作った。日本列島をダーツで旅するためのWebアプリを。
↓こちらです。
筆者、実は旅行好き&出張族なので日本の色々なところへ行っているのですが、こうなると旅行にこんな悩みが出てきます。
どこへ行ったらいいのか、わからない……? 🤔🤔🤔
そうなると、誰かにランダムに決めてもらうしかなくなりますよね。
例えば、所○○ー○さんにダーツで決めてもらうとか。
いちいち世田谷に行くわけにもいかないのでWebアプリを作りました。
題して「日本列島をダーツで旅するやつ」!!!

機能は単純。
ボタンを押すと日本のどこかにダーツが飛んでいく
だけです。
都道府県や指定のエリア内だけに範囲を絞ることもできて便利。
旅行プランに行き詰まったとき、不意にどこかへ行きたくなったとき、変な旅行をしたいとき、ぜひお使いください。スマホ/PC対応なので、家でも出先で突然思いたった時でも大丈夫。
以下、詳しい紹介です。
「ダーツを投げる」を押すと、デフォルトでは日本全国のランダムな地点に飛びます。
下のプルダウンから「都道府県を選択」を選ぶと、好きな都道府県のランダムな地点へダーツを飛ばすことができます。


下のプルダウンで「地図の中心から」を選ぶと、指定の地点から半径○○km以内のランダムな地点へ飛びます。

半径はスライドバーで1~200kmまで設定できます。
円を動かしたいときは地図をスクロールした上で「再配置」ボタンを押します。
出てきたポップアップから、「Googleマップ」「地理院地図」へ移動できます。
スマホ限定ですが、「アプリを開く」で任意の地図アプリを開くこともできます。

X(Twitter)その他にリンクを共有することもできます。

機能は以上です。
シンプルに「ランダムな地点にダーツを飛ばすだけ」の単純明快なWebアプリです。
(1) ダーツを投げる
(2) 行く
(1) 「都道府県を選択」でその県を選ぶ
(2) ダーツを投げる
(1) 自宅を中心にして「地図の中心から10km」でダーツを投げる
(2)Googleマップに移動して経路を検索
(3) 歩く
(1) 10ヶ所ほどダーツを投げて履歴をエクスポート
(2)Googleマイマップなどに読み込ませる

(3) 最短一筆書き経路を探索する(してない)
(4) 行く(行ってない)
何もダーツの場所その場所に行かなくてもよいです。
拡大して周りを探してみると……なんだここは!?
そういう使い方も全然ありです。
さあ使ってみよう!!
基本的に出ません。国土地理院のデータを使って陸地上の地点しか出ないようにしています。ただし「中心から○○km」モードのみ、範囲内に海があると海上が出てしまうことがあります(仕様です)。
国土地理院のAPIを利用しており、帰属未定地などでは地名が表示されないことがあります。海の上も出ません。
履歴その他はすべて端末上に保存しており、サーバーには一切何も保存していませんのでご安心ください。
「geoURI」という技術を使っているため、未対応アプリは出ないことがあります。
携帯かどうかを画面幅で判定しているため、画面の大きい端末では出ないことがあります。またPCサイトモード等で仮想的に画面幅が広げられている場合もあるので、設定も確認してください。
地図の画像や詳細な地名の読み込みをオンラインで行っているため、通信環境が悪い場合は正常に動作しません。
構いません。ただし、地図画像についてはOpenstreetMapの規約に従ってください。
少し前に某県に友人と旅行に行った際、現地集合の関係でほぼ一日フリーとなったのですが、あいにくその県は何度か訪れたことがあり、いまいち行き先が思いつかないという事態になりました。
その際は友人から訪問先をいくつか提案してもらいサイコロの旅をして楽しく過ごしたのですが、また同じことがあった時にそんなうまくいくとは限りません。
誰の意図も入らない、完全にランダムな行き先。そこへの「移動」自体を目的にした移動。それこそが真の「「旅行」」なのではないでしょうか。
それはさておきダーツの旅なんて有名な行為、誰かがきちんとアプリにしているだろうと思いきや、意外にそうでもなかったというのが直接の動機です。
2011年ころに本家のアプリが出ていたらしいですが、現在では消滅済み。
apps.apple.com非常にいい感じなのが上のアプリ。全国ランダム検索と現在位置をもとにした「日帰り」検索があります。しかし、いくつか残念な点があります。
ランダムな旅先提案アプリとしては次の2つのようなものもありますが、ちょっと多機能&親切すぎるかなという印象。もっとストイック&シンプルにいきたい。
apps.apple.com他にWebサイトでは以下のようなものがあります。
シンプルで良いですが、文字ベースなので地図上でどんな場所なのかすぐに確認できないというのが欠点。
ということで自分で作りました。
要件は①全国ランダム ②都道府県別 ③地域を絞っての3つのランダム検索機能。あとは他の地図アプリへの連携機能。
全国・都道府県についてはなんの工夫もなく、
というモンテカルロな感じでやっています。先行研究の診断メーカーの手法が洗練されているのですが、試してみたら力技でもせいぜい4~50回の試行で当たりが出るし、現代の端末ならそこらの携帯でも100ms未満で済むので全然十分でした。半径○kmのほうはもう少しちゃんとやってます。
シェイプは国土地理院の行政区域データをQGISで単純化しています。データサイズの関係で日本全国のやつは海岸線が若干いい加減になっているほか、いずれも小さすぎる島は省いていますが、ダーツを投げる上で影響はほぼないはずです。
さすが日本、島っていうかほぼ岩みたいなのが数十万単位でシェイプに存在していてフィルタするだけでデータ容量が1/3くらいになって笑いました。ちなみにそれをやったら沖ノ鳥島が消滅したので手作業でそこだけ直しています。でshpをflatgeobufという便利形式に直してあとは適当です。

ということで、使ってみてね!
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