「Ham Radio Deluxe」タグアーカイブ
アマチュア無線機 YAESU FT-817NDをもらいました
叔父さんにアマチュア無線機のYAESU FT-817NDをもらいました。
FT-817NDはオールバンド、オールモード機として世界最小・最軽量のポータブル機で、HF~430MHzをオールモードでフルカバー。
まあ、世界最小・最軽量っていってもお弁当箱ぐらいはありますけどね。
重さは900g。
なにやら新しくFT-818NDというモデルを買ったので、要らなくなったそうです。
FT-817は2000年秋に発売され、2004年3月にはFT817に充電式ニッケル水素電池パックを標準装備したFT-817NDが発売に。
2018年2月に発売されたFT-818NDは、FT-817NDと比べて、
・高精度±0.5ppmのTCXOを標準搭載 (FT-817NDには高安定温度補償水晶発振器TCXO9を後付可能)
・送信出力が6W/AM 2Wにアップ (FT-817NDは5W/AM 1.5W)
・ニッケル水素電池パック(SBR-32MH:1,900mAh)を標準付属 (FT-817NDはFNB-85:1,400mAh)
となっています。
ということは、FT-817NDとFT-818NDはほとんど同じのマイナーチェンジモデルなんですね…汗
実質は、送信出力5W→6W/AM1.5W→2Wぐらいしか変わってません。
同じ機種で20年以上売れるっていうのは凄いですね。
逆に言うと、全然進化してないってこと。
アマチュア無線って昔は「キング・オブ・ホビー」と言われてたらしいですが、いまはジジイしかやっていない枯れたホビーです。
アマチュア無線のメリットは、
・世界中の人とコミュニケーションができる
・機械、無線を使って技術を習得したり楽しめる
と、大きく分けて2つがあると思います。
インターネットが普及した現代では、世界中の人とコミュニケーション取れるっていう部分においては、もはやアマチュア無線でやる意味はほぼ無くなっているのかなと思います。
まあ、アマチュア無線にはアマチュア無線の世界観があるし、免許を持った人同士のコミュニティっていうのもあるのかもしれませんが…。
機械や無線の技術の習得という意味では、これは今でも使えると思います。
最近では、FVP(First Person View)搭載のドローンなどを使うために、アマチュア無線の免許を取る人もいるとか。
ドローンのレース中にFVPゴーグルなどを着用すると、ドローンに搭載されたカメラの映像をリアルタイムで見ることができるっていうヤツですね。
基本的な無線や電気の技術を勉強するには結構面白いです。
無線機とパソコンをつないで、パソコンで無線機の操作ができるソフトなどもあります。
Ham Radio Deluxe(HRD)と言う統合型アマチュア無線制御・通信ソフトが有名です。
いまは有償版($99.95)しかありませんが、以前はフリーソフトでした。
2012年10月公開された最後の無料バージョンVer.5.24.38もネットで探せばあるんですけどね。
ということで、無料版をダウンロードしました。
パソコンと無線機を繋ぐYAESU純正のCATインターフェイスケーブルCT-62は3,850円もするのだけど、値段はさておき、何と今どきRS232C端子となっている。
最近の若者はRS232Cなんて見たこと無いだろ…笑
純正のUSBインターフェースユニットSCU-17とCT-62を組み合わせると、相性と性能はいいらしいですが、20,000円近くするんですよね。高すぎ。
そして、Amazonを探すと、パソコンとFT-817NDをつなぐUSBケーブルを発見。
1,472円と安い!
パソコンのUSB端子にこのケーブルを挿して、FT-817NDの背面にこれを刺すと完成。
なんだ、これで十分じゃん。
あとはHRDを立ち上げて、ちょちょっと設定すればすぐに動きます。
パソコンのキーボードやマウスなどで、FT-817NDの操作ができちゃいます。
周波数をかえたり、電波の方式を変えたり、アンテナ端子の切り替えなどもできます。
なかなか凄いですね。
それにしても、このようなUSBケーブルとかをメーカー純正にして、2,000円ぐらいで売ればいいのに。
アマチュア無線ってバッテリーももっと高性能なものが使えると思うし、ソフトウェア無線(SDR:Software Defined Radio)をもっと活用すれば、ハンディ機でもいろいろ可能性が広がると思うんだけどね。
YAESUとかICOMとかのアマチュア無線のメーカーさん、もっと頑張って欲しいです。
もっとも、言うは易く行うは難しってところなんでしょうけどね。
まあ、自分はアマチュア無線に関して超初心者なので、いろいろ勉強したいなと思います。