先日、アメリカの口座で売買した株式で利益を得た。
アメリカにはリタイアメント口座と呼ばれる、非課税の投資口座が何種類かある。その口座の中では現金に利子がついても、配当や売却益が生まれても課税されない。その代わり65歳になるまでお金を引き出せない。無理やり引き出すとそれに対し所得税と、どう言う訳だか10%のペナルティが課せられる。
日本は国外で購入し、売却した株の利益にも課税する。
私は10年前にアメリカで買った株をアメリカの市場で手放し、そこで得た利益に対する日本国内の税金を払うために、アメリカに所得税とペナルティを払って利益を現金化する。そして、その日本の税金を払うためにアメリカから日本の口座に移したお金に対しても、日本は所得税をかけるという。
悪魔、鬼畜だ。
しかしそんな税法の中にも、どうやら一部例外があるらしい。
日本に来る前に外国の口座で購入した株式などを、日本に居住する間に外国の市場で売却しても、日本国籍や日本の永住権を持っておらず、且つ過去10年の間に日本に5年以上居住していない外国人は、その利益を日本に送金しない限り、課税されない。
と言うわけで、私は日本の法律に従って、キャピタルゲイン税を払わない。
あー、だから社内転勤の駐在員ビザは5年が上限なんだー。
とか、
んー、これじゃ高度専門技術ビザで日本に来ている外国人は、5年以内に日本を離れるだろうなー。
なんて思った。
さて、上記の通り日本国籍を持つ人々は同じ状況の時、課税される。いわゆる日本に長く住まない外国人優遇になる。
なんだ、結局お前も外国人優遇か!
なんて思われたくない。そんな悲しいことがあるものか。
でも私は、みんなと同じようにキャピタルゲイン税を払いたくても払えない。
何故なら、私は日本の法律に従う真面目な人間だから。
優遇される外国人には日本の法律は変えられない。優遇されない日本人が作った法律である。
だから
日本人と同じように外国人からも徴収しろー!
ではなく、
日本人からも取るなー!
という方向で、
日本国籍の人にしか出来ない、税法改正を求めて頂ければと思う。
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