24日。世間では3連休です。
家人(妻)が午後から車を使うので、午前中に車を出して、ギャラリー門馬に行きました。行って、良かった。
バルコニーから上弦の月が見えました。

26日はギャラリー巡り。
天神山アートスタジオ(ユリヤ・キリアノヴァ展覧会)
この会場ではめずらしく、絵画の大作が並んでいました。表現主義的な勢いあるストロークと、フェルト片によるもの。26日で終了。
→ト・オン・カフェ(本田征爾展―樹爾雨(じゅじう)『透明水彩、アクリル、油彩、オブジェ』

ふしぎな本田征爾ワールドが今回も繰り広げられています。ご本人のインスタグラムはこちら。

紙の裏表に描いたごく小さいサイズの絵も透明ケースに入ってたくさん並んでいました。1点もののアートが欲しいけどどうしたら…という人はこういうところから入るのがいいかもしれませんね。30日まで。

→写真とアートのギャラリーみどりの日記 https://greendiary.jp/ (3人展)
写真クラブ「Be PHaT!!」で出会った人たちだそうです。
会場には3人中2人の名が漢字表記されていましたが、案内状やネットではローマ字表記なので、そちらでいきます。

YUMEKA IWAMATSU さん。
カラー10枚。なぜか、画面を真ん中で上下に切ったような構図が多いです。

NAO WATANABE さん。カラー5枚。
昼の自然風景と夜の都会。

Keiko Murakami さんが壁面の半分を使って、大小のカラーとモノクロのプリントによる平面インスタレーションを展開していました。擦りガラスなどを撮った写真が目を引きます。

ギャラリーに置かれたテーブルの脚にも貼ってありました。
30日まで。
画廊喫茶チャオ(Ciao 32nd anniversary Photo Exhibition 第4週)

鶏肉のランチ。写真家のOさんに会いました。
写真展は26日で終了。
北24条駅バスターミナルから中央バス「北72手稲高校行き」に乗り、新川1条4丁目で降車。「喫茶にょこ」https://www.nyoco-jazz.com/ に初めて入りました。

入り口は新川沿いではなく、建物の裏手にあります。中はテーブルが20卓ほどもある広い空間で、100人規模のライブが開けそう。ジャズのレコードが大量にあり、筆者が入ったときはソニー・クラークのピアノソロが流れていましたが、昔のジャズ喫茶とは異なり、会話禁止の薄暗い空間ではありません。
武田浩志さんの個展「Utopia momo-iro 18」が30日まで開かれています。モニターやスクリーンで動画も流れていました。
コーヒーもおいしく、ゆっくりできるお店です。音楽がマンハッタン・トランスファーに変わったあたりでお会計。
琴似栄町通(道道277号琴似停車場新琴似線)を渡って、学園都市線の高架の横を歩いて行けば着きます。15分ほどの道のりでした。

札幌駅で降りて、紀伊國屋書店札幌本店へ。
2階ギャラリーで「パネル展 有島武郎と北海道」を見ました。
どうせ
ニセコ町・有島記念館なんて
誰も来てくれないので
ありしまたけお(有島武郎)
という今では誰も知らない
約百年前の小説家のことを
紹介するためにニセコ町から
風呂敷かかえて
ネオン輝く道都・札幌に
出てきました
といういささか自虐的な文面のパネルがありましたが、有島武郎は近代日本文学では、漱石・鷗外・芥川に次ぐ巨峰であり、屈指の名作といっていい本格長篇小説『或る女』の作者なので、もっと知られるべきだと思います。
会場には同館が所蔵する藤倉英幸さんの貼り絵「雪降りの電車通り」と「能取岬に夏がくる」もありました。
27日で終了。
西5丁目通を南下しギャラリー大通美術館http://www.odori-b.co.jp/ (田中宏弥個展/第7回 青空の会・アトリエせせらぎ 合同展)
合同展は小堀清純さんの教室展。糸塚章子さんが在廊していました。植物園にある木を題材にした「ムラサキの木」を出品しています。
小堀さんは「古潭」「白樺並木」「6月のキャンパス」の3点を賛助出品。
新道展会員の田中さんは2度目の個展。※「新道展会友」と誤記していたため直しました。申し訳ありませんでした。

「内部崩壊」と題された近作のシリーズは、かっちりと構築的な幾何学図形の組み合わせで、どの木片(?)が上でどれが下だろうと考えながら見ていると、さっき見たばかりの武田浩志さんの作品のレイヤーを思いだすのでした。
いずれも30日まで。ほかに、服飾の展示が二つありましたが、見ていません。
さいとうギャラリー(銅版画M展)
全道展会員ら女性4人のグループ展。
※5人とあったのを訂正しました
→大丸藤井スカイホール(春陽会(絵画部)道作家展/銀塩ヴィンテージ写真の世界~人文主義者たちの憂鬱)
春陽会は11人が出品。100号や130号がガンガン並ぶなかで、なぜか奥山哲三さんは20号、佐藤愛子さんは30号。ベテランは遠慮したのでしょうか。
後者の被写体は、ピカソ、マリリン・モンロー、エディット・ピアフ、ジャン・コクトー、サン=テグジュペリ、モーリャック、ジョルジュ・サンド、スタインベック、アンドレ・ジッド、ブルトンら、誰でも知っていそうな有名人ばかりでした。入場料1000円。
いずれも30日まで。
この日は9カ所巡りました。
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