。これにより、 サブディレクトリにある.htaccess ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイルから継承した 関連付けを取り消すことができます。たとえば:
RemoveType .cgi
これは/foo/ ディレクトリ以下の.cgi ファイルの特別な扱いを取り消します。ファイルはDefaultType として扱われます。
RemoveType ディレクティブはAddType ディレクティブの後に処理されますので、 両方が同じディレクトリの設定中に現れた場合、 後者の効果が打ち消される可能性があります。
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
| 説明: | mime.types ファイルの位置 |
|---|---|
| 構文: | TypesConfigfile-path |
| デフォルト: | TypesConfig conf/mime.types |
| コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
| ステータス: | |
| モジュール: | mod_mime |
TypesConfig ディレクティブは、MIME タイプ 設定ファイルの位置を設定します。file-path はServerRoot からの相対パスです。 このファイルはファイルの拡張子からコンテントタイプへの デフォルトのマッピングを設定します。 ほとんどの管理者は、よく使われるファイル名の拡張子を IANA に登録されたコンテントタイプに関連付けている、 Apache のmime.types ファイルを使います。 現在の一覧はhttp://www.iana.org/assignments/media-types/index.html で管理されています。これは、主要なメディアタイプの定義を提供して、 必要ところをAddType で 上書きする、という方法でhttpd.conf を簡略にします。mime.types はサーバをアップグレードしたときに 置き換えられるかもしれないので、そのファイルを直接 編集しないでください。
ファイルは、AddType ディレクティブの引数と同じ形式の行で構成されます。
MIME-type [extension] ...
拡張子の大文字小文字は区別されません。空行やハッシュ (`#') で始まる行は無視されます。
mime.types ファイルに新たなものを登録するように Apache HTTP Server Project にリクエストしないでください。category/x-subtype のリクエストは自動的に却下されますし、 言語や文字セットの名前空間で既に使用されていて、衝突の可能性のある 2 文字の拡張子も却下されます。Copyright 2025 The Apache Software Foundation.
この文書はApache License, Version 2.0 のライセンスで提供されています。.