Appleは5月23日、「iOS 16.6 Public beta」「iPadOS 16.6 Public beta」「macOS Ventura 13.5 Public beta」をパブリックベータプログラム登録者向けに配信開始した。開発者向けのベータ版は20日、配信されている。
Appleは「iOS 17」や「iPadOS 17」を含む最新OSを、日本時間6月6日より開催するWWDC23で正式発表する。iOS 16.5を含むiOS 16のアップデートは、今後バグ修正やパフォーマンスの向上が中心となり、目立った新機能や変更点は減っていくものと予想される。
Public Betaは、パブリックベータプログラムに登録している人であれば誰でも無料でインストールし、正式リリース前の最新OSを試すことができる。ただし提供目的は正式リリースまでに、1人でも多くのユーザーからのフィードバックにより、完成度を高めること。不具合を発見した場合は、パブリックベータ版インストールと同時に追加される「Feedback」アプリから指摘しよう。
またパブリックベータ版は、既存の機能が利用できなくなるリスクもある。動作が安定した状態で一般公開されるまで、待つことをおすすめする。
プライベートや仕事用端末にパブリックベータ版をインストールした結果、仮に動作不良が起きたとしても、完全に自己責任だ。自分の意志でインストールすることになるため、不具合が起きてもAppleのサポートは受けることができない。自分で対処できる自信がないのであれば、インストールするべきではない。
試したい場合は、テスト用端末やサブ機など、動作が不安定になったとしても本来の使用目的に支障をきたさないデバイスを選ぼう。