Appleが新たに発表したMacBook Airは、M4チップを搭載している。M4チップを搭載したMacBookシリーズと言えば、昨年10月に14インチMacBook Proが発表されている。
本記事では、新型MacBook AirとM4チップを搭載した14インチMacBook Proの仕様を比較する。同じM4モデル同士で悩んでいる人がいたら、参考にしてもらいたい。
MacBook Airは、その名の通り軽量さが特徴だ。13.6インチモデルは約1.24kgと、持ち運びに最適である。一方、14インチMacBook Proは約1.55kgとやや重いが、より大きな画面とパワフルな性能を提供する。
カラーバリエーションも注目に値する。MacBook Airは新色のスカイブルーを含む4色展開で、個性的な選択が可能だ。MacBook Proは定番のスペースブラックとシルバーの2色となっている。
MacBook Airは最大500ニットの明るさを誇るLiquid Retinaディスプレイを搭載している。一方、MacBook Proは最大1000ニット(HDRコンテンツでは1600ニット)の明るさを持つLiquid Retina XDRディスプレイに加え、ProMotionテクノロジーによる最大120Hzのリフレッシュレートを実現している。
僕は日頃より14インチMacBook Proと13インチMacBook Airを行き来しているが、両モデルを並べて使わないからか、ディスプレイ仕様の違いが作業の支障をきたしたことは一度もない。事実として、ディスプレイの品質はMacBook Proのほうが上回っているが、決してMacBook Airのディスプレイの品質が低いわけではない。
両モデルともM4チップを搭載し、10コアCPUと最大10コアGPUを備えている。MacBook Airは13インチモデルに限り、8コアGPUモデルがあるため注意が必要だ。メモリはどちらも最大32GBまで搭載可能となっている。
ストレージに関しては、両モデルとも最大2TB。M4 ProおよびM4 Maxチップを搭載したMacBook Proは最大8TBまで選択可能だ。
両モデルとも12MPセンターステージカメラを搭載しており、デスクビュー機能に対応している。これにより、ビデオ通話時の画質が大幅に向上している。
オーディオ面では、MacBook Airはステレオスピーカーと3マイクアレイを搭載している。一方、MacBook Proは高品質な6スピーカーシステムと3マイクアレイを備えており、より豊かなサウンド体験を提供する。
MacBook Airは最大18時間、MacBook Proは最大24時間のバッテリー駆動が可能だ。どちらも1日中使える十分な駆動時間を誇るが、より長時間の作業を予定しているユーザーにはMacBook Proが適している。
MacBook Airは2つのThunderbolt 4ポートとMagSafe充電ポートを備えている。一方で、MacBook Proはさらに右側に1つThunderbolt 4ポートを追加し、HDMIポートとSDXCカードスロットも搭載している。
M4MacBook Proには右側にもThunderbolt 4ポートがある
多様なデバイスを接続する必要がある場合や、カメラのSDカードを直接読み込みたい場合にはMacBook Proが適している。
MacBook Airの13.6インチモデルは164,800円(税込)から、15.2インチモデルは184,800円(税込)からとなっている。
一方、14インチMacBook Proは248,800円(税込)からとなっており、より高価格帯に位置している。
MacBook Airは軽量で携帯性に優れ、日常的な使用や学生向けに最適だ。一方、MacBook Proは高性能なディスプレイと多様なポートを備え、プロフェッショナルやクリエイティブな作業に適している。
結局のところ、自分の用途に合わせて選択することが重要だ。軽さと十分な性能を求めるなら新型MacBook Air、より高い性能とディスプレイ品質を求めるならMacBook Proがおすすめである。
どちらを選んでも、M4チップの性能を存分に活用できることは間違いない。
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