冬でも以前より暖かく、ライフスタイルの変化で厚手のアウターの出番が減ってきたとはいえ、コートはまだまだ冬の装いの主役だ。重厚感のあるウールコートから、軽く柔らかなカシミアコートまで、大人が着てこそ映える名品をお届けする。最旬コート、アイテム編。コーディネート編はこちら。

1.ルイ・ヴィトン／パーソナリティに寄り添うタイムレスなベーシック

ベーシックなラインナップを揃えた「ルイ・ヴィトン ステープルズ エディション」のコートは、比翼フロントのテーラードスタイル。スタイリングを問わない使い勝手のよさとなめらかな表地が上質をアピール。

¥393,800（ルイ・ヴィトン／ルイ・ヴィトン クライアントサービス TEL：0120-00-1854）

2.ダンヒル／カッティングで鮮度が増した比翼のミニマルコート

フロントをキモノスリーブ、バックをセットイン仕立てにし、張りのある素材とのコンビネーションでモダンな印象に。背中のボックスプリーツが裾広がりのシルエットを形成する。冬の枯れた風景にひときわ映えそうなキャメルの色合いもいい。

¥587,400（ダンヒル TEL：0800-000-0835）

3.フェンディ／シックとプレイフルが共存するリバーシブルフーディ

コーディネート編に登場したコートと同素材で、フード仕立てにすることで、よりカジュアルなルックスにアレンジ。ほっこりした印象のくるみボタンや、ダブルフェイス素材ならではのポケットの始末など、上質を証明するディテールも格別。

¥577,500（フェンディ／フェンディ ジャパン TEL：03-3514-6187）

4.ブリオーニ／ベーシックなフォルムに風格を授ける職人技を堪能

淡いベージュの色合いがシックなチェスターコートは、ヴァージンウールにカシミアをブレンドしたダブルフェイス素材で仕立てた逸品。細部の丁寧な仕上げによる軽やかな着用感で、贅沢な気分もひときわ増す。

¥715,000（ブリオーニ／ブリオーニ クライアントサービス TEL：0120-200-185）

5.ゼニア／冬ならではの質感と洒落たアクセントを楽しんで

シャギーな表面感が着る人の個性を際立たせる1着。ボックス気味のシルエットなのでどんなボトムとも相性がよく、右ポケット上のファスナー仕様のコインポケットが、スタンダードなフォルムのチャーミングなアクセントに。

¥706,200（ゼニア／ゼニア カスタマーサービス TEL：03-5114-5300）

6.ベルルッティ／さり気なく配されたアイコニックなディテールに感嘆

表地がコットン、裏側がウールのリバーシブルのネイビーコート。袖口にメゾンのアイコンである手書き文字のカリグラフィー「スクリット」が織りで配されているのもこだわりを感じられるディテール。

¥459,800（ベルルッティ／ベルルッティ・インフォメーション・デスク TEL：0120-203-718）

7.ジル サンダー／柔らかさとリラックス感が絶妙に混ざり合った洗練の黒

ソフトなドロップショルダーとリラックスフィットのつくりによって、柔らかなシルエットを生みだす「ワードローブ」コレクションのコート。ハーフライニングの軽やかな仕立ても心地いい。

¥434,500（ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー／ジルサンダージャパン TEL：0120-919-256）

TEXT=畠山里子

PHOTOGRAPH=舛田豊明

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