Appleが最新のM4チップを搭載した新型MacBook Airを発表した。このモデルは性能、デザイン、機能性のすべてにおいて進化を遂げている。ここでは、M3モデルからの改良点を含め、新型M4MacBook Airについて知っておくべき7つのポイントを解説する。
新型MacBook Airは、M4チップを搭載し、処理速度と効率が大幅に向上。M1モデルと比較して最大2倍高速で、最速のIntelモデルと比べると最大23倍もの性能を発揮する。
この進化により、動画編集や写真加工など負荷の高い作業もスムーズに行える。さらに、AI処理能力も強化されており、画像補正やノイズ除去などが最大3倍速くなる。
……とAppleのリリースには書かれているが、ゴリミーを読むような人はM3モデルとの進化が気になるはずだ。M4チップは10コアCPU(4パフォーマンスコア、6効率コア)を採用し、M3の8コア(4パフォーマンスコア、4効率コア)から拡張されている。また、M4のパフォーマンスコアは4.4GHzで動作し、M3の4.0GHzより高速だ。
その結果、Geekbench 6のベンチマークでは、M4はシングルコアで約26-28%、マルチコアで約28-30%の性能向上が確認されている。
また、M4のGPUはM3と比較して約2倍高速であり、より電力効率が高くなっている。
M3モデルでは最大24GBだったユニファイドメモリが、新型では最大32GBまで拡張可能となった。M4はLPDDR5X-7500メモリを採用し、最大120GB/sのメモリ帯域幅を実現。M3のLPDDR5-6400(102.4GB/s)より約17%向上している。大容量ファイルや複数アプリケーションを同時に扱う際のパフォーマンスが向上するはずだ。
なおストレージは従来同様最大2TBまで選択可能だ。
M4チップはM3チップと同じ16コアのNeural Engineを搭載しているが、M4チップは1秒間に38兆の演算を処理でき、M3と比較して32~46%の性能向上が報告されている。
手を伸ばせばそこにAI、という時代を生きている今、AIの処理能力向上は誰もが歓迎するべきだろう。
新型MacBook Airは12MPセンターフレームカメラを搭載。M3モデルの1080pカメラから大幅に進化し、ビデオ通話やオンライン会議でクリアな映像を提供する。
さらに「デスクビュー」機能が追加され、顔と手元を同時に映し出すことでプレゼンやDIY動画撮影にも活用できる。
M3モデルではノートブックを閉じた状態で最大2台まで外部ディスプレイに対応していたが、新型ではノートブックを開いた状態でも最大2台の6Kディスプレイとの接続が可能になった。この改良により、マルチディスプレイ環境での作業効率が大幅に向上した。
新型MacBook Airには新色「スカイブルー」が加わり、従来のミッドナイト、スターライト、シルバーと合わせて4色展開となった。スカイブルーは光沢感のある淡いブルーで、美しいデザイン性をさらに引き立てている。
M3モデルでは最大18時間のバッテリー駆動時間が提供されていたが、M4モデルではさらに省電力設計が進化とアピールしているが、公称値は変わっていない。
実際の使用状況によるが、1〜2時間ほど駆動時間が延長される可能性がある。これにより、外出先で充電を気にせず作業できる利便性がさらに向上した。
性能アップにもかかわらず価格は据え置き。13インチモデルは164,800円(税込)、15インチモデルは198,800円(税込)から購入可能だ。
本日より予約受付開始されており、発売日は3月12日となっている。
新型MacBook AirM4は、高性能なチップ、新機能満載のカメラ、多画面対応など、多くの改良点が盛り込まれている。これらの進化によって、日常使いからクリエイティブ作業まで幅広い用途で活躍するノートPCとして注目されるだろう。
ただ……本当にガッカリしたことが1つだけある。これだけは本当に残念だ。
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