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AmazonのKDPで「お客様のアカウントは停止されています」と表示されたので問い合わせて復帰するまでの流れをまとめてみた


GIGAZINEではAmazonのKindleストアにマンガインタビュー集などの書籍のほか、記事を電子書籍化してリリースしています。そのうちの一冊に「誤解を招くメタデータ」があったとしてアカウントにアクセスできなくなる事態になりましたが、実際はAmazonによる誤BANだったということであっさり解決したため、経緯をまとめてみました。

セルフ出版 | Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/

以下は、Amazonで本を出版する際に用いるKindleダイレクト・パブリッシング(KDP)のサインインページ。「サインイン」をクリックして、メールアドレスとパスワードを入力することでアカウントにアクセスできます。


通常はKDPにサインインすると、出版済みの本を一覧で見られる「本棚」や、本を購入したりKindle Unlimitedで読まれたりした数を確認できる「レポート」などを利用できます。


しかし、2025年11月末頃にKDPにサインインしたところ、「お客様のアカウントは停止されています」と表示され、本の出版や確認、レポートの確認などができなくなっていました。


また、本の商品ページにアクセスしても、販売が停止した状態になっています。以下は「ご主人様にんにく臭いです!」のページで、作品の詳細は表示されているものの、右側には「このタイトルのエディションは、お住まいの国ではご購入いただけません」と表示され、購入ボタンが消失していました。


また以下は、「とにかくイジメたい朝日奈さん」の商品ページにアクセスしたところ。本の詳細すら表示されず、「現在在庫切れです。この商品の再入荷予定は立っておりません」と表示されました。


一方で、「姫とゲーマー」は通常どおり商品ページが表示され、購入もできるようになっていました。それぞれの作品はリリース時期を除いて、同じアカウントから同じように出版されたもののため、商品ページの差は謎です。


登録メールアドレスを確認したところ、「Amazonからアカウントに関するお知らせ」というメールが届いていました。メールによると、出版した本に「誤解を招くおそれがあるメタデータ」が見つかったため、KDPアカウントを停止したとのこと。


アカウントが停止される2日前に、本が「ストア利用者の誤解を招く可能性があると判断いたしました」「このため、当該書籍のAmazonでの販売はできかねます」と通知が届いていました。おそらく、この通知の後も他の書籍を出版し続けていたためアカウント停止に至ったのかと考えられますが、以下のメールはあくまで「当該書籍の販売」に関するものであり、アカウント停止に関するメッセージは含まれていませんでした。


また、「誤解を招くおそれがあるメタデータ」が含まれるとしてアカウント停止の原因になった書籍を確認したところ、「表紙やタイトル、本文が他の本と混ざってしまった」というようなミスはありませんでした。KDPに本を登録する際はタイトルや説明などを別途入力する必要があるため、そこの入力内容を間違えた可能性はありますが、アカウントが停止されているため確認することができません。

そこで、Amazonに対し「今回の書籍がどのような問題に抵触したことで一発アカウント停止措置になったのか、積極的に修正対応したいため詳細を説明してほしい」と問い合わせを送りました。

すると、約2時間で返信がありました。返信では「お客様のアカウントが誤って停止されていたことが判明いたしました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。お客様のアカウントを復元いたしましたので、出版する本を提出していただけるようになりました」とあり、アカウント停止が誤BANであることが記載されていました。


しかし、「お客様のアカウントを復元いたしました」と連絡を受け取った翌日になっても、サインインすると「お客様のアカウントは停止されています」のままになっていました。


再度「アカウントおよび商品を回復したことを連絡いただきましたが、アカウントにサインインできておらず、商品ページにもアクセスできません」と問い合わせを送りました。約6時間後に「お客様のアカウントが誤って停止されていたことが判明いたしました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。お客様のアカウントを復元いたしましたので、出版する本を提出していただけるようになりました」と最初のアカウント解除通知と同じメッセージの返信があり、改めてサインインしてみたところ、通常どおりのページにアクセスできたほか、各商品ページも復活していました。ただし、なぜ一度解除通知を連絡した際にはログインできなかったのか等のお知らせはありませんでした。


商品ページも復旧済みで、いつでも本を購入またはKindle Unlimitedでダウンロードいただけます。最初に「誤解を招くおそれがあるメタデータ」があるとされた以下の本についても、修正や再出版など特に操作をしていませんが、その後通常どおりリリースされました。

Amazon.co.jp: 前世代からノイズキャンセリング性能が2倍に向上したApple「AirPods Pro 3」はどう進化したのか?AirPods Pro 2と聴き比べてみた 電子書籍: GIGAZINE: Kindleストア

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