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か・しよう

【生没】1522(大永2)-1610(慶長15)
【生地】明
【実父】
【実母】
【略伝】
 明の文官。
 1606(慶長11)年、琉球国王尚寧への冊封使(正使)として琉球王国へ渡る。その際の記録である『使琉球録』が今日に残っている。
【配役】
修 宗迪(54)……琉球の風(1993・NHK)

か・ぶんちょ

【生没】1238(暦仁元)?-1275(建治元)
【略伝】
 フビライの使者。
 1275(文永12)年9月、元朝皇帝フビライの使者として来日したが、幕府により鎌倉竜ノ口で処刑された。
【配役】
趙 暁群……北条時宗(2001・NHK)

かいえだ・のぶよし

【生没】1832(天保3)-1906(明治39)
【生地】薩摩国
【実父】有村兼善
【実母】有村れん
【別称】有村俊斎
【略伝】
 はじめ薩摩藩主島津斉興に茶坊主として仕え、後に尊王攘夷思想に触れてこれに傾斜し、大久保一蔵らが薩摩藩内に結成した精忠組に属して活動。1862(文久2)年には、武蔵生麦で島津久光の行列を横切ったイギリス人を無礼討ちするなど、過激な行動もみられた。
 1868(明治元)年からの戊辰戦争では、新政府軍に属して江戸上野に立て籠もった彰義隊の討伐などに当たる。このとき大村益次郎と意見の齟齬を来たしてこれと対立したため、翌年に大村が暗殺された際にはこれに関与したと噂された。
 その後、新政府に出仕し、元老院議官や貴族院議員などを務めた。
【配役】
大瀬恵二郎……南国回天記(1941・映画)
光岡龍三郎(41)……大村益次郎(1942・新興)
土佐竜児……海賊旗吹ッ飛ぶ(1943・松竹)
山本 学(27)……西郷隆盛(1964・CX)
中村武己……竜馬がゆく(1968・NHK)
戸浦六宏(41)……天皇の世紀(1971・ABC)
中丸忠雄(44)……花神(1977・NHK)
岡本富士太(41)……田原坂(1987・NTV)
佐野史郎(35)……翔ぶが如く(1990・NHK)
秋間 登(52)……山田風太郎からくり事件帖(2001・NHK)
平山広行(31)……篤姫(2008・NHK)
池田優斗(13)
高橋光臣(36)
……西郷どん(2018・NHK)

かいが・やざえもん

【生没】1650(慶安3)-1703(元禄16)
【生地】播磨国?
【実父】吉田助兵衛
【実母】りん(貝賀左門女)
【別称】貝賀友信
【略伝】
 赤穂四十七士の一。
 吉田忠左衛門の弟。播磨赤穂藩(浅野家)に仕え、中小姓・蔵奉行などを務める。
 1701(元禄14)年、主君浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刃傷に及んで赤穂藩が改易された後は、仇討ちの義盟に加わり、翌年7月に仇討ちの決行が決まると、同志の真意を探るため、大高源五とともに義盟の血判状返却(神文返し)の使者となり、上方同志の意志の固さを見届ける役目を果たす。
 同年12月の吉良邸への討入りに際しては表門隊に属し、長屋や表門の監視に当たる。討入り後は松平隠岐守に預けられ、翌1703(元禄16)年2月、幕府の命により松平邸にて切腹した。
 なお、京都の呉服商で歌舞伎の天野屋利兵衛のモデルといわれる綿屋善右衛門と親しく交わっており、赤穂退去後はその綿屋に寄寓し、大高と連署で26両を借用している。江戸下向後も手紙による交流を続け、これが江戸潜伏中の義士の暮らしの様子を知る貴重な史料となっている。
【配役】
人見鶴之助①……実録忠臣蔵(1926・映画)
人見鶴之助②……増補改訂忠臣蔵(1927・映画)
松本熊夫……忠魂義烈 実録忠臣蔵(1928・映画)
沢村金之弼……少年忠臣蔵(1933・映画)
水野 浩(38)……元禄十六年(1937・新興)
湊 武雄……忠臣蔵(1938・日活)
志村 喬(35)……赤穂の人妻(1940・日活)
岡本正夫……忠臣蔵(1954・映画)
2中村芝鶴(56)……忠臣蔵の人々(1956・KR)
藤川 弘……忠臣蔵(1959・東映)
幸田宗丸(44)……赤穂浪士(1964・NHK)
松村彦次郎(48)……元禄太平記(1975・NHK)
湊 俊一(59)……峠の群像(1982・NHK)
和田昌也……忠臣蔵(1985・NTV)
金内吉男(58)……大石内蔵助 冬の決戦(1991・NHK)
山崎 満(58)……忠臣蔵(1991・CX)
遠藤 剛(61)……元禄繚乱(1999・NHK)
三矢家ゆうじ(55)……最後の忠臣蔵(2004・NHK)
山本道俊(36)……忠臣蔵 瑤泉院の陰謀(2007・TX)
合田雅吏(42)……忠臣蔵 その義 その愛(2012・TX)
小松利昌(46)……決算!忠臣蔵(2019・松竹)

かいご・さきのすけ

【生没】1828(文政11)-1903(明治36)
【生地】常陸国
【実父】海後宗邦
【実母】
【別称】海後宗親、菊池剛蔵
【略伝】
 神官の子に生まれ、自らも神官を継ぐが、後に水戸に出て剣術などを学ぶ。
 やがて尊王攘夷思想に傾斜し、1858(安政5)年、水戸藩に幕政改革を迫る密勅が下されると、その返納に反対する一派に属する。その後、幕府大老井伊直弼により尊王攘夷派をはじめとする反幕府勢力の弾圧が始まり、水戸藩隠居徳川斉昭が井伊より永蟄居を命ぜられるとこれに憤激。1860(万延元)年3月3日、江戸城桜田門外に井伊を襲撃し、その殺害に加担する。
 その後常陸で潜伏を続けた後、1864(元治元)年に水戸藩内の急進的尊王攘夷派(天狗党)が挙兵した際には榊原新左衛門の軍勢に属する。維新後は、警視庁に就職し、巡査となった。
【配役】
市川右太衛門(33)……旗岡巡査(1940・新興) 役名は旗岡巡査
下条正巳(43)……旗岡巡査(1958・NTV) 役名は旗岡巡査
掛田 誠(32)……花の生涯(1988・TX)
西田聖志郎(46)……山田風太郎からくり事件帖(2001・NHK) 役名は菊地巡査
大岩 匡(39)……桜田門外ノ変(2010・東映)

かいせん・しょうき
【生没】1502(文亀2)-1582(天正10)
【生地】美濃国?
【実父】
【実母】
【略伝】
 京都妙心寺の住持などを務めるが、後に武田信玄に招かれ甲斐恵林寺に転じる。
 1582(天正10)年3月の織田・徳川連合軍の甲斐侵攻の際、武田勢の敗残兵を匿ったことから信長の怒りを買って寺を焼討ちされ、「心頭滅却すれば火もまた涼し」との辞世を残して焼死した。
【配役】
3市川段四郎(46)……神州天馬侠(1954・映画)
明石 潮(67)……太閤記(1965・NHK)
徳大寺伸(55)……武田信玄(1966・NTV)
島田正吾(68)……国盗り物語(1973・NHK)
高杉哲平(66)……おんな風林火山(1986・TBS)
松野健一(69)……功名が辻(2006・NHK)
山本 學(77)……軍師官兵衛(2014・NHK)
津川雅彦(76)……信長燃ゆ(2016・TX)

かいでん・まごろく

【実父】林政秀(正三)
【略伝】稲葉正成の弟であったようで、正成が小早川家を出奔して浪人すると、その世話をしたという。
【配役】
せんだみつお(42)……春日局(1989・NHK) 正成(山下真司)の親族

かいほ・はんぺい

【生没】1822(文政5)-1863(文久3)
【生地】武蔵国
【実父】海保芳寿
【実母】
【別称】海保芳卿
【略伝】
 水戸藩士。
 江戸詰の上野安中藩士の子に生まれる。北辰一刀流千葉道場(玄武館)で剣術を学び、18歳の若さで免許皆伝となったという。
 その後、水戸徳川家に招かれて小十人組に属するが、1844(弘化元)年、幕府により藩主徳川斉昭に隠居・謹慎命令が下ると、その赦免運動に奔走したために処罰される。1858(安政5)年にもいわゆる安政の大獄の中で幕府の嫌疑を受けて謹慎処分を受けた。
【配役】
瀬川銀潮(33)……平手造酒(1928・日活)
桜井 勇(49)……花の遊侠伝(1958・大映)
小田真士(30)……美男の顔役(1961・東映)
永井玄哉(43)……竜馬がゆく(1968・NHK)

かいほう・ゆうしょう

【生没】1533(天文2)-1615(元和元)
【生地】近江国
【実父】海北綱親
【実母】
【略伝】
 浅井家の家臣の子に生まれるが、幼時に出家し、京都東福寺で修行。その後、還俗して絵師となって優れた作品を多く残した。
 なお、斎藤利三との交流があり、1582(天正10)年に利三が羽柴秀吉の命により処刑された際は、その遺骸を引き取って埋葬している。
【配役】
久米 明(41)……太閤記(1965・NHK)
吉 幾三(37)……春日局(1989・NHK)

かがみの
【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】の侍女(架空の人物)。
【配役】
滝沢静子(38)……織田信長(1940・日活)
鳳 衣子……紅顔の若武者 織田信長(1955・東映)
風見章子(38)……風雲児織田信長(1959・映画)
吉行和子(38)……国盗り物語(1973・NHK)
二宮さよ子(41)……織田信長(1989・TBS)
蜷川有紀(34)……織田信長(1994・TX)
左 時枝(58)……国盗り物語(2005・TX)
高畑淳子(51)……戦国自衛隊1549(2005・東宝)
松本明子①(46)……濃姫(2012・EX)
松本明子②(47)……濃姫 II 戦国の女たち(2013・EX)

かぎや・なおすけ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】京都市中で鍵直と呼ばれた宿屋を営み、西郷吉之助ら薩摩藩士の定宿となっていた。
【配役】
西沢仁太(59)……西郷どん(2018・NHK)

かぐ

【生没】1578(天正6)-1673(延宝元)
【生地】甲斐国?
【実父】小山田信茂
【実母】
【略伝】
 小山田信茂の子(孫で養女とも)。
 1582(天正10)年3月の武田家滅亡の際、らに伴われて難を逃れ、武蔵八王子で松らに養育される。
 その後、徳川家康の家臣内藤忠興に嫁ぎ、後の磐城平藩主義概らをもうけた。
【配役】
古谷沙織(4)……おんな風林火山(1986・TBS)

かくえん
【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 伊豆山権現の別当。
 伊豆に流された源頼朝に学問を教えるなどしていたという。
【配役】
増田順司(64)……草燃える(1979・NHK)
諏訪太朗(68)……鎌倉殿の13人(2022・NHK)

かくかいに
【生没】?-1345(貞和元・興国6)
【実父】安達泰宗
【略伝】
 北条貞時の側室。北条高時の母。
 1333(元弘3・正慶2)年の幕府崩壊後は、隠棲先の伊豆に円成寺を建立して北条一族の菩提を弔った。
【配役】
沢たまき(54)……太平記(1991・NHK)

がくがんじ・まさかた

【略伝】
 信濃楽巌寺城主。
 村上義清らとともに、北進する武田晴信に対抗するが、1553(天文22)年にこれに降伏し、以後は武田家に仕えた。
【配役】
諏訪太朗(53)……風林火山(2007・NHK)

かくざんに

【生没】1252(建長4)-1306(徳治元)
【生地】相模国
【家系】安達氏
【実父】安達義景
【実母】北条時房女
【別称】堀内殿
【略伝】
 北条時宗の正室。
 1284(弘安7)年、死の床にあった時宗の出家とともに落飾。後に鎌倉に東慶寺を開いた。
【配役】
北見礼子(22)…… 蒙古襲来 敵国降伏(1937・映画)
吉谷彩子(10)→児玉真菜(14)→西田ひかる(29)→十朱幸代(59)…… 北条時宗(2001・NHK) 役名は祝子→覚山尼

かくじつ

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】京都鞍馬寺別当蓮忍の弟子で、鞍馬寺に預けられた源義経の教育に当たったという。
【配役】
生井健夫(36)……源義経(1966・NHK)
西本裕行(45)……新・平家物語(1972・NHK)
塩見三省(54)……義経(2005・NHK)

かくじょ

【生没】1521(大永元)?-1574(天正2)
【生地】山城国?
【家系】皇室
【実父】後奈良天皇
【実母】伊予局(小槻雅久女)
【略伝】
 後奈良天皇の子。
 正親町天皇の弟。幼くして出家し、1537(天文6)年に曼殊院門跡となり、1557(弘治3)年には准三宮の宣下を受ける。
 1570(元亀元)年に天台座主となるが、翌1571(元亀2)年、織田信長による比叡山焼討ちに見舞われた。
【配役】
六平直政(60)……信長のシェフ(第2部)(2014・EX) 役名は座主
春風亭小朝(65)……麒麟がくる(2020・NHK)

かくちゅう
【生没】1118(元永元)-1177(治承元)
【実父】藤原忠通
【略伝】
 藤原忠通の次男。
 早くに出家し、平等院執印などを務め、権僧正や天台座主などを経て、1164(長寛2)年に大僧正となる。1169(嘉応元)年には、後白河院の出家に際して戒師を務めた。
【配役】
豊田良栄……平清盛(2012・NHK)

かくめい

【生没】1157(保元2)?-1241(仁治2)?
【生地】
【実父】
【実母】
【別称】大夫坊
【略伝】
 比叡山で出家し、奈良興福寺など各地で修業を積む。
 1180(治承4)年、平氏に対する以仁王らの挙兵に同心したため、追及を恐れて源行家のもとに身を寄せ、その後、行家とともに木曽義仲に属する。以後、義仲の側近くに仕えて右筆を務め、1184(元暦元)年の義仲の没落後は、箱根や鎌倉などの寺院に身を寄せた。
【配役】
大河内伝次郎(58)……新・平家物語 義仲をめぐる三人の女(1956・大映)
5河原崎国太郎(63)……新・平家物語(1972・NHK)

かくゆう

【生没】1053(天喜元)-1140(保延6)
【実父】源隆国
【別称】鳥羽僧正
【略伝】
 早くに出家して近江園城寺(三井寺)に入り、四天王寺別当や法成寺別当などを務め、1138(保延4)年には天台座主となった。
 画技に秀で、「鳥獣戯画」などの作品を遺した。
【配役】
中村伸郎(64)……新・平家物語(1972・NHK)

かけい・じゅうぞう

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】真田幸村に仕えた十勇士の一(架空の人物)。
【配役】
森田 肇……猿飛佐助 恋愛篇(1930・日活)
泉 健……真田十勇士(1931・マキノ)
岬 洋児……猿飛薩摩飛脚(1934・新興)
原聖四郎(46)……猿飛佐助 千丈ヶ嶽の火祭(1950・大映)
三木のり平(31)……猿飛佐助(1955・日活)
原 健策(50)……まぼろし小僧の冒険(1955・東映)
古今亭桃輔……忍術真田城(1957・NTV)
御木本伸介(26)……風雲急なり大阪城 真田十勇士総進軍(1957・新東宝)
永井邦近……忍術武者修行(1960・松竹)
唐沢民賢①(24)……忍術大阪城(1961・東映)
唐沢民賢②(24)……忍術真田城(1961・東映)
香川良介(65)……剣豪天狗まつり(1961・映画) 役名は天狗
春日俊二(42)……真田風雲録(1963・映画)
伊達三郎(40)……忍びの者 霧隠才蔵(1964・大映)
新田昌玄(32)……真田幸村(1966・TBS)
賀川泰三……大坂城の女(1970・KTV)
森田健作(30)……真田幸村の謀略(1979・東映)
浜田光夫(37)……猿飛佐助(1980・NTV)
大下哲矢(40)……おんな霧隠才蔵 戦国忍者風雲録(1982・CX)
浅利俊博(24)……風雲!真田幸村(1989・TX)
尾美としのり(33)……家康が最も恐れた男 真田幸村(1998・TX)
高橋光臣(34)……真田十勇士(2016・松竹)

かさいどの

【生没】1233(天福元)?-1317(文保元)
【家系】北条(鎌倉)氏
【実父】北条重時毛利季光
【実母】三浦義村女
【略伝】北条時頼の正室。北条時宗の母。
【配役】
村瀬幸子(53)……日蓮と蒙古大襲来(1958・大映) 役名は尼御前
浅野温子(40)……北条時宗(2001・NHK)役名は涼子→涼泉尼

かざん・てんのう

【生没】968(安和元)-1008(寛弘5)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】冷泉天皇
【実母】懐子(藤原伊尹女)
【別称】憲平
【略伝】
 天皇(65代)。
 冷泉天皇の第1皇子。984(永観2)年、叔父の円融天皇の退位により践祚するが、986(寛和2)年6月、突如剃髪して出家し(寵愛していた女御忯子の死などその原因には諸説ある)、円融天皇の子懐仁親王(一条天皇)が即位した(寛和の変)。
 996(長徳2)年には、忯子の妹儼子のもとへひそかに通っていたところを、これを誤解した藤原伊周らによる襲撃を受け、これが伊周らが失脚する契機となった(長徳の変)。
【配役】
伊藤駿太(14)→本郷奏多(34)……光る君へ(2024・NHK)

かじ

【生没】1578(天正6)-1642(寛永19)
【生地】安房国
【実父】太田康資?遠山直景?
【実母】遠山綱景女
【別称】勝、英勝院
【略伝】
 徳川家康の側室。
 1590(天正18)年、家康の関東入りの際に召し出されてその側室となる。
 家康との間になかなか子ができなかったため、家臣松平正綱に下げ渡されたが、その後ほどなくして懐妊が発覚し、を出産。しかし、市が1610(慶長15)年に4歳で早世したため、これを不憫に思った家康の配慮により、松平忠昌徳川頼房などの養育に当たった。
 家康の信頼が厚く、家康の隠居所駿府城では、夏(青雲院)とともに奥向きの財政を管理し、1614(慶長19)年からの大坂の陣では男装して騎馬武者に扮して家康に従って出陣したという。
 1616(元和2)年の家康の没後は落飾して英勝院を称し、江戸に戻った。
【配役】
北見礼子(26)……振袖御殿(1941・映画)
荒川さつき(28)……美女決闘(1955・新東宝)
加藤治子(48)……振袖御殿(1970・CX)
東てる美(33)……春日局(1989・NHK)
片平なぎさ(39)……影武者徳川家康(1998・ANB)
森口瑤子(34)……葵 徳川三代(2000・NHK)
観月ありさ(38)……影武者徳川家康(2014・TX)

かじかわ・よそべえ

【生没】1647(正保4)-1723(享保8)
【生地】武蔵国
【家系】土岐氏
【実父】土岐頼泰
【実母】山岡景重女
【別称】梶川頼照
【略伝】
 江戸幕府の旗本。
 土岐頼芸の曽孫。幕府に出仕して本所奉行や御腰物奉行頭などを務め、1700(元禄13)年、大奥御台所付留守居番となる。翌年、江戸城内で浅野内匠頭吉良上野介に刃傷に及んだ際にはその場に居合わせて内匠頭を制止。後にその功によって500石の加増を受ける。その後、西城御持筒頭や槍奉行などを務めた。
 晩年、刃傷事件前後の覚書「梶川氏筆記(梶川与惣兵衛日記)」を記したが、これは現在2種類確認され、その一つは事件直後に書かれたものではないかと推測されている。なお、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」では加古川本蔵のモデルの一人となった。
【配役】
中村東十郎①……実録忠臣蔵(1926・映画)
中村東十郎②……増補改訂忠臣蔵(1927・映画)
山本礼三郎(26)……忠魂義烈 実録忠臣蔵(1928・映画)
中村紅果(30)……赤穂浪士 第一篇 堀田隼人の巻(1929・日活)
梅田哲郎……元禄快挙 大忠臣蔵(1930・日活)
成松和一(26)……元禄十三年(1931・日活)
宮島健一(37)……忠臣蔵(1932・映画)
沢村駒之弼……少年忠臣蔵(1933・映画)
阪東勝太郎(28)……忠臣蔵(1934・映画)
阪東国太郎……浅野内匠頭(1937・千恵プロ)
広瀬恒美(40)……忠臣蔵(1938・日活)
天野刃一(31)……風流荒大名(1938・映画)
嵯峨善兵(30)……忠臣蔵(1939・映画)
山路義人①(37)……元禄忠臣蔵(1941・松竹)
郷登志彦……赤穂義士(1954・東映)
山路義人②(50)……忠臣蔵(1954・映画)
百々木直(50)……赤穂浪士(1956・東映)
牧 宏樹……赤穂義士(1957・映画)
伊達三郎(33)……刃傷未遂(1957・大映)
松本克平(53)……忠臣蔵(1958・大映)
阿部九州男(49)……忠臣蔵(1959・東映)
玉置一恵(51)……薄桜記(1959・大映)
宇佐美淳也(51)……赤穂浪士(1961・東映)
藤田 進(50)……忠臣蔵(1962・東宝)
10市川高麗蔵(39)……赤穂浪士(1964・NHK)
丘路 千……大奥(1968・KTV)
有川正治①(39)……あゝ忠臣蔵(1969・KTV)
稲葉義男(51)……大忠臣蔵(1971・NET)
遠藤太津朗(46)……編笠十兵衛(1974・CX)
早川雄三(50)……元禄太平記(1975・NHK)
天津 敏(57)……赤穂城断絶(1978・東映)
有川正治②(49)……赤穂浪士(1979・ANB)
織本順吉(54)……江戸の用心棒(1981・CX)
岩下 浩(48)……峠の群像(1982・NHK)
宮内 洋(40)……忠臣蔵(1985・NTV)
芝本 正①(43)……必殺忠臣蔵(1987・ABC)
丹波哲郎(66)……忠臣蔵 いのちの刻(1988・TBS)
岩尾正隆(47)……大忠臣蔵(1989・TX)
芝本 正②(45)……用心棒日月抄(1989・NTV)
勝部演之(53)……忠臣蔵(1991・CX)
北村総一朗(55)……腕におぼえあり(1992・NHK)
笹野高史(45)……元禄女太陽伝(1993・映画)
石立鉄男(52)……大忠臣蔵(1994・TBS)
小沢 象(56)……忠臣蔵(1996・CX)
芝本 正(53)……藤沢周平の用心棒日月抄(1997・ANB)
原口 剛(58)……編笠十兵衛(1997・TX)
6片岡十蔵(39)……炎の奉行 大岡越前守(1997・TX)
伊吹 剛(50)……赤穂浪士(1999・TX)
岡山はじめ(35)……元禄繚乱(1999・NHK)
小木茂光(40)……忠臣蔵 1/47(2001・CX)
谷口高史(44)……徳川綱吉 イヌと呼ばれた男(2004・CX)
柴田善行(40)……忠臣蔵 瑤泉院の陰謀(2007・TX)
峰蘭太郎(60)……忠臣蔵 音無しの剣(2008・EX)
藤沢徹衛……忠臣蔵 その男、大石内蔵助(2010・EX)
片岡弘鳳(57)……忠臣蔵 その義 その愛(2012・TX)
村澤寿彦(47)……薄桜記(2012・NHK)
おかやまはじめ(52)……忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣(2016・NHK)

かじた・はやと

【生没】
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 美濃・尾張国境の川並衆であったと思われ、『太閤記』などでは、1560(永禄3)年の桶狭間の戦いで蜂須賀小六とともに今川勢への奇襲に加わり、その後、木下藤吉郎(豊臣秀吉)に属して美濃攻略などに協力したとされている。
【配役】
桜井 勇(27)……太閤記 藤吉郎出世飛躍の巻(1936・新興)
中山正幻(36)……秀吉(1996・NHK)

かしはら・ひこえもん

【生没】?-1600(慶長5)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 石田三成の家臣。
 1600(慶長5)年8月、三成の命を受け、徳川方が迫る岐阜城の救援に向かったが、徳川方の軍勢と戦って討死した。
【配役】
竹本和正(33)……真田太平記(1985・NHK)

かしわぎ・げんとう

【生没】1579(天正7)-?
【生地】薩摩国?
【実父】
【実母】
【略伝】
 川上忠兄(島津家家臣)の家臣。
 1600(慶長5)年9月の関ヶ原の戦いに、主君忠兄に従って出陣。本戦での石田方の潰滅後、島津義弘が戦場からの退却のため敵中突破を図る中、追撃する井伊直政を鉄砲により負傷させて足止めし、義弘の退却成功に貢献した。
【配役】
原田遊人(40)……関ヶ原(2017・東宝)

かしん・こじ

【生没】
【生地】筑後国?
【実父】
【実母】
【略伝】戦国時代末期にその名を知られていたという幻術の使い手(実在は不明)。
【配役】
柳妻麗三郎(30)……神州天馬侠(1928・マキノ)
薄田研二①(60)……幻術影法師(1955・映画)
薄田研二②(57)……神州天馬侠(1958・東映)
山口幸生(39)……忍びの者(1964・NET)
徳大寺伸(61)……快傑ライオン丸(1972・CX)
成田三樹夫(47)……伊賀忍法帖(1982・東映)

かすがのつぼね

【生没】1579(天正7)-1643(寛永20)
【生地】丹波国など諸説あり
【実父】斎藤利三
【実母】
【別称】お福
【略伝】
 徳川家光の乳母。
 1582(天正10)年6月、父利三が主君明智光秀の謀叛(本能寺の変)に加担し、その後の羽柴秀吉らとの山崎の戦いに敗れて斬首されたため、母方の伯父(祖父とも)稲葉一鉄に匿われる。その後、稲葉家の縁戚である三条西家や、帰農していた一族の開田家を頼った(あるいは姉の嫁ぎ先である土佐の長宗我部家を頼ったともいう)。
 後に、稲葉正成の妻となっていた稲葉重通(良通の子)のが没すると、重通の養女となって正成の後添えとなるが、1604(慶長9)年、竹千代(家光)の乳母として江戸城に入る際に離縁。俗説では、夫の浮気に怒り、その相手を殺害して出奔し、乳母募集の高札を見てこれに応募したともいわれる。
 江戸城では家光の養育に当たり、将軍徳川秀忠の正室の死後は、江戸城大奥に絶大な権勢を誇る。1629(寛永6)年には、家光の名代として、無位無官であったにもかかわらず幕府の後ろ盾を受け、三条西家の娘として参内し、「春日局」の称号を賜ったが、後水尾天皇や公卿らの激しい反発を招き、これが同年の後水尾帝の突然の譲位の一因になったとされている。
【配役】
森 静子(29)……烈女競艶録(1938・新興)
千葉早智子(30)……長谷川・ロッパの家光と彦左(1941・東宝)
岸 輝子(58)……風雲八万騎(1953・映画)
松浦築枝①(48)……彦左と太助 殴り込み吉田御殿(1955・映画)
松浦築枝②(51)……江戸っ子祭(1958・大映)
二条宮子……底抜け忍術合戦(1958・東宝)
毛利菊枝①(57)……孤剣は折れず 月影一刀流(1960・東映)
高津慶子(48)……徳川風雲録(1960・NET)
毛利菊枝③(57)……旗本愚連隊(1960・映画)
花柳小菊①(40)……赤い影法師(1961・東映)
松浦築枝④(54)……家光と彦左と一心太助(1961・東映)
木暮実千代①(46)……くノ一忍法(1964・東映)
杉村春子(61)……徳川の夫人たち(1967・NET)
三益愛子(58)……大奥(1968・KTV)
花柳小菊②(47)……忍びの卍(1968・映画)
瞳 麗香(31)……徳川秀忠の妻(1969・CX)
司 葉子(37)……春の坂道(1971・NHK)
加藤治子(50)……家光が行く(1972・NTV)
荒木道子(55)→北城真記子①(54)……忍法かげろう斬り(1972・KTV)
北城真記子②(55)……江戸を斬る 梓右近隠密帳(1973・TBS)
木暮実千代②(55)……大久保彦左衛門(1973・KTV)
小夜福子(65)……運命峠(1974・KTV)
高杉早苗(56)……徳川の夫人たち(1974・CX)
岸田今日子①(45)……徳川三国志(1975・NET)
中原早苗(43)……柳生一族の陰謀(1978・東映)
岡田茉莉子(45)……柳生一族の陰謀(1978・KTV)
松尾嘉代(37)……徳川の女たち(華麗春日局)(1980・CX)
萬代峰子(61)……雪姫隠密道中記(1980・MBS)
島村昌子(48)……江戸っ子祭 太助・家光・彦左(1981・CX)
岸田今日子②(52)……天下御免の頑固おやじ 大久保彦左衛門(1982・TBS)
大谷直子(33)→渡辺美佐子(51)……大奥(1983・KTV)
森 光子(65)……花のこころ(1985・TBS)
高峰三枝子(67)……風雲 柳生武芸帳(1985・TX)
大塚道子(57)……風雲江戸城 怒涛の将軍徳川家光(1987・TX)
松尾嘉代(46)……家光と彦左と一心太助(1989・ANB)
安間千紘(7)→尾羽智加子(10)→大原麗子(43)……春日局(1989・NHK)
久保菜穂子(57)……風雲!江戸の夜明け(1989・TX)
藤間 紫①(67)……女忍かげろう組(1990・NTV)
藤間 紫②(67)……女忍かげろう組弐(1990・NTV)
三ツ矢歌子①(54)……将軍家光忍び旅(1990・ANB)
十朱幸代(48)……女帝春日局(1990・東映)
草笛光子①(57)……柳生武芸帳(1990・NTV)
草笛光子②(57)……柳生武芸帳 十兵衛五十人斬り(1990・NTV)
藤間 紫③(68)……女忍かげろう組参(1991・NTV)
草笛光子③(58)……柳生武芸帳(京に渦巻く大陰謀!十兵衛と謎の姫君)(1991・NTV)
草笛光子④(58)……柳生武芸帳 十兵衛あばれ旅(1991・NTV)
藤間 紫④(68)……遊の人 天下の御意見番 大久保彦左衛門(1991・TBS)
三ツ矢歌子②(56)……将軍家光忍び旅 II(1992・ANB)
草笛光子⑤(59)……柳生武芸帳(十兵衛あばれ旅 伊達六十二万石の陰謀)(1992・NTV)
浅利香津代(49)……徳川武芸帳 柳生三代の剣(1993・TX)
佐野アツ子(47)→石井美奈子→原田千枝子(45)……姫将軍大あばれ(1995・TX)
山下容莉枝(34)……家康が最も恐れた男 真田幸村(1998・TX)
樹木希林(57)……葵 徳川三代(2000・NHK)
山田夏海(7)→松下由樹①(36)……大奥 第一章(2004・CX)
松下由樹②(37)……大奥 第一章 スペシャル(桜散る)(2005・CX)
片平なぎさ(47)……天下騒乱 徳川三代の陰謀(2006・TX)
小林かおり(50)……大奥 百花繚乱(2008・映画)
かたせ梨乃(51)……柳生一族の陰謀(2008・EX)
高島礼子(46)……柳生武芸帳(2010・TX)
富田靖子(42)……江 姫たちの戦国(2011・NHK)
吉村心琴→麻生祐未(48)…… 大奥 誕生 有功・家光篇(2012・TBS)
美村里江(36)……柳生一族の陰謀(2020・NHK)
名取裕子(66)……ホリディ 江戸の休日(2023・TX)
斉藤由貴(57)……大奥(2023・NHK)
寺島しのぶ(51)……どうする家康(2023・NHK)

かすがの

【実父】四郎右衛門
【略伝】
 徳川宗春の側室。
 江戸吉原の遊女であったが、徳川宗春の目に留まり、後にその側室となった。
【配役】
藤 純子(25)……徳川おんな絵巻(1970・KTV)役名はお春の方
黒田福美(28)……乾いて候(1984・CX)
伊牟田麻矢(12)
吉川十和子(29)
……八代将軍吉宗(1995・NHK)
白石ひとみ(25)……くノ一忍法帖 忍者月影抄(1996・映画)

かずのみや

【生没】1846(弘化3)-1877(明治10)
【生地】山城国
【家系】皇室
【実父】仁孝天皇
【実母】観行院
【別称】静寛院宮
【略伝】
 徳川家茂の正室。
 孝明天皇の異母妹。1851(嘉永4)年に有栖川宮熾仁親王と婚約していたが、公武合体の推進のため、1861(文久元)年に江戸へ下向して江戸城大奥に入り、翌年、将軍徳川家茂と婚儀を挙げる。
 1866(慶応2)年に家茂と死別したが、そのまま江戸城に留まり、将軍徳川慶喜の助命嘆願、江戸城の無血開城実現などに奔走。維新後はいったん京都へ戻ったが、後に再び東京へ移り、1877(明治10)年9月、病気療養中の箱根に没した。
【配役】
若尾文子(24)……朱雀門(1957・大映)
山田五十鈴(41)……大東京誕生 大江戸の鐘(1958・松竹)
1水谷八重子(54)……皇女和の宮(1959・KR)
香川京子(32)……皇女和の宮(1963・NTV)
関根ゆり子→矢代京子(26)…… 幕末(1964・TBS)
谷口 香①(32)……怒涛日本史(江戸城総攻)(1966・MBS)
谷口 香②(32)……怒涛日本史(将軍江戸を去る)(1966・MBS)
佐治田恵子……明治天皇(第1部)(1966・YTV)
美空ひばり(31)……大奥(1968・KTV)
宇津宮雅代(20)……お庭番(忍び化粧)(1968・NTV)
佐久間良子(29)……皇女和の宮(1968・NET)
沢まき子(16)……天皇の世紀(1971・ABC)
山口いづみ(18)……続大奥の女たち(1972・KTV)
岡田奈々(22)……和宮様御留(1981・CX)
仙道敦子(14)……大奥(1983・KTV)
秋吉久美子(31)……天璋院篤姫(1985・ANB)
鈴木京香(22)……翔ぶが如く(1990・NHK)
藤谷美紀(18)……和宮様御留(1991・ANB)
とよた真帆(29)……竜馬におまかせ!(1996・NTV)
小橋めぐみ(19)……徳川慶喜(1998・NHK)
安達祐実(22)……大奥(2003・CX)
堀北真希(20)……篤姫(2008・NHK)
黒川智花(22)……JIN 仁 完結編(2011・TBS)
深川麻衣(30)……青天を衝け(2021・NHK)

かだの・あずままろ

【生没】1669(寛文9)-1736(元文元)
【生地】山城国
【実父】羽倉信詮
【実母】貝子(深尾氏女)
【別称】羽倉斎宮
【略伝】
 伏見稲荷神社の神官という家柄から、神道や和歌などへの造詣を深める。
 はじめ妙法院宮堯延法親王に仕えたが、1700(元禄13)年に江戸に下って開塾し、国学を講じる。江戸では、旧知の友人であったといわれる大石内蔵助との交流を深め、翌年12月の赤穂浪士の吉良邸討入りまで、これらを陰ながら支援したという。
 その後も江戸にとどまって『古事記』や『日本書紀』など国学の研究を進め、1723(享保8)年から1727(享保12)年にかけては幕府に出仕した。
【配役】
北村和夫(37)……赤穂浪士(1964・NHK)
堀 雄二(47)……あゝ忠臣蔵(1969・KTV)
村井国夫(31)……元禄太平記(1975・NHK)
有川 博(39)……赤穂浪士(1979・ANB)

かただ・もとよし

【生没】1568(永禄11)-1622(元和8)
【生地】
【実父】粟屋元通
【実母】江田元修女
【略伝】
 毛利家の家臣。
 堅田を称する。毛利輝元の近習を務めてその側近くに仕え、1592(文禄元)年からの朝鮮出兵でも輝元に従って渡海する。
 1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いの後は、輝元との距離の近さから幕府に警戒され、江戸に留め置かれた。
【配役】
やべけんじ(50)……どうする家康(2023・NHK)

かたやま・そうてつ

【生没】1573(天正元)-1622(元和8)
【生地】山城国
【実父】片山俊実
【略伝】
 医術を一鴎宗虎に学んで名声を得、後に宗虎の推挙で徳川家康に仕え、家康が寒疾に罹ったのを一晩で治したり、徳川家光が劇疾を患ったのを治療するなどした。
 1616(元和2)年に家康が病に倒れた際にはこれを診察(当時の様子が『片山家譜』に記されており、家康が胃がんにかかっていてたことを示唆している)。その後、家康自ら作る万病丹などの飲みすぎを注意して家康の怒りに触れ、信濃高島に流されたが、1618(元和4)年に赦免された。
【配役】
尾井治安(49)……葵 徳川三代(2000・NHK)

かつ

【生没】1601(慶長6)-1672(寛文12)
【生地】武蔵国
【家系】徳川氏(宗家)
【実父】徳川秀忠
【実母】
【略伝】
 松平忠直の正室。
 徳川秀忠の三女。1611(慶長16)年、いとこに当たる越前北ノ庄城主松平忠直に嫁ぐ。
 1623(元和9)年、忠直が不行跡のため幕府により隠居を命じられて豊後に配流されると、北ノ庄を離れていったん江戸へ戻ったが、翌年、家督を相続した長男光長が北ノ庄から越後高田へ転じた際、これに伴って高田に移った。
【配役】
真嶋彰子→吉川京子(9)…… 春日局(1989・NHK)
山中麻由 …… 姫将軍大あばれ(1995・TX)
臼井佑香→月見恭子(36)…… 葵 徳川三代(2000・NHK)
浦田結乃→山岡愛姫(8)→遠藤由美(12)…… 江 姫たちの戦国(2011・NHK)

かつ

【生没】1618(元和4)-1678(延宝6)
【生地】
【実父】本多忠刻
【実母】
【略伝】
 池田光政の正室。
 徳川秀忠の外孫。秀忠の養女として池田光政に嫁いだ。
【配役】
加納みゆき(27)……長七郎江戸日記(第2部)(1988・NTV)
塚本那知……春日局(1989・NHK)

かつかわ・しゅんしょう

【生没】1726(享保11)-1792(寛政4)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】
 浮世絵師。
 宮川春水らに学び、「婦女風俗十二ケ月図」など写実的な役者似顔絵で知られる。他方で後進の育成にも注力し、門下から後の葛飾北斎ら多くの絵師を輩出した。
【配役】
前野朋哉(39)……べらぼう 蔦重栄華乃夢噺(2025・NHK)

かつき・けいごろう

【生没】1849(嘉永2)-1874(明治7)
【生地】肥前国
【実父】香月三之允
【実母】
【略伝】
 佐賀藩校弘道館や長崎で学び、維新後は東京の江藤新平の下で遊学。1871(明治4)年に出発した岩倉使節団に同行して渡欧し、欧州では西洋事情を学ぶが、帰国後、征韓論に敗れて下野した江藤を追って佐賀に戻った。
 翌1874(明治7)年、江藤を担いで挙兵するも失敗。その後、江藤とともに各地を逃走したが、高知で捕縛され、同年4月、佐賀に送られて処刑された。
【配役】
佐藤幸雄(23)……翔ぶが如く(1990・NHK)

かつた・しんざえもん

【生没】1680(延宝8)-1703(元禄16)
【生地】播磨国?
【実父】勝田新左衛門
【実母】佐藤甚右衛門女
【別称】勝田武堯
【略伝】
 赤穂四十七士の一。
 播磨赤穂藩(浅野家)に仕え、札座横目などを務める。
 1701(元禄14)年、主君浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刃傷に及んだ際には赤穂にあり、赤穂藩の改易後は仇討ちの義盟に加わる。
 その後、江戸に下って堀部安兵衛らと行動をともにし、翌年12月の吉良邸への討入りに際しては表門組に属し、安兵衛に次ぐといわれた剣の腕前で奮戦。討入り後は毛利甲斐守に預けられ、1703(元禄16)年2月、幕府の命により毛利邸にて切腹した。
 なお、講談では、幕府与力大竹重兵衛の娘を嫁にもらっており、浪人後、吉良方の探索のため、八百屋に変装している姿を舅に見られ、仇討ちの意思がないとなじられるという話が創作されたが、実際は独身であった。
【配役】
嵐珏松郎(47)……間重次郎(1925・日活)
岡崎晴夫①(22)……実録忠臣蔵(1926・映画)
岡崎晴夫②(23)……増補改訂忠臣蔵(1927・映画)
久賀龍三郎……忠魂義烈 実録忠臣蔵(1928・映画)
南 光明(34)……誉れの陣太鼓(1929・映画)
滝口 光……元禄快挙 大忠臣蔵(1930・日活)
春路謙作(32)……口笛を吹く武士(1932・映画)
桂章太郎……元禄村雨格子(1932・菊プロ)
坂東好太郎(21)……忠臣蔵(1932・映画)
沢村照之弼……少年忠臣蔵(1933・映画)
高田浩吉(27)……義士銘々伝 満願の朝(1938・松竹)
潮 剣二……忠臣蔵(1938・日活)
須田準太……忠臣蔵(1939・映画)
尾上菊太郎(34)……討入前夜(1941・日活)
鈴木 稔……忠臣蔵(1954・映画)
川崎敬三(25)……忠臣蔵(1958・大映)
津村礼司……血槍無双(1959・映画)
鶴美五郎……忠臣蔵(1959・東映)
丘 郁夫……赤穂浪士(1961・東映)
宗近晴見(28)……赤穂浪士(1964・NHK)
寺田 農(29)……大忠臣蔵(1971・NET)
若尾哲平(25)……元禄太平記(1975・NHK)
森山秀幸……赤穂城断絶(1978・東映)
前田 吟(35)……女たちの忠臣蔵 いのち燃ゆる時(1979・TBS)
光石 研①(21)……峠の群像(1982・NHK)
長島義樹……忠臣蔵(1985・NTV)
野々村仁(19)……大忠臣蔵(1989・TX)
光石 研②(29)……忠臣蔵(1990・TBS)
辰巳琢郎(33)……大石内蔵助 冬の決戦(1991・NHK)
大黒一生……忠臣蔵(1991・CX)
丹羽貞仁(27)……忠臣蔵(1996・CX)
田中栄一……元禄繚乱(1999・NHK)
神保悟志(41)……忠臣蔵 決断の時(2003・TX)
北原雅樹(28)……忠臣蔵(2004・EX)
置田浩紳(23)……忠臣蔵 瑤泉院の陰謀(2007・TX)
佐々木誠(44)……決算!忠臣蔵(2019・松竹)

かつぬま・のぶとも

【生没】?-1535(天文4)
【家系】武田氏
【実父】武田信縄
【実母】岩下越前守妹
【略伝】
 武田信虎の弟。
 兄信虎に仕えてその信頼厚く、甲斐勝沼に居を構えて勝沼を称していたが、1535(天文4)年8月、甲斐に侵攻した北条勢と山中湖付近に戦って討死した。
【配役】
辻 萬長(63)……風林火山(2007・NHK)

かどや・かんすけ

【生没】1843 (天保14)-1894(明治27)
【生地】
【実父】
【実母】
【略伝】土佐藩(山内家)で牢番を務め、投獄されていた武市半平太に心酔し、半平太より漢詩を送られたという(武市の筆によるこの漢詩は現存)。
【配役】
3片岡半蔵(60)……竜馬がゆく(1968・NHK)
小市慢太郎(41)……龍馬伝(2010・NHK)役名は和助

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