「桜の東京」をテーマに、お花⾒気分を楽しむ能の公演「春霞(はるがすみ)お花見能楽堂」が、東京・銀座の「GINZA SIX」地下3階の「観世能楽堂」にて、3月20日(木)に入場無料で開催される。

都内10カ所で開催されるアートイベント

国内最⼤級のファッション・アートイベント「東京クリエイティブサロン」が、今年も3⽉13⽇(木)〜23⽇(日)の期間、アートシーンをリードする10カ所のエリアである、東京都の丸の内、⽇本橋、銀座、有楽町、⾚坂、渋⾕、原宿、⽻⽥、六本⽊、新宿にて開催される。

銀座では「春霞 お花⾒能楽堂」と題し、観世宗家嫡男の観世三郎太氏などが出演する、お花⾒気分を楽しむ能の公演が開催される。

特別な演出の「吉野天⼈」を上演

撮影：前島吉裕氏

「春霞 お花⾒能楽堂」の演⽬は、桜満開の吉野を舞台に、花⾒を楽しむ都⼈の前に⾒⽬麗しい天⼈があらわれ、舞を⾒せる「吉野天⼈」。

今回は、常のひとりの天⼈(シテ)に加え、ふたりの天⼈(ツレ)が豪華な舞を演じる「天⼈揃(てんにんぞろい)」という特別な演出で行われる。常とはちがい、三人の天人が舞い遊ぶ、豪華な演出を堪能できる機会だ。

これに加え、宗家所蔵の貴重な⾯装束の展⽰や特製桜餅の販売、能楽師による解説や謡のお稽古、お囃⼦の説明も⾏うほか、出演した天⼈との記念撮影も予定されている。

展示や販売、ワークショップなども実施

当日のタイムテーブルは、12:30開場、ロビーにて観世宗家所蔵の能面・装束を展示、特製の桜餅(2個入り)を先着100セット販売。

13:00に開演、「能とお花見」のお話、ワークショップ「能の楽しみ方 所作と謡とお囃子」の後に、半能「吉野天人 天人揃」を演じる。

©鍋島徳恭

シテは観世三郎太氏・後見は木月宣行氏、ツレは関根祥丸氏・武田祥照氏・杉浦悠一朗氏、地謡は角幸二郎氏、ワキは舘田善博氏・清水義也氏、笛は熊本俊太郎氏・坂口貴信氏、小鼓は飯冨孔明氏・久田勘吉郎氏、大鼓は亀井洋佑氏・林雄一郎氏。14:40頃終演予定となっている。

先着400名を無料招待

鑑賞は、当日先着ペアで400名が招待される。整理券は11時よりGINZA SIXの1階三原通り側エントランス前(ローソン横)にて先着順に配布。全席指定席、未就学児の⼊場は不可。興味のある人は早めに手に入れよう。

能楽師による解説やワークショップも行われ、能の舞台を無料で鑑賞できる貴重な機会なので、気軽に参加してみよう。

「春霞お花⾒能楽堂」プログラム詳細ページ：https://ginza6.tokyo/news/210183

(山本えり)

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