Coros(カロス)Pace 2を購入して1年が過ぎた。購入時の1カ月後には Pace 3 が出たのだが、店員さんがそのことに触れてくれなかったのがいまだに心残り。言ってくれれば間違いなく Pace 3の登場を待ったはず。それはそれとしてここ1年の使い勝手を報告したい。Garmin ForeAthlete 235Jからの乗り換えで、一日平均1時間くらい走っている。フルマラソンで4時間半程度、ハーフで2時間を切れる程度のランナーだ。
基本的には、満足している。ラップを計測したり、トレーニングメニューに沿って走ったりと使いこなすタイプではないから、最低限の部分でしか使っていない。トラブルとしては、この1年間でフリーズしたのは2度、完全な誤計測が一度あった。記録を見て驚いたのだが、自分が箱根駅伝に出るレベルのスピードで走ったことになっていた。キロを2分台後半か3分台前半で走ったとあっては、現実とのギャップがあまりに激しいので削除した。しかし300回以上走っていると考えれば、まずまずの精度かと思う。誤作動の理由はわからない(木が茂った場所を走って捕捉場所がワープしたか?)。経験則としてはGarmin 使用時よりもやや少ない。晩年のGarminはフリーズだらけだったけど。
Garminに比べると時計自体はいくぶん軽い。購入時にGPSのキャッチが非常に速かったと書いたが、少し遅くなった気がしている。このところの天候の事情もあるだろうか。使いづらいと思っていたネジの大きさにはそれなりに慣れたつもりだ。充電はあまり必要ないし、結構充電時間は短い。週に一度、充電すれば十分なくらいだ。長い距離を走る人は別だろうけど。
アプリに筋トレのメニューが出てきて、どの部分をどれだけ鍛えたかをビジュアル的にチェックできるのは、Garmin にはなかった機能だと記憶する。しかし、例えば腕を一度振れば腹筋を一度やったことになってしまう程度の精度なので、回数や負荷はあまりアテにならない。屈伸や腹筋、腕立てをやっても、(振動が足りないのか)数を正確に捉えてくれないのでめげるときがある。鍛えた部位がわかるという部分は役に立つが。
そういえば Coros に換えて、VO2 Max の数値が20近く落ちてしまった。それを取り戻せないまま1年が過ぎてしまった。練習内容はそう変わらないと思っているのだが、Garmin が過剰評価なのか、Coros が厳しいのかわからない。おかげで、Garmin 使用時にはやたら気にしていたVO2 Max については、もう気にしなくなってしまった。でも大事な指標のような気がするので、もうちょっと上げたい。やはり練習の負荷を高めるしかないか。
Garmin というマンモス校から Coros という場所に山村留学した気持ちでいるのだが、現在は「田舎暮らし」が気に入っている。大迫傑さんとパートナーシップを結んだり、Runtripを見るとCoros 経由の投稿があったりと存在感が出てきたようだ。自分以外の Coros 使用者は2人しか知らないが、今後増えてくるのか。新たに出会う人の手首をつい見てしまう癖がついた。
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