日本観光を楽しむすべての人へ。
EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMSは、デザインの視座から、日本観光の魅力的な体験を支えるべく生まれた新機軸のピクトグラムです。シンプルでわかりやすい造形、そして「二度目の日本」をキーワードに、従来のピクトグラムよりも日本の体験を一歩深く掘り下げた独自性あるラインアップが特徴です。
企画・制作する日本デザインセンターは、ピクトグラムを誰もが自然と目にする日本観光のインフラと捉え、そのデザイン性を追求すること、そして1人でも多くの方に使っていただくことを何よりの使命と考えています。それゆえにすべて無償公開とし、商用利用も可能です。EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMSが日本への興味・関心のキッカケとなり、日本の観光体験を少しでも豊かにできればと心から願っています。
標高3,776m、日本最高峰の独立峰。その優美な風貌は日本人のみならず、ゴッホやモネ、セザンヌといった著名な芸術家も魅了し、彼らの作品のモチーフになった。世界を見渡せば、決して高い山でないのに、心をとらえてやまないのはなぜだろう。どうしてあんなカタチしているの?反対側はどんなカタチをしているの?がたんごとん、走る電車の中、小さな男の子がまっすぐな瞳で見つめている。車窓の向こう、世界でいちばん想像力を掻き立てる山を。
400年続く、「芝居」「踊り」「音楽」が一体となった日本固有の演劇。ステージに上がるのは男性のみで、女性の役も女装した男性によって演じられるのが特徴。ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。東京銀座の歌舞伎座で鑑賞できるほか、大阪や京都などでも定期公演が行われている。「かぶき」という言葉は、「正統的・伝統的ではない」「常識破り」の意味。人気少年漫画「ONE PIECE」を題材とした演目が公演されるなんて、まさに「かぶき」だ!
座布団の上であぐらをかいて姿勢を正し、精神統一を行う、仏教の修行法の1つ。マインドフルネス効果があるとして、近年外国人観光客の間でも人気のアクティビティになっている。似ているけれど、ヨガやピラティスとも違う。目を閉じて、自分自身と向き合い続ける。けれど、何も考えないって大変だ。お腹すいたな……と思ったら「パシン!」お坊さんが手にした木の棒が、肩で大きな音を響かせた。すべてお見通しのようだ。
熱いスープに中華麺を入れて食べる、中国がルーツの麺料理。日本で独自の進化を遂げ、麺、具材、スープの味のバリエーションは無数にある。ラーメン店は全国に数万軒はあると言われ、ラーメンの専門誌やライターも存在するなど、日本人の誰もが認める国民食として愛されている。「じゃあ、締めのラーメンを食べに行こうか?」なぜ日本人はお酒を飲んだ後、ラーメンを食べに行くのだろう?あれだけ食べたはずなのに……「心は日本人」と言われるMartinが、理解できない数少ない文化の1つ。
伝統的な神事の要素を色濃く残した格闘技で、日本の国技。直径4.55mの「土俵」というエリアで、髷を結い、裸に「廻し」という用具だけを腰に巻いた2人の競技者「力士」が組みあって勝ち負けを競う。外国人力士も数多く在籍。ポール・マッカートニーなど相撲好きの外国人も多い。力士のほとんどは100kgを超える巨体。身体の小さな力士が、倍以上大きい力士に押されても、必死で耐えている。勝っても負けてもいい。身体の小さなTaroは、いつも相撲から勇気をもらう。
1945年8月6日、広島への原子爆弾投下、その爆心地に近いエリアに世界平和を願って開設された都市公園。園内には世界文化遺産の「原爆ドーム」をはじめ、被爆者を追悼する慰霊碑や原爆の悲惨さを伝える資料館などが点在。公園を歩くと随所で目に飛び込んでくるのが「折り鶴」。2歳の時に被爆した少女が、健康の回復を願って鶴を折り続けたのをキッカケに平和のシンボルとなり、国内外から多くの折り鶴が寄せられるように。その数は年間約1,000万羽。2016年、そのうちの4羽はアメリカのオバマ元大統領が自ら折ったもの。歴史はこうして進んでいく。
独自性、普遍性、柔軟性―3つの指標をもとに、デザイン開発を行ったEXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMS。特に「柔軟性」については、紙、オンスクリーン、屋外サインなど、あらゆる媒体で美しく機能することを前提に開発しています。使い方は無限大。明暗反転、多色にも対応可能ですので、さまざまな用途に活用してください。
日本観光の本質的な特徴をわかりやすく表現すべく、シンプルで美しく、親しみやすい造形を大切にしています。
日本観光の魅力を7つの体験カテゴリーに分類した、独自性のあるラインアップが特徴です。
円、四角、直線などの幾何形態を基本にしながら、抑揚のある線や面を取り入れることで、審美性と普遍性の高い造形を実現しています。
紙はもちろんオンスクリーン、サインまで、あらゆる媒体で美しく機能できるよう、「大小」「静動」にかかわらず様々な用途で使用できる柔軟性を持っています。
明暗反転、多色に対応可能です。視認性を確保するために、背景色とピクトグラムの明度差を確保することを推奨します。
色は自由に変更して使用できます。クール、シック、元気、オーガニックなど、イメージに合わせて色の組み合わせを楽しんでください。
ピクトグラムはすべて正方形のグリッドに収まるように設計。四角い枠の中に収めることを意識すると、美しくレイアウトできます。
複数のピクトグラムを並べる場合は、見やすさを担保すべく、各ピクトグラムの間に十分な隙間を空けることを推奨します。
世界中の1人でも多くの方に使っていただくために。ピクトグラムの実際の使用シーンや使ってみた感想を、「#ExperienceJapanPictograms」「#japanpict」「#ejp」などのハッシュタグを付けて、ぜひ投稿してください。皆さんの投稿は、誰かの「使ってみたい!」気持ちへ。
EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMSでは、観光にまつわるプロジェクトへの参画・協働や、ピクトグラムの新規制作依頼も承っています。EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMSをリレーして、デザインの面から日本の観光シーンを一緒に盛り上げましょう。
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