こんにちは南仙台の父です。
少子化だけでなく、労働環境の変化など社会が大きく変わる中で学校教育の
場も変化が生じています。
近年は部活動の見直しなどもあって外部に委託する流れも出ています。
また、指導の行き過ぎやいじめの問題など、部活動内部の環境体質にも問題
が生じています。
教員志望者数も減る中で辞めていく教員も多く、未資格者による授業の実態
まで進んできました。
そもそもの部外活動である部活動についても地域クラブへの移行を目指す動
きもある中で、学校教育から部活動の場がなくなってしまうのかを占ってみ
ました。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが節制のカードの逆位置が出ています。
節制のカードの逆位置は浪費や消耗、無神経や思いやりのなさといった意味
があります。
現実的にこれまでの日本の教育システムの中で機能されていた部活動の仕組
みを維持することが困難なことを意味します。
また、教育体制自体も揺らぐ中で
少子化による学校経営の問題は公私立に関
わらず出ています。
特に地方では
少子化が一気に進むことになり、経営の立ちいかない学校もさ
らに増えていきます。
また、地方にあえて籍を置く教員数も激減する形になり、部活動はおろか学
校を維持することも困難な状況に入ります。
部活動というよりも学校を維持することをどう考えるかに問題が先に行って
しまうため、部活動は学校の命運とともに尽きる形になります。
また、部活動のそもそもの在り方や指導や内部体質の問題もある中で、今の
やり方を維持することも難しく、学校とは切り離した形での運営に移行せざ
るを得ないのが実態です。
すぐにすべてがなくなるということにはなりませんが、部活動を止めるとい
う学校や外部委託からスポーツクラブ形式の支援金がついた形での移行、教
育の場としての部活動という名目の廃止といった方向に流れを止められない
という現実に行きつきます。
今後は都市部でも同様な問題に直面することになり、新たな問題として議論
がなされる方向にいきます。
次に環境条件ですが、隠者のカードの正位置が出ています。
隠者のカードの正位置は経験や助言、慎重や思いやり、単独や哲学といった
意味があります。
部活動が一定の効果があり、スポーツや文化面で貢献してきた事実は誰しも
認めるところでしょう。
学校の一員としての活動は教育の一環であることは間違いありません。
学校にとっても地域にとっても部活動を通じて得られるネームバリューにも
大きなメリットがあり、場合によっては地域をそうした活動で支えてきたと
いう一面もあります。
学校だけに任せるのではなく、地域や行政も含めて公私立に関わらずどう対
処するのかにより、一部の学校では部活動が生き残れる可能性はあります。
しかし、今の実態を引きずった形で残したとしても意味がありません。
学校教育としての思想をしっかりと
文科省が示すことも重要です。
教育体系も今の日本は就職を前提とした形が大学まで根付き過ぎていて、そ
れから外れる方向性にはあまり目を向けられていません。
部活動もプロ養成の一つの手段として、スポーツや文化面に限らず機能して
きた一面もある中で、こうした育成手段を更に効果的な形で実現できる方向
も検討しない限りは部活動をなくすという事実だけに終わります。
総合的にどう考えていくのかは国がどう判断するのかに委ねられるのが本来
の姿です。
ここまで維持してきたシステム自体も国が方向性を示した中で形を成してき
ました。
国が今度の日本の社会状況を踏まえて、スポーツや文化の質を落とさずに教
育現場の疲弊にどんな一手を打つのか、それが今重要なポイントであること
を意味します。

鑑定結果