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2025年3月19日 12:00
「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス、ロビン・ライトが再び集結した「HERE 時を越えて」から、オルタナティブポスター2点が披露された。
本作は、地球上のある地点にカメラを固定し、その場所に生きる幾世代もの家族の愛と喪失、記憶と希望を描く。
オルタナティブポスターを手掛けたのは、「万引き家族」「ミッドサマー」などの日本版デザインワークを担当してきた大島依提亜氏。原作「HERE ヒア」から引用された貴重なイラストの数々を使用している。
原作は、グラフィックデザイナーのリチャード・マグワイア氏が2014年に手掛けたもので、世界20カ国以上で翻訳された300ページにもおよぶグラフィックノベル。2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞を受賞し、日本でも国書刊行会から出版され、高い評価を受けている。
映画にも踏襲された“地球の黎明期から遥かな未来までの時間の流れを、小さな部屋の一角から垣間見る”というとてつもなく壮大な原作のテーマが、大島氏の手によって2枚のビジュアルに表現された。悠久の時の中から切り取られた、さまざまな家族のかけがえのない瞬間が刻まれた印象的なアザービジュアルとなっている。
日本とアメリカ、ふたりのグラフィックデザイナーの海を越えた合作ともいえる今回のオルタナティブポスター。その完成に際して両名がコメントを寄せている。
あわせて、本作にインスパイアされたイラスト3点が披露された。イラストを描き下ろしたのは、日常風景を抒情的に捉えたイラストで「Pen」や「& Premium」などの表紙を手掛けてきた坂内拓氏、「SCREEN」や「POPEYE」などに印象的な劇画調の俳優イラストを多く寄稿してきたうえむらのぶこ氏、ポップなイラストで映画のあらすじを紹介する四コマ漫画を得意とするフクイヒロシ氏の3人。3者それぞれのタッチで本作の世界観にマッチしたイラストとなっている。
そのほか、著名人19人からの応援コメント、コメントを使用した特別映像も公開された。映画監督の山崎貴は「定点カメラで切り取ったたった一つの場所のさまざまな時代。そこでの小さな営みの積み重ねを眺め続けることで、人は自然とスクリーンの奥に自分の人生を再発見するのではないでしょうか? ゼメキス監督がまたも前例のない映画作りに取り組んでいるのを見て感服しました」とコメントを寄せた。
「HERE 時を越えて」は4月4日から公開。3月26日には、俳優・鈴木保奈美の登壇するトークショー付き試写会の開催が決定した。
マグワイア氏、大島氏のコメントは以下の通り。
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