Appleは1月28日、iPhone向けOS「iOS 18.3」およびiPad向けOS「iPadOS 18.3」を正式リリースした。
最新バージョンでは、純正計算機アプリで等号(=)をもう一度タップすると、最後の数式の演算を繰り返すことができる「連続計算機能」が実装。また、タイプ入力によるSiriへのリクエストを開始するとキーボードが表示されなくなることがある問題が修正されている。
iOS 18.3ではこれらにくわえ、Apple Musicを終了したあとも曲が終わるまでオーディオ再生が続く問題が修正されている。
また、日本では4月以降のリリースが案内されているApple Intelligenceは、Visual Intelligenceおよび通知サマリーを中心としたアップデートが案内されている。
iOS 18.3のの目玉機能として、iPhone 16シリーズ向けにVisual Intelligenceが大幅に強化された。カメラで撮影したポスターやチラシから直接カレンダーにイベントを追加できるようになり、日程管理の手間が大幅に削減される。また、カメラを通じて植物や動物を識別する機能も追加され、より直感的な情報取得が可能になった。
通知管理も進化を遂げた。ロック画面から直接通知サマリーの設定が可能になり、より使いやすい仕様となった。また、サマリー表示がイタリック体になり、通常の通知との区別が容易になった。
なお、ニュースやエンターテインメントアプリの通知サマリーは一時的に利用できなくなっている。
アップデートは設定 > 一般 > ソフトウェアアップデートから実行可能。
今回のアップデートは、昨年リリースされたiOS 18およびiPadOS 18の3番目のメジャーアップデートで、前回のアップデートから約6週間ぶりとなる。次期アップデートとなるiOS 18.4ベータ版では、Siri向けの新しいApple Intelligence機能が追加される見込みだ。