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• モンスターストライク（モンスト）
• Pokémon Trading Card Game Pocket（ポケポケ）
• 学園アイドルマスター(学マス)
• ラストウォー：サバイバル

2024年のアプリストア売上ランキングは、MIXI<2121>『モンスターストライク』が前年に続いて首位を獲得した。2024年1月1日～12月22日におけるSensor Tower(センサータワー)の集計によると、2位以下のタイトルに対して1.7倍以上と大差を付けるなど、圧倒的な強さを示した。『【推しの子】』や「呪術廻戦」、『機動戦士ガンダム』シリーズ、『東京喰種』など人気作品とのコラボを積極的に行いつつ、新規キャラクターの追加などを適宜行い年間を通じて強さを見せた。

『Fate/Grand Order』が前年3位から1ランクアップの2位となり、前年2位のCygames『ウマ娘 プリティーダービー』が3位に付けた。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>『パズル＆ドラゴンズ』は2ランクアップの4位とTOP5に復帰した。

この年は、『ラストウォー：サバイバル』が5位に入るなど印象的な活躍を見せた。2023年8月にリリースされたハイブリッドカジュアルゲームだが、今年2024年の初頭から大規模なプロモーション活動を展開し、大きく売上を伸ばした。

新作では『学園アイドルマスター』が17位にランクイン。連続首位を獲得するなど24年の象徴的なタイトルとなった。「アイドルマスター」シリーズ最新作で2024年5月にサービスが始まった。アイドル養成学校『初星学園』に入学し、 プロデューサーとして様々な問題と魅力を抱えたアイドルの卵をプロデュースする作品だ。

市場を席巻しているビッグヒットタイトル『Pokémon TCG Pocket(ポケポケ)』も10月30日～12月22日と2ヶ月弱の集計期間ながら18位に飛び込んできたことは驚異的だ。1年間の運営成績が集計される2025年がどうなるか興味深いところである。ちなみにSensor Towerの推計売上を単純に6掛すると大差で首位となる。

なお、両タイトルともにバンダイナムコエンターテインメントとポケモンはもちろん、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>や、サイバーエージェント<4751>グループのQualiartsなど関係会社の業績にも多大なインパクトを与えたと見られている。

■2024年

【統合】

【App Store】

【Google Play】

■24年1月

2024年1月のアプリストア売上ランキング(ゲームカテゴリー、App StoreとGoogle Playの合算)は、MIXI<2121>『モンスターストライク』が前月に続いて首位を獲得した。前年同月の売上を上回ったようだ。これで4ヶ月連続となる。新限定キャラ「マサムネ」が主人公のモンストアニメを配信するとともに「超・獣神祭」がユーザーから好評だったほか、1月16日からはTVアニメ「呪術廻戦」とのコラボイベント第2弾を開催したことなどが奏功したようだ。 

この月は周年タイトルの活躍が目立った。バンダイナムコエンターテインメント『ONE PIECE バウンティラッシュ』も前月24位から8位にランクアップした。リリース5周年を記念し、超レジェンダリーキャラ 「火拳 鬼姫 エース＆ヤマト」や「大海賊 エドワード・ニューゲート」が登場するフェスを開催し売上を伸ばしたようだ。同様に10周年を迎えた『LINE：ディズニー ツムツム』も10位にランクアップ。

また、『ブルーアーカイブ』や『アークナイツ』などYostar勢もそれぞれ12位、25位にランクアップ。『ブルーアーカイブ』は3周年も接近しており、2月はさらなるランクアップが見込めそうだ。

■24年2月

2024年2月の国内モバイルゲームの売上ランキングは、バンダイナムコエンターテインメント『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が首位を獲得した。リリース9周年を記念したイベント・キャンペーンを開催しており、売上が好調に推移した。ランキング変動の激しいApp Storeでも29日中15日で首位を獲得するなど圧倒的な強さを見せた。Sensor Tower(センサータワー)の推計によると、前年同月との比較で収益成長率は289％と驚異的な伸びを見せたとのこと。 

この月は、新作が複数ランクインしたことも注目される。しかもどちらも放置ゲームだ。『聖闘士星矢』初の縦持ち放置型RPG『聖闘士星矢レジェンドオブジャスティス』が18位に入ったほか、キノコ勇者が主役の放置RPG『キノコ伝説:勇者と魔法のランプ』も21位に登場した。『キノコ伝説』は、2月23日のリリースで、集計期間がわずか6日と短かったものの、ストアセールスランキングで首位に接近するなど力強いスタートをみせていた。

■24年3月

3月の国内アプリストア売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位を獲得した。2月24日よりリリース3周年を記念したキャンペーン・イベントをゲーム内外で開催しており、とりわけGoogle Playでは30日連続首位をキープするなど圧倒的な強さを示した。同じCygamesの『グランブルーファンタジー』も10周年を迎えたが、23位と上位に入ってきた。 

また、Joy Nice Games『キノコ伝説：勇者と魔法のランプ』が2位に浮上した。キノコ勇者の主人公が魔王討伐の使命をやり遂げるため、仲間を集めてランプの女神の力を借りて戦っていく超爽快放置RPG。2月23日にリリースされ、運営期間はわずか1週間弱だったにも関わらず、前月のランキングでも21位に入ったが、3月に入ってさらに伸ばしてきた。収益は前月から383％伸びた模様だ。

■24年4月

2024年4月の国内ゲームアプリ売上ランキング(App StoreとGoogle Playの合算)は、『キノコ伝説：勇者と魔法のランプ』が首位を獲得した。Sensor Tower(センサータワー)の集めたデータを集計して判明した。前月2位からのランクアップとなった。月初に開催した期間限定イベント「子供時代」や、中旬に開催した期間限定イベント「傷心蛙宇宙」がユーザーに好評で、セールスも好調に推移したようだ。 

全体的に顔ぶれは前月と大きく変わらないが、香港のFIRST FUNが運営する『ラストウォー：サバイバル』が14位にランクイン。ゾンビの大群に立ち向かうサバイバルゲームで、お笑いコンビ「かまいたち」を起用したTVCMをはじめとする大規模プロモーションを行ったことが注目された。 

このほか、Yostar『雀魂 -じゃんたま-』が18位とTOP20に復帰した。この月は、4月中旬から下旬にかけて、同じYostarがパブリッシングを行う『ブルーアーカイブ』とのコラボイベントを開催しており、ランキング上昇の原動力となったようだ。　

■24年5月

2024年5月の国内アプリストア売上ランキング(両ストア合算)を集計したところ、バンダイナムコエンターテインメント『学園アイドルマスター』が7位に入ったことがわかった。本作は、5月16日にリリースされた新作だが、15日間の算入にも関わらず上位に飛び込んできた。リリース後は順調にユーザー数とセールスを伸ばし、App Storeで首位を獲得しただけでなく、Google Playで9日連続で首位を獲得するなど活躍を見せたことは記憶に新しい。　 

この月の首位は、MIXI<2121>『モンスターストライク』だった。この月は、ゴールデンウィーク中に開催したTVアニメ『東京喰種』とのコラボイベントが好調だったことに加えて、連休後も上下の波が少なく安定した収益を獲得したようだった。　 

また、HoYoverse『崩壊：スターレイル』も2位に浮上した。限定星5キャラクター「ロビン」が登場するイベント跳躍「翼が奏でる純正律」を5月8日より開催したことがランキングアップの要因となったと考えられる。Google Playのセールスランキングでは7日連続で首位を獲得した。　

ここのほか、ネットマーブルの新作『俺だけレベルアップな件：Arise』も23位に登場した。TVアニメ『俺だけレベルアップな件』を題材とする作品で、ハンターとなって異次元の敵の大群から人類を守るアクションRPGとなっている。

■24年6月　

2024年6月の国内アプリストア売上ランキングは、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル＆ドラゴンズ』が首位となった(両ストア合算)。同タイトルは、「電撃文庫」シリーズや「ウルトラマンシリーズ」とのコラボを行い、セールスが好調に推移したようだ。とりわけ「電撃文庫コラボ」を実施した際にはApp Store売上ランキングで4日連続首位を獲得するなど好調ぶりを示した。 

新作では、バンダイナムコエンターテインメント『学園アイドルマスター』が3位にランクイン。5月半ばにリリースした本作は、6月に入っても好調を維持した。Google Playでは6月14日から25日まで首位をキープするなど大活躍を見せた。新プロデュースアイドル「花海咲季」と新サポートカード『「ア」じゃなくて「エ」！』、『かちこちストレッチ』を追加したことが奏功したもようだ。 

同じく新作として活躍が目立ったのは『鳴潮』だろう。こちらは5月22日よりリリースされたタイトルで、16位にランクインした。星5共鳴者「吟霖」、星4共鳴者「桃祈」「アールト」「淵武」の出現率が期間限定でUPする共鳴者集音イベント「春を告げる雷雨」を開催して6月6日には首位を獲得した。

■24年7月

2024年7月のApp StoreとGoogle Play合算のセールスランキングは、MIXI<2121>『モンスターストライク』がトップに立った。この月は、「DREAMDAZE Ⅱ」を開催するとともに、TVアニメ『【推しの子】』との初コラボを開催した月だった。Google Playにおいては7月15日から12日間にわたった首位をキープするなど31日中17日で首位となるなど好調だった。Sensor Tower(センサータワー)は、24年6月の実績と比べて収益は37％伸びたとの推計を行っている。  

また、この月は、HoYoverseの都市ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』が3位にランクイン。ヒット作品を連発するHoYoverseの新作ということで前評判が高く、リリース翌日にはApp Storeセールスランキングで首位を獲得した。PlayStation Storeの7月のダウンロードランキングでも首位となっており、スマートフォンだけでなく、コンソールゲーム機でも利用されていることが伺える。 　

このほか、3.5周年のイベントを開催した『ブルーアーカイブ』が12位にランクアップした。App StoreやGoogle Playのセールスランキングでも首位を取るなど目立った活躍を見せていた。

■24年8月

2024年8月のアプリストア売上ランキングは、『Fate/Grand Order(FGO)』が首位を獲得した。アプリ内課金売上高は、前月(2024年7月)の実績に比べて280％増と大きな伸びを見せた。リリース9周年を記念した各種イベント・キャンペーンに加えて、8月中旬より開催した「水着イベント」がユーザーから好評で、売上を大きく伸ばしたようだ。「水着イベント」を盛り上げる参加応援イベントを複数回行うなど事前の盛り上げる取り組みも一役買ったとみられる。 

順位を上げるタイトルが多いが、その中でも目立った活躍を見せたのは、バンダイナムコエンターテインメント『ONE PIECE バウンティラッシュ』だろう。5.5周年を記念したイベントに加えて、全世界1.5億ダウンロードを記念したキャンペーンを行ったことが売上アップの原動力となったようだ。前月に比べて195％伸びたとのこと。Steam版の配信も決定したとのことで、一層の活躍が期待される。

このほか、プロ野球スピリッツシリーズ20周年を記念したイベントを開催した『プロ野球スピリッツA』が60％増、「MARVEL」コラボを開催した『パズル＆ドラゴンズ』も38％増と伸びた。また、前月首位だった『モンスターストライク』についても順位を1つ落としたものの、売上を7％伸ばしたとSensor Towerは推計している。

■24年9月

24年9月のストアセールスランキングは、FirstFun『ラストウォー：サバイバル』が首位を獲得した。この月は、周年タイトルのランキングアップが目立った。前月から3.5周年イベントを開催した『ウマ娘 プリティーダービー』が3位にランクアップしたほか、リリース5周年を迎えた『ドラゴンクエストウォーク』も12ランクアップの4位に入った。

このほか、「指名手配」シリーズイベント「飛霄」「モゼ」らが登場するVer.2.5をリリースした『崩壊：スターレイル』が6位、伝説の超サイヤ人ブロリーが登場するイベントやドッカンフェスなどを開催した『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』も18ランクアップの7位に入った。両タイトルともセールスランキングで複数日で首位を獲得した。

■24年10月

2024年10月のアプリストアセールスランキングは、MIXI<2121>『モンスターストライク』が首位に立った。リリース11周年を記念したイベントやキャンペーンのほか、ガンダムシリーズとのコラボイベントを開催しており、売上を伸ばしたようだ。収益は20.9％伸びたとのこと。 

またガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>『パズル&ドラゴンズ』も1位には離されたものの、収益を82％伸ばした。TVアニメ「呪術廻戦」と『デジモンアドベンチャー』とのコラボを積極的に開催していた。 

このほか、KONAMI『プロ野球スピリッツA』も10.3％の収益成長を達成し、4位に浮上した。大谷翔平選手を起用したテレビCMのほか、大谷選手を始めとする世界へ挑んだ名選手たちが登場する「2024 OB ワールドチャレンジャー」を開催した。　

※こちらはSensor Tower(センサータワー)の協力で制作した記事です。

■24年11月

2024年11月の国内ゲームアプリ売上ランキング(App StoreとGoogle Playの合算値)は、ポケモンとクリーチャーズ、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>による『Pokémon TCG Pocket(ポケポケ)』が首位を獲得した。Sensor Tower(センサータワー)によると、2位のタイトルの課金高の倍以上の金額を記録したと推計している(具体的な推計値についてはSensor Towerに問い合わせてほしい)。

同タイトルは、11月においてはApp Storeで28日間、Google Playでも24日間首位を獲得するなど圧倒的な強さを誇った。「IPコラボと周年を組み合わせるなど、かなり強めの施策を打っても首位が取れなかった。これほど強いとは思わなかった」(外資系ゲーム会社のマーケター)といったぼやきも聞こえた。

【App Store】

【Google Play】

 出所：Sensor Tower(センサータワー)

また、Cygames『ウマ娘 プリティーダービー』が前月14位から4位に順位を上げたほか、11月4日にリリース2周年を迎えた『勝利の女神：NIKKE』が27ランクアップの5位と大きく伸びた。このほか、1周年を迎えた『呪術廻戦 ファントムパレード』も60ランクアップと急伸した。　

※この記事はSensor Tower(センサータワー)の協力により制作しております。

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