エネルギー開発プロジェクトに関する韓国政府の政治資金2兆ウォンが、何者かのハッキングによって紛失。主人公のソ・ドンジュ（パク・ヒョンシク）が役員を務めるデサングループは、経営不振、横領、汚職の容疑をかけられ、この2兆ウォンの政府資金の紛失に関わったとされ、韓国国会の調査を受けることに。この調査を自身のキャリアアップと、いつか自身がグループを掌握できるチャンスととらえたソ・ドンジュは、グループを救い、会社にとってかけがえのない存在となるために、賄賂や恐喝といった違法手段に手を染め始める。

予告編は、ソ・ドンジュが「死にたくない。助けてください」と言いながら、血だらけのスーツ姿で、床に膝をついている様子から始まる。「俺は自信があった。愛も、出世も、うまくいくと」というソ・ドンジュのセリフ通り、ヨ・ウンナム（ホン・ファヨン）と車内で見つめ合い、キスを交わすロマンスシーンも。

しかし、それも束の間。ドンジュを権力で支配する黒幕で、厳しい表情を浮かべたヨム・ジャンソン（ホ・ジュノ）が、「不愉快だ」と厳しい言葉を投げかける。涙を浮かべるソ・ドンジュだが、夜の街を見つめる横顔は、何かを決意したような表情。「すべてを失った男の、とんでもない復讐が始まる！」というテロップの通り、彼は鋭い目を光らせながら、人を殴り、夜道でバイクをふかし、血だらけで車を運転し、「殺してやろうか？」と呟く。そこには、「サウンドトラック #1」で見せていた甘い表情からは想像もつかないパク・ヒョンシクが映し出されている。

ポスターには、暗い部屋のなかで、ソ・ドンジュ、ヨム・ジャンソン、エネルギー会社社長のホ・イルド（イ・ヘヨン）の3人が円卓を囲み、視線を投げかける様子が切り取られている。「カネと欲望が渦巻く世界で、人生を賭けたゲームが始まる」というキャッチコピーの通り、順風満帆な人生を送っていたはずのソ・ドンジュがこの先、手を染め始めるだろう巨悪の存在に、身の毛がよだつ仕上がりだ。

「埋もれた心」は2月21日から、ディズニープラスで独占配信（全16話／毎週金曜・土曜配信）。