Appleは2022年秋から2023年前半にかけて、怒涛の新製品発表を行う可能性がある。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏が、最新ニュースレターで発表される各製品の最新情報を公開した。
Mark Gurman氏の最新予測まとめ
iOS 16に搭載されたロック画面のウィジェット機能は、「iPhone 14 Pro」シリーズに搭載される常時点灯ディスプレイ用だという。関連記述がベータ版から多数発見されており、Apple Watchと同じように動作すると見られる。
「iPhone 14 Pro」シリーズのコードネームは「D73」と「「D74」。改良された内向きカメラ、4,800万画素センサーを搭載した外向きカメラ、薄型化したベゼル、A16 Bionicチップ、カプセル型と丸型の穴を並べた独特なパンチホールディスプレイを採用するとの噂だ。
一方でエントリーモデルと位置づけられる「iPhone 14」シリーズ(「D27」と「D28」)は、引き続きA15 Bionicチップを搭載。「iPhone 14 mini」は出ない代わりに、6.7インチ型の「iPhone 14 Max」が登場する。
iPhoneのUSB-C化は2024年まで義務化される見通しだが、Appleは2023年モデルで移行予定。「iPhone 14」シリーズは引き続きLightningを採用する。
M2チップを搭載したiPad Proは年内に登場する予定。11インチモデルは「J617」、12.9インチモデルは「J620」のコードネームが付けられており、iPadOS 16の新機能「ステージマネージャー」対応機種として、M1チップを搭載したiPad ProとiPad Airに加わる。
過去のニュースレターで明らかにした現行モデルよりも大きいディスプレイを搭載したiPad Proは、来年または再来年の登場を予測。ディスプレイ業界のサプライチェーン調査会社のCEOを務めるRoss Young氏は、iPadまたはiPad Airの大型モデルとして2023年前半に発表されると予測している。
iPadの最安モデルは、LightningからUSB-Cへ移行する可能性が高い。A14チップ搭載、5G対応、ディスプレイ大型化が噂されており、年内登場が濃厚だ。
Mark Guman氏は、WWDC22で発表されたMacBook AirとMacBook Proに加えて、以下の製品がM2シリーズのチップを搭載して発表されると伝えている。
またAppleが開発中と噂されているAR/VRヘッドセットは、ベースのM2チップに16GBのRAMを搭載しているという。
Appleは、M2シリーズに続く「M3」チップも開発中。以下の製品が搭載するそうだ。
2022年の新型Apple Watchは3種類。Apple Watch SEの新モデル、Apple Watch Series 8、エクストリームスポーツに最適化されたモデルだ。チップ性能は進化せず、3年連続同じ。2023年モデルは変わる計画がある。
新型SEはケースサイズは変わらず、40mmと44mmの2種類。ただしチップはApple Watch Seires 8と同じ「S8」チップ(S7やS6と同じ性能)を採用する可能性があり、実現すれば現行モデルよりチップ性能が向上する。
watchOS 9はSeries 3をサポートしないため、新型SEの登場で旧モデルとなる現行SEはSeries 3と同等の価格帯に下げられ、販売を継続する可能性がある。
コードネーム「J255」を持つ新型Apple TVは、A14 Bionicチップを搭載しメモリが1GB増えているという。現行モデルはA12 Bionicチップを搭載。進化したチップはゲーミング用と見られる。
コードネーム「B620」を持つ新型HomePodは、早ければ来年に登場予定。販売終了した初代HomePodに似たサイズで、上部に搭載する改良されたディスプレイはマルチタッチ操作も検討されているそうだ。
Mark Guman氏は、「AirPods Pro 2」の年内登場を予測。詳細は明らかにしていないが、改良されたチップの搭載、高音質オーディオのサポートを予測している。
先日、「AirPods Pro 2」とされるレンダリング画像や製品仕様がリークしていた。